「骨太方針2023」発表を受け、AI時代のリスキリングプログラムを開発

「リスキリング×人材紹介」で、成長産業への人材移動を加速

ポート株式会社

2023年6月19日 15時30分

ポート株式会社（代表取締役社長CEO：春日博文、所在地：東京都新宿区、以下「当社」）は、2023年６月16日に発表された「骨太方針2023」における「リスキリングの強化」、「成長産業への人材移動」等を通じた「労働市場改革」という大方針に伴い、AI時代に不可欠なクラウドサーバーのインフラエンジニア育成プログラムを年内に開始し、リスキリング後に人材紹介による成約支援モデル「リスキリング×人材紹介」のリーディングカンパニーとして、更なる国策の推進に努めてまいります。

概要

当社は「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、社会課題に対して、テクノロジー×リアルで解決していくことを目指し、人材採用、販促における成約支援事業を展開しております。人材支援サービスでは、国内最大級の就活ノウハウ情報プロダクト「キャリアパーク！」や、国内最大級の就活生向け企業口コミ情報プロダクト「就活会議」を運営しており、新卒層の75%以上（※1）が会員となっています。

現在、各産業でデジタル化が推進されている中、それを担う人材が不足しており、2030年に45万人（※2）のIT人材不足が起きるといわれております。そこで、岸田内閣の最重要政策の一つである「デジタル田園都市国家構想」においても、「デジタル人材の育成・確保」を主要な施策と位置づけ、2026年度末までに230万人の育成を行うことを掲げております。（※3）また、2022年10月３日の岸田首相の所信表明では、リスキリング支援に５年で１兆円を投じるとされております。（※4）

そしてこの度、2023年６月16日に「経済財政運営と改革の基本方針2023　加速する新しい資本主義～未来への投資の拡大と構造的賃上げの実現～」（骨太方針2023）が閣議決定、発表され、「人への投資の強化」が掲げられました。（※5）

「骨太方針2023」において、人への投資の強化を通じて、労働市場改革を目指すとされており、特に、「リ・スキリングによる能力向上支援」、「成長分野への労働移動の円滑化」が示されておりますが、これらは当社のこれまで取り組んでいる事業の拡大をさらに後押しするものであると認識しています。

当社では、ユーザーが無料でカリキュラムを受講でき、デジタル人材育成×企業に人材紹介で収益をあげる事業モデルという他社と大きく差別化したスクールを運営しています。当社運営スクール「ネットビジョンアカデミー」は、就職会員データを有効活用した既卒・第二新卒向けのサービスの一つとして、業界未経験者が最短２ヵ月でネットワークエンジニアの資格（※6）を取得後、就職を支援する事業となり、政府の「デジタル人材の育成・確保」の方針に基づき、今後５年で5,000名のデジタル人材輩出を目指し、当事業の拡大スピードを上げるため、段階的な投資を実行し組織体制の強化等も図って参りました。

この度の「骨太方針2023」で示された「成長分野への労働移動の円滑化」という国の方針を当社においても更に進めていくためにも、今後確実に必要されてくる成長分野に関するリスキリングプログラムの拡充を進めていく方針を発表します。

まず第一弾として、クラウドサーバーにおけるインフラエンジニアへのリスキリングプログラムを年内に開始することとします。具体的には、世界でも最も包括的に利用されているクラウドサービスの一つAWS(Amazon Web Services)に関する初期的資格を取得可能なプログラムを開発し、それらを通じてこれまで以上にリスキリングの幅を広げることで、ユーザー数の拡大を見込みます。当社のリスキリング対象の幅を広げ、ユーザー数が拡大されることは、結果として当社に大きな収益インパクトを生み出します。

ITエンジニア領域は、技術者不足が喫緊の課題となっておりますが、AI、DX、5Gの普及等、テクノロジーの進化に伴い、今後もさらに需要が拡大されることが想定されます。当社は、「リスキリング×人材紹介」におけるリーディングカンパニーとして、更なる国策推進に向けて取り組んでまいります。

※1：2022年３月期通期決算資料

※2：経済産業省　IT人材需給に関する調査

※3：内閣官房　デジタル田園都市国家構想実現会議

※4：首相官邸　第二百十回国会における岸田内閣総理大臣所信表明演説

※5：経済財政運営と改革の基本方針2023（骨太方針2023）

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2023/2023_basicpolicies_ja.pdf

※6：ネットワークエンジニアの資格であるCCNA(Cisco Certified Network Associate)の取得を支援