メディア業種のXキャンペーンはリポスト中央値7,350件で最も低い、他業種の3分の1

hashoutが2026年1〜6月にXで観測したいいね5,000件以上のキャンペーン2,600件を分析。メディア141件はリポスト中央値が他業種の0.33倍と最も低く、コラボグッズも伸びませんでした。

株式会社hashout

SNS分析レポートサービス「SocialReport」を提供する株式会社hashoutは、2026年1月から6月にXで観測した、告知投稿がいいね5,000件以上を獲得したプレゼントキャンペーン2,600件(全数)を対象に、業種別の拡散実績を集計しました。その結果、メディア業種のキャンペーン141件は、リポスト数の中央値が7,350件と、それ以外の業種(中央値22,158件)の0.33倍にとどまり、業種のなかで最も低い水準であることが分かりました。

調査に使用したツール

SNS分析レポートサービス「SocialReport」
https://socialreport.jp

「拡散が伸びにくい業種」という結果の背景を、賞品の傾向とあわせて見ていきます。

実施数は年前半が中心

メディアのキャンペーンは1月の48件をピークに、月を追うごとに落ち着いていきました。5月は6件と少なく、実施のタイミングに偏りが見られます。

メディア業種の月別キャンペーン数推移(2026年1月〜6月)

リポスト中央値は業種で最も低い

メディア業種のリポスト数の中央値は7,350件で、メディア以外の業種(中央値22,158件)のおよそ3分の1でした。表示回数の中央値(426,407回・他業種の0.82倍)やいいね数の中央値(0.76倍)も他業種を下回っており、拡散・到達・反応のいずれの面でも控えめです。

メディアと他業種のリポスト数中央値の比較(2026年1月〜6月・n=2,600)

メディア業種の告知は、ゲーム情報サイトなど特定の情報系アカウントが多くを占めており、フォロワーは熱心でも、記事やコンテンツの消費が主で、キャンペーンをリポストで広げる動きにはつながりにくいと考えられます。プレゼント企画そのものより、日々の情報発信が主役の業種だと言えそうです。

賞品の中心はコラボグッズだが拡散は伸びず

メディアの141件を賞品種別で見ると、コラボグッズが79件と全体の半数以上を占めました。ただし、そのリポスト数の中央値は6,967件と低水準です。Amazonギフト券26件も中央値6,011件にとどまりました。

メディア業種内 賞品種別ごとのリポスト数中央値(主な3種別・2026年1月〜6月)

作品やキャラクターと結びついたコラボグッズは、ファンにとって魅力的な賞品であるはずですが、メディア業種の文脈ではリポストによる拡散にまではつながりにくいようです。応募して当てる、というより、好きな情報源として日常的にフォローされているアカウントの性質が影響していると考えられます。

キャンペーンを検討する企業への示唆

これらの数字は、メディア業種でキャンペーンを設計する企業にとって、いくつかの判断材料になります。まず、この業種はリポストによる拡散が伸びにくいため、キャンペーンの成果をリポスト数だけで測ると、実力を過小評価してしまうおそれがあります。表示回数やサイトへの送客、フォロワーとの継続的な接点といった、拡散以外の指標も合わせて評価することが大切です。

賞品についても、拡散の最大化を狙うのか、既存ファンへの還元や engagement の維持を狙うのかを整理したうえで選ぶ必要があります。メディアというカテゴリーの強みは瞬間的な拡散よりも、継続的な関係性にあると捉えると、キャンペーンの位置づけも定まりやすくなります。

調査を終えて

今回の集計で見えたのは、メディア業種が「拡散型のキャンペーンとは相性が異なる」という点です。リポストで大きく広がることは少なくとも、情報源として日々フォローされる関係性そのものが、この業種の資産だと考えられます。数字の大小を業種横断で比べるだけでなく、その業種のアカウントがフォロワーとどんな関係を築いているのかまで踏まえて評価することが、キャンペーンを正しく捉える鍵になります。SocialReportは、こうした業種横断の実測データを通じて、キャンペーン設計の判断を数字で支えていきます。

【調査概要】

調査主体: 株式会社hashout(SNS分析レポートサービス「SocialReport」)

調査方法: SocialReportが収集した公開投稿データの統計分析

対象期間: 2026年1月1日〜2026年6月30日

対象: X上で観測した、告知投稿がいいね5,000件以上を獲得したプレゼントキャンペーン 2,600件(全数。うちメディア業種141件)

※本調査結果を引用する際は「SocialReport調べ」と明記ください

会社概要

株式会社hashoutは、SNS分析レポートサービス「SocialReport」の開発・提供およびSNSマーケティング支援を手がける企業です。X(旧Twitter)・Instagramを対象に、ハッシュタグキャンペーンの集計、競合アカウント調査、クライアントレポートの作成をワンストップで効率化するサービスを提供しています。また、AI・SNS・ゲーム・ガジェットなど、Xで話題のテックカルチャーを発信するメディア「shiritomo(https://hashout.jp/)」も運営しています。

SocialReportについて

SocialReportは、代理店・インハウスマーケター向けのSNS分析レポートサービスです。Instagram・X(旧Twitter)に対応し、ハッシュタグキャンペーンの集計、競合アカウント調査、URL共有に対応したクライアントレポートの作成をワンストップで効率化します。料金は月額39,800円からです。

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会社概要

株式会社hashout

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URL
https://hashout.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都豊島区東池袋2-60-2 池袋パークハイツ2F
電話番号
03-6403-9825
代表者名
落合 匠
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2017年06月