睡眠時無呼吸症候群(SAS)は“太った人”の病気?53.5%が「自分は対象外」と答えたSASに関する意識調査
「肥満」「いびき」「飲酒」のイメージの陰で、「やせ型」や「子ども」の発症リスクが見過ごされがちに。正しい知識でサインの発見を
日中の強い眠気や重大な疾患を引き起こす睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、「太った人の病気」という偏ったイメージが先行し、自身のリスクを見過ごしている潜在的な当事者が多く存在します。そこで、一般社団法人 いびき無呼吸改善協会は、全国の一般男女200名を対象に「睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関するイメージ・知識の実態調査」を実施。その結果、SASは「肥満の人」や「いびきが大きい人」がなりやすいというイメージが極めて強い一方で、実際には発症リスクのある「やせ型」や「子ども」には起こりにくいと誤解されている実態が浮き彫りになりました。本調査のデータから世間に根付く当事者像のズレを可視化することで、「自分や家族は関係ない」という無意識の見落としに警鐘を鳴らし、誰もがなり得る身近な疾患として正しく向き合うためのヒントを提示します。
調査背景
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりする病気です。一般的には「太った中年男性がなるもの」「いびきがうるさいだけの問題」といったイメージが根強く存在します。しかし実際には、あごの小さい「やせ型の人」や、「女性」「子ども」「高齢者」など、体型や年齢・性別を問わず誰にでも起こり得る病気です。この事実が十分に認知されていないことで、「自分は太っていないから」と受診を後回しにし、発見や治療が遅れるケースが少なくありません。こうした誤解の実態を可視化し、正しい知識による健康リテラシーの向上と、身近なリスクへの気づきにつなげるため、本調査を実施しました。
調査サマリー
-
「睡眠時無呼吸症候群」について、いびきや呼吸停止に関係することは知っている人が72.0%
-
SASになりやすいイメージは「太っている人・肥満の人」が27.6%でトップ、次いで「いびきが大きい人」20.6%
-
SASになりにくいと誤解されているのは「やせ型・標準体型の人」22.2%、「いびきをかかない人」18.9%が上位
-
自身がSASである可能性について、「あまりない」「まったくない」と回答した人が合わせて53.5%に上る
-
SASの正しい情報源としては、「医師・専門医の解説」34.2%、「医療機関・専門協会の公式サイト」27.5%など専門家からの情報が求められている
詳細データ
Q1:「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」について、どの程度知っていますか?

-
いびきや呼吸停止に関係することは知っている:72.0%
-
名前は聞いたことがある程度:17.5%
-
症状や治療法まで詳しく知っている:10.0%
-
全く知らない・聞いたことがない:0.5%
→ ほとんどの人がSASの名前や「いびき・呼吸停止」という主要な症状について認知している一方で、「症状や治療法まで詳しく知っている」と回答した人は1割にとどまりました。病名そのものの知名度は高いものの、根本的な原因や幅広いリスクに関する深い理解には至っていない現状がうかがえます。
Q2:SASに「なりやすい」というイメージがあるのは、どのような人ですか?

-
太っている人・肥満の人:27.6%
-
いびきが大きい人:20.6%
-
お酒をよく飲む人:14.9%
-
中年〜高齢の男性:14.4%
-
生活習慣が乱れている人:13.8%
-
その他:8.7%
→ 「肥満」「いびきが大きい」「飲酒」といった、世間一般のステレオタイプなイメージが色濃く反映される結果となりました。病気のメカニズムを知らなくても、視覚的なイメージやテレビ等のメディアで作られたイメージが先行して定着していることがわかります。
Q3:SASに「なりにくい」というイメージあるのは、どのような人ですか?

-
やせ型・標準体型の人:22.2%
-
いびきをかかない人:18.9%
-
子ども:16.4%
-
お酒を飲まない人:13.7%
-
若い世代:12.1%
-
その他:16.7%
→ 実際には「あごが小さい」などの骨格的特徴により「やせ型」でも、また「子ども」でもSASになる可能性がありますが、多くの人が「可能性が低い」と誤解しています。体型や年齢によるこの思い込みが、初期症状を見落とす大きな要因になりやすいことが示唆されます。
Q4:あなた自身は、ご自分がSAS(睡眠時無呼吸症候群)の可能性があると思いますか?

-
あまりないと思う:46.0%
-
少しは可能性があると思う:38.5%
-
可能性が高いと思う:8.0%
-
まったくないと思う:7.5%
→ 自分自身の疾患リスクについて、「あまりない」「まったくない」を合わせると半数以上(53.5%)に上ります。Q2およびQ3の結果から見られるように、「自分は太っていないから」「女性だから」といった思い込みにより、無意識のうちに「自分は対象外である」と判断してしまっている人も多いかもしれません。
Q5:自分や家族のSASについて、正しい情報はどこから得たいですか?

-
医師・専門医の解説:34.2%
-
医療機関・専門協会の公式サイト:27.5%
-
かかりつけ医からのアドバイス:16.7%
-
テレビ・新聞などのマスメディア:8.4%
-
SNS・動画などネット上の情報:5.5%
-
その他:7.7%
→ SNSやマスメディアよりも、医師や医療機関といった「専門家による信頼できる情報」を求める声が圧倒的多数を占めました。自身の健康に直結する疾患であるため、手軽なネット情報よりもエビデンスに基づいた正確な知識が求められていることが明確に表れています。
調査結果のまとめ
今回の調査から、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は「太った人の病気」というイメージが極めて強く、「やせ型」や「子ども」は対象外であるという誤解が広く蔓延していることが明らかになりました。この「当事者像の誤解」は、「自分には関係ない」という思い込みを生み、受診や早期発見を遅らせる大きな要因となり得ます。SASは、放置すれば日中のパフォーマンス低下や命に関わる合併症を引き起こす重大な疾患です。特定のイメージや体型にとらわれず、誰もがなり得る病気として正しい知識を持ち、少しでも睡眠の質や日中の不調が気になる場合は医療機関に相談することが重要です。
一般社団法人 いびき無呼吸改善協会のコメント

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、いびきや肥満の有無にかかわらず、骨格(日本人に多いあごの小ささなど)や加齢、女性ホルモンの変化などによって、誰にでも起こり得る身近な病気です。放置すると日中の強い眠気や集中力の低下を招くだけでなく、心疾患などの重大なリスクにもつながります。「自分はやせているから」「いびきをかかないから」という思い込みは、隠れた疾患を見逃し、治療の機会を逃す要因になりかねません。重要なのは、典型的なイメージだけで自分や家族を“対象外”と決めつけないことです。日々の睡眠に少しでも不安を感じたら、まずは専門機関へご相談ください。当協会では、こうしたイメージの偏りをなくし、誰もが自身の健康状態を正しく見つめ直すきっかけとなるよう、引き続き正しい情報の発信と啓発活動に取り組んでまいります。
調査概要
-
調査主体:一般社団法人 いびき無呼吸改善協会
-
調査期間:2026年6月23日〜2026年6月24日
-
調査対象:全国の一般男女
-
調査方法:インターネットによるアンケート調査
-
有効回答数:200名
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- 医療・病院フィットネス・ヘルスケア
- ダウンロード
