ハッチ・ワークがEV充電サービス付き月極駐車場「アットパーキングEV」第2弾を開始

テラモーターズと協業し賃貸住宅付帯駐車場におけるEV充電設備の補助金活用支援を目指す

株式会社ハッチ・ワーク

2023年11月9日 14時00分

株式会社ハッチ・ワーク（本社：東京都港区、代表取締役社長：増田知平、以下「ハッチ・ワーク」）は、
EV充電インフラ事業「Terra Charge（読み：テラチャージ）」を展開するTerra Motors株式会社（本社：東京都港区、取締役会長徳重徹／代表取締役社長上田晃裕、以下「テラモーターズ」）と協業し、ハッチ・ワークの月極駐車場オンライン管理システム「アットパーキングクラウド」にて運営管理する、賃貸マンションスカイプラザⅡ（東京都大田区）に付帯する駐車場において、2023年11月9日からEV充電サービス付き月極駐車場「アットパーキングEV」を開始します。同サービスは2023年3月に開始したグランドプリンスホテル新高輪　国際館パミ－ル（東京都港区）に続く2例目となります。

また、本取り組みは経済産業省が定める「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金（以下「CEVインフラ補助金」）」を受け実現しました。

今後、ハッチ・ワークはCEVインフラ補助金を活用した「アットパーキングEV」の開発を進め、賃貸住宅付帯駐車場におけるEV充電設備の普及、および補助金活用のノウハウを蓄積することで、全国の賃貸管理会社に対して月極駐車場へのEV充電設備導入を支援します。

背景

日本政府は2050年のカーボンニュートラル（脱炭素）を掲げ、2035年に「ガソリン車新車販売禁止」を目標にしています。それに伴い、現在電気自動車（以下「EV」）を含めた電動車の普及率促進に注目が集まっており、経済産業省による「CEVインフラ補助金」の増額や、国内メーカーによる軽自動車を含めた新型EVの発売が相次いでいます。

日常のEV充電は、車両を使用しない夜間などに行われる「基礎充電」（自宅や事務所の駐車場など自動車の保管場所での充電）が大半を占めています。よって、自宅に駐車場があり、かつEV充電設備を設置できる場合を除き、EVを購入することが困難な状況にあります。

ハッチ・ワークは、中国、EU、米国などのEV先進国に比べて、日本のＥＶ普及が遅れている理由の一つに、月極駐車場におけるEV充電設備の整備の遅れが挙げられると考えています。また、その要因が、「EV充電設備に対しての採算性が確立されていないために、月極駐車場の所有者が設置しにくい状況であること」と判断しました。

そこで2023年3月、ハッチ・ワークはＥＮＥＯＳ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：齊藤　猛）と協業し、第1弾となるEV充電サービス付き月極駐車場「アットパーキングEV」の運営実証をグランドプリンスホテル新高輪　国際館パミール（東京都港区）の月極駐車場にて開始しました。月極駐車場オンライン管理システム「アットパーキングクラウド」による集客、並びに管理によって得た稼働実績から、この度、第2弾として賃貸住宅付帯の月極駐車場にて「アットパーキングEV」を開始する運びとなりました。尚、月極駐車場におけるCEVインフラ補助金の活用には課題が多いことから、テラモーターズの協力によって得られたノウハウを蓄積し、全国の賃貸管理会社にEV充電設備の補助金活用事例を共有することで、導入を支援していきます。

概要

ハッチ・ワークはテラモーターズと協業し、「アットパーキングクラウド」にて運営管理をする賃貸マンションスカイプラザⅡ（東京都大田区）の付帯駐車場にEV充電設備を導入し、運営実証を開始します。

賃貸マンションスカイプラザⅡは、かねてより物件の価値向上の取り組みとして、付帯する駐車場のオンライン契約・管理を「アットパーキングクラウド」により行ってきましたが、このたびハッチ・ワークのサポートによりCEVインフラ補助金を受け、テラモーターズが提供する「Terra Charge」を導入し、EV充電サービス付き月極駐車場「アットパーキングEV」をオープンします。尚、同サービスの利用は同物件の入居者に限ることなく、近隣住民に対し広く募集を行います。

【アットパーキングＥＶの実証目的】

①賃貸住宅の収益向上ノウハウ集積

②EV充電付月極駐車場の需要と適正価格検証

③EV充電付月極駐車場の募集ノウハウ集積

④補助金活用のノウハウ集積

⑤アットパーキングクラウド導入先へのEV充電化のサポート

ハッチ・ワークは、この実証を通じ、賃貸住宅付帯の駐車場をEV充電サービス付き月極駐車場にすることで得られる賃貸住宅の価値や収益の向上に関するノウハウを蓄積し、全国の賃貸管理会社に提供します。これにより、CEVインフラ補助金の活用やEV充電設備の設置を支援することで、EV普及率向上の一助になることを目指します。

【充電設備詳細】

・設置数：3基（6区画分）

・物件名:スカイプラザII

・住所:東京都大田区大森南1-24-2

・充電サービス提供会社：Terra Motors株式会社

・充電出力 3kW/200V普通充電器

「アットパーキングクラウド」のサービス内容

アットパーキングクラウドは、月極駐車場の管理業務を最大95%（※）削減し、圧倒的な集客力で稼働率を向上させる不動産会社向けの月極駐車場オンライン管理システムです。

月極駐車場検索サイト「アットパーキング」や大手不動産情報サイト「アットホーム」「LIFULL HOME'S」に同時掲載することで、反響を増やし稼働率を大幅にアップします。また、オンライン契約システムや空き待ち予約サービスで業務を自動化し、同時にユーザーの利便性を向上。さらに100％立替払いの滞納保証サービスで滞納督促の業務がなくなり、電話問い合わせの代行も可能なトータルソリューションです。

※管理台数1000台、毎月20台が入れ替わる仮定での当社のシミュレーション

（１）集客支援サービス

・月極駐車場検索サイト「アットパーキング」や大手不動産情報サイト「アットホーム」「LIFULL HOME’S」を通じて募集

・現地の募集看板からもQRからいつでも空きの有無の確認と申込が可能

（２）オンライン契約システム

・オンライン上で申込、審査、契約手続き、決済まで可能。

（３）空き待ち予約サービス

・満車の月極駐車場で空き待ち予約ができるシステム「アキマチ®」の利用が可能

（2023年6月時点の予約者数累計65,000名突破）

（４）滞納保証サービス

・滞納が発生した場合、駐車場事業者に対し最大3か月分まで100％立替払い（※）

※利用者から収納した賃料は、大手信託銀行で分別管理し全額保全措置を取っており、賃料の収納後、信託銀行から直接管理会社に送金

（５）月極専門カスタマーセンター

・専属スタッフ・専用ダイヤルを用意し問い合わせやトラブルに対応

（６）専用管理画面

・クラウド上で月極駐車場の契約や問い合わせの状況を管理

株式会社ハッチ・ワーク（https://hatchwork.co.jp）会社概要

ハッチ・ワークは、月極駐車場を管理する不動産会社の業務効率化とユーザーの利便性向上において、「月極駐車場DX推進企業」を標榜し、月極駐車場検索サイト「アットパーキング」を軸として、不動産会社向け月極駐車場オンライン管理システム「アットパーキングクラウド」を提供しています。現在は、賃貸管理系、電鉄系、JA系、コインパーキング系、住宅開発系など、全国の様々な不動産会社とユーザーが参画する月極駐車場のプラットフォームへと成長しています。

代　表　者：代表取締役社長　増田　知平

設立年月日： 2000年6月

本社所在地：東京都港区南青山2-2-8　DFビル3F

資　本　金： 1億円

主要事業：月極駐車場オンライン管理システムの開発・提供、月極駐車場検索サイトの運営など