保育総合ICT「ルクミー」が愛知県常滑市が運営する保育施設に導入されました
保育現場の業務負荷を軽減し、保育者が働きやすい環境作りに貢献します
テクノロジーの力で保育や子育てに関する社会課題を解決するユニファ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:土岐泰之、以下「ユニファ」)が提供する保育総合ICTサービス「ルクミー」が、2024年12月より愛知県常滑市が運営する保育施設11園に導入される予定です。
1:導入の概要について
■ 保育現場における課題・導入背景
保育施設は働きながら子育てをする人達の社会インフラとして重要な役割を担っていますが、全国の保育士の有効求人倍率は約2.5倍と、全職種平均(約1.4倍)と比較すると依然として高い水準で推移※1しており、「保育士不足」は深刻な社会課題のひとつです。
また、保育士資格を有しながら保育士として働いてない“潜在保育士”は約100万人※2と、保育士有資格者全体の約60%を占めていますが、その主因は長時間労働や業務負荷の大きさとされています※3。こうした課題を解決するため、保育者が働きやすい環境を構築することが急務であり、ICTを活用した保育現場のDXが求められています。
愛知県常滑市においても、保育現場においてテクノロジーをうまく活用しながら、保育者が働きやすい環境作りを目指し「ルクミー」の導入に至りました。
■ 導入サービス
今回導入されたのは、保育関連業務の業務負荷の軽減から保育の質向上までをワンストップで支援する以下の「ルクミー」のサービス群です。
(a)記録・確認業務の負担軽減
・ルクミークラスボード:クラス運営に必要なさまざまな情報を一元管理できるサービス。連絡帳と登降園と連携することで、体温・睡眠・食事・排便等の記録、お迎え予定等が記録されます。
・ルクミー連絡帳:保育施設と保護者の連絡をスムーズにするサービス。体温や食事等の記録はクラスボードから自動で転記します。
・ルクミーおたより:保育施設からのおたより・お知らせを保護者へ確実にスピーディに一斉送信できるサービス。
・ルクミー園児メモリー:園児の基本情報や成長記録、発達記録などを一元管理できるサービス。
(b)写真を使った保育の振り返り
・ルクミーフォト:専用アプリで撮影すると、写真のアップロードやクラス分け、販売、決済、プリントまで自動化される写真販売サービス。
・ルクミードキュメンテーション:ルクミーフォトと連携し、保育の振り返りを手間なく行えるサービス。
(c)健康管理
・ルクミー午睡チェック(手入力):専用アプリに手入力で乳幼児のお昼寝(午睡)中の体の向きを記録するサービス。
(d)園・施設の運営支援
・ルクミー登降園:園児の登降園時間を記録・管理するサービス。
2.ルクミーおよびユニファについて
■ 保育総合ICTルクミーとは (https://lookmee.jp/)
保育者の業務は、こどもたちの登降園管理やお昼寝(午睡)時の見守り、保育日誌や保育計画の作成、保護者や自治体へ提出する書類作成、保育者のシフト管理まで、非常に多岐にわたります。 「ルクミー」シリーズは、登降園状況や検温、睡眠、食事、排便等のデータや、ルクミーフォトで撮影した写真が自動で集約され、帳票や連絡帳へ自動転記されます。また、ルクミー午睡チェックにより、センサーが体動を検知、アプリが体の向きを自動記録します。なお、ルクミー午睡チェックは、業界シェアNo.1※4を獲得しています。これにより、保育関連業務をDX(デジタル・トランスフォーメーション)し、業務負荷の大幅な削減を実現し、保育者の心と時間のゆとりの創出を目指します。また、創出できた時間によって保育者にとって重要なこどもと向き合う時間を増やし、写真ドキュメンテーション作成機能の提供により、保育者同士でこどもたちの成長に関する気づきをさらに共有しやすい環境を作り、豊かなコミュニケーションを増やします。これらを通じて、保育者のやりがいの創出や保育の質の向上にも貢献します。これまでのサービス利用数は累計で20,000超であり、約70の自治体へ導入されています※5。
■ ユニファ株式会社(https://unifa-e.com/)
ユニファは、保育・育児関連の社会課題解決を目指す“Childcare-Tech”領域のスタートアップです。「家族の幸せを生み出すあたらしい社会インフラを世界中で創り出す」をパーパス(存在意義)に、IoTや生成AI等の最新のテクノロジーを活用した保育支援サービス「ルクミー®」を開発・提供しています。「スマート保育園®・スマート幼稚園®・スマートこども園®」構想を通じて、子育てしながら働きやすい豊かな社会作りに貢献しています。2017年にStartup World Cup初代チャンピオンに選出を初め、これまでに著名なアワードを複数受賞している他、2021年にJ-Startup 、2023年10月にはJ-Startup Impact に選定されています。また、2022年10月に設立された一般社団法人インパクトスタートアップ協会の代表理事を務めているほか、一般社団法人こどもDX推進協会の理事も務めています。
■ 会社概要
会社名: ユニファ株式会社
代表取締役CEO: 土岐 泰之
設立: 2013年
所在地: 東京都千代田区永田町2-17-3 住友不動産永田町ビル 1F
企業URL: https://unifa-e.com/
※1:保育士の有効求人倍率推移(こども家庭庁 令和4年10月現在)https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/317fa7d2/20230401_policies_hoiku_05.pdf
※2:令和4年版厚生労働白書-社会保障を支える人材の確保
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/1-01.pdf
※3:令和2年度「保育の現場・職業の魅力向上に関する報告書」
https://www.mhlw.go.jp/content/11922000/000677598.pdf
※4:デロイト トーマツ ミック経済研究所「ミックITリポートMonthly」2023年10月号「午睡チェックセンサー市場における有力ベンダーの導入実績比較分析」より。2022年度における累計センサー出荷台数、累計利用園児数、累計導入施設数それぞれで一位を獲得。https://mic-r.co.jp/micit/
※5:2024年9月時点。自社調べ。
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