Craif、がん研究会有明病院との乳癌に関する共同研究成果を第31回 日本乳癌学会学術総会にて発表
Craifは今後も、がん治療最適化に向けた新しい取り組みを広く届けることで、当社のミッションである“人々が天寿を全うする社会の実現”に挑戦してまいります。
■共同研究概要
miRNAは微小な機能性核酸であり、細胞内で制御機能のバランスを保ち生物の恒常性を維持する一方で、その発現量の異常は細胞のがん化をはじめ種々の疾患と関連することが報告されています。ヒトでは2,000以上のmiRNAが発見されており、がん種によって発現miRNAに特有のパターンがあることがわかっています。
その中で尿中miRNAはがんの非侵襲的診断バイオマーカーとして応用できると考えられています。将来的には検診などがんの早期診断や治療効果の評価、治療後の再発診断に有用であると期待されておりますが、乳癌領域におけるmiRNAの臨床的意義は解明されていませんでした。
本研究は「原発性乳癌における尿中マイクロRNAの臨床的意義」を目的として検討し、尿中から原発性乳癌のバイオマーカーとなるmiRNAを同定し、乳癌を識別可能なモデルを構築した結果を報告しました。
■ 第31回 日本乳癌学会学術総会について
・開催期間:2023年6月29日(木)~2023年7月1日(土)
・開催地:パシフィコ横浜ノース
・公式ホームページ:https://www.congre.co.jp/jbcs2023/index.html
■ Craifについて
Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP™(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifではNANO IP™を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設⽴:2018年5⽉
資本⾦:1億円(2023年3⽉20日現在)
事業:がん領域を中⼼とした疾患の早期発⾒や個別化医療、次世代検査研究・開発、がんリスク検査マイシグナル®︎の提供
本社:文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F
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