メディパルホールディングス、富士通のAIで倉庫内ピッキング作業を効率化し物流機能を最適化
医療・ヘルスケア領域の人手不足や環境負荷軽減などの社会課題解決に貢献
株式会社メディパルホールディングス(注1)(以下、メディパル)は、物流センター内の作業オーダーの組合せと作業順序を最適化する2つのAIアルゴリズム(国際特許出願済)を備えた富士通株式会社(注2)(以下、富士通)のクラウドサービス「Picking Optimizer(ピッキングオプティマイザー)( https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/logistics/product/pickingoptimizer/ )」を導入し、2023年3月より運用を開始しました。
メディパルは、2020年11月より、連結対象の完全子会社である株式会社メディセオ(注3)の医療用医薬品などを取り扱う高機能物流センター、神奈川ALC(エリア・ロジスティクス・センター)において、「Picking Optimizer」を用いたピッキング作業の実証実験を行い、ピッキング作業者の総移動距離を最大22.6%削減するなど、その有効性が確認できたため、このたび同センターへの導入決定に至りました。本導入を皮切りに、順次、ピースピッキングシステム(注4)を採用している8カ所のALCに展開していきます。
メディパルは、「医療と健康、美」を支える国内最大級のヘルスケア物流プラットフォームの実現を目指して、物流改革を推進しており、今後、他地域にあるALCへの「Picking Optimizer」の展開をはじめ、富士通のICTを活用することで、高機能物流センターのさらなる効率化の早期実現を目指します。
富士通は今後も、メディパルのDX(デジタルトランスフォーメーション)パートナーとして、経営課題解決や、環境負荷軽減などの取り組みに貢献していきます。
メディパルでは、人的作業の効率化、および庫内作業の省人化を目的として物流機能の最適化や自動化を推進しています。2009年に神奈川ALCでEDI(注5)物流対応型の完全得意先別梱包(得意先オーダー別ピッキング)の運用を開始し、その後、各地域で展開しています。2023年中の阪神ALCの稼働開始により、欠品や間違いのない安全・安心な高機能物流網が全国をカバーする予定です。
【 「Picking Optimizer」の特長 】
「Picking Optimizer」は、物流センター内の出荷作業において、一人のピッキング作業者が同時に複数の出荷先への商品をピッキングするマルチオーダーピッキング作業を最適化し、センター内ピッキング作業効率を向上させる富士通のサービスです。本サービスには、富士通独自の2つのAIアルゴリズムを用いた最適化エンジンが搭載されています。ひとつは、マルチオーダー組合せ最適化アルゴリズムにより、同一商品をまとめてピッキング可能とし、作業者がピッキングの際に立ち寄る場所や回数を最小限にします。もうひとつは、作業順序最適化アルゴリズムにより、ピッキング作業順序を制御することで物流センター内の集中(渋滞)を回避します。
【 実証実験の内容 】
神奈川ALCで行った実証実験では、ピースピッキングシステムにおいて3,000行のデータと28人の作業者で、①現行システムでの作業と②「Picking Optimizer」を仮導入したピッキングデータでの作業の2つを行い比較しました。
双方の作業における移動距離の実測値を比較した結果、②は①に対して移動距離を最大22.6%削減することができました。神奈川ALCは管轄エリアの医療機関などに対して、一日平均約7万行の出庫作業を行っており、このピッキングの生産性向上は作業時間の短縮による夜間作業の軽減など働き方改革にも効果的だと考えられます。
【 今後の展開 】
メディパル
「Picking Optimizer」の神奈川ALCへの導入を皮切りに、ピースピッキングシステムを採用している8カ所のALCへ順次展開する予定です。また、富士通と連携し、他地域のALCにおいてもICTを活用することで、さらなる効率化の早期実現を目指します。
富士通
富士通は、メディパル向けに、今回の「Picking Optimizer」導入に加え、AI技術を活用したほかのサービスによる支援の検討も開始しています。また、ロジスティクス領域へのAI活用を促進し、医療・ヘルスケア領域の物流最適化や、社会課題解決、環境負荷軽減に貢献していきます。
【 商標について 】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
【 注釈 】
注1 株式会社メディパルホールディングス:
本社 東京都中央区、代表取締役社長 渡辺 秀一
注2 富士通株式会社:
本社 東京都港区、代表取締役社長 時田 隆仁
注3 株式会社メディセオ:
本社 東京都中央区、代表取締役社長 今川 国明、事業内容 医療用医薬品等卸売事業
注4 ピースピッキングシステム:
注文に対して該当する商品を出荷最小単位で在庫から集める(ピッキングする)ためのシステム
注5 EDI:
Electronic Data Interchange、電子データ交換
【 本件に関するお問い合わせ 】
富士通コンタクトライン(総合窓口)
電話 0120-933-200
受付時間: 9:00~12:00および13:00~17:30(土・日・祝日・当社指定の休業日を除く)
お問い合わせフォーム(https://contactline.jp.fujitsu.com/customform/csque04802/873532/)
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
メディパルは、2020年11月より、連結対象の完全子会社である株式会社メディセオ(注3)の医療用医薬品などを取り扱う高機能物流センター、神奈川ALC(エリア・ロジスティクス・センター)において、「Picking Optimizer」を用いたピッキング作業の実証実験を行い、ピッキング作業者の総移動距離を最大22.6%削減するなど、その有効性が確認できたため、このたび同センターへの導入決定に至りました。本導入を皮切りに、順次、ピースピッキングシステム(注4)を採用している8カ所のALCに展開していきます。
メディパルは、「医療と健康、美」を支える国内最大級のヘルスケア物流プラットフォームの実現を目指して、物流改革を推進しており、今後、他地域にあるALCへの「Picking Optimizer」の展開をはじめ、富士通のICTを活用することで、高機能物流センターのさらなる効率化の早期実現を目指します。
富士通は今後も、メディパルのDX(デジタルトランスフォーメーション)パートナーとして、経営課題解決や、環境負荷軽減などの取り組みに貢献していきます。
【 背景 】
医療用医薬品等卸売事業では、必要なときに必要な量の医薬品などを安全・安心・確実にお届けする社会インフラとしての重要な役割を担っています。現在は、少子高齢化を背景とした、労働人口の減少の影響を受けており、従業員の労働生産性の向上が重要な課題となっています。また、ESG・SDGsの観点からは、より環境負荷の少ない事業運営が求められており、さらには顧客ニーズに応えた効率的な流通体制を構築することで、新型コロナウイルス感染症で増大する医療機関の負担を軽減することなども期待されています。メディパルでは、人的作業の効率化、および庫内作業の省人化を目的として物流機能の最適化や自動化を推進しています。2009年に神奈川ALCでEDI(注5)物流対応型の完全得意先別梱包(得意先オーダー別ピッキング)の運用を開始し、その後、各地域で展開しています。2023年中の阪神ALCの稼働開始により、欠品や間違いのない安全・安心な高機能物流網が全国をカバーする予定です。
【 「Picking Optimizer」の特長 】
「Picking Optimizer」は、物流センター内の出荷作業において、一人のピッキング作業者が同時に複数の出荷先への商品をピッキングするマルチオーダーピッキング作業を最適化し、センター内ピッキング作業効率を向上させる富士通のサービスです。本サービスには、富士通独自の2つのAIアルゴリズムを用いた最適化エンジンが搭載されています。ひとつは、マルチオーダー組合せ最適化アルゴリズムにより、同一商品をまとめてピッキング可能とし、作業者がピッキングの際に立ち寄る場所や回数を最小限にします。もうひとつは、作業順序最適化アルゴリズムにより、ピッキング作業順序を制御することで物流センター内の集中(渋滞)を回避します。
【 実証実験の内容 】
神奈川ALCで行った実証実験では、ピースピッキングシステムにおいて3,000行のデータと28人の作業者で、①現行システムでの作業と②「Picking Optimizer」を仮導入したピッキングデータでの作業の2つを行い比較しました。
双方の作業における移動距離の実測値を比較した結果、②は①に対して移動距離を最大22.6%削減することができました。神奈川ALCは管轄エリアの医療機関などに対して、一日平均約7万行の出庫作業を行っており、このピッキングの生産性向上は作業時間の短縮による夜間作業の軽減など働き方改革にも効果的だと考えられます。
【 今後の展開 】
メディパル
「Picking Optimizer」の神奈川ALCへの導入を皮切りに、ピースピッキングシステムを採用している8カ所のALCへ順次展開する予定です。また、富士通と連携し、他地域のALCにおいてもICTを活用することで、さらなる効率化の早期実現を目指します。
富士通
富士通は、メディパル向けに、今回の「Picking Optimizer」導入に加え、AI技術を活用したほかのサービスによる支援の検討も開始しています。また、ロジスティクス領域へのAI活用を促進し、医療・ヘルスケア領域の物流最適化や、社会課題解決、環境負荷軽減に貢献していきます。
【 商標について 】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
【 注釈 】
注1 株式会社メディパルホールディングス:
本社 東京都中央区、代表取締役社長 渡辺 秀一
注2 富士通株式会社:
本社 東京都港区、代表取締役社長 時田 隆仁
注3 株式会社メディセオ:
本社 東京都中央区、代表取締役社長 今川 国明、事業内容 医療用医薬品等卸売事業
注4 ピースピッキングシステム:
注文に対して該当する商品を出荷最小単位で在庫から集める(ピッキングする)ためのシステム
注5 EDI:
Electronic Data Interchange、電子データ交換
【 本件に関するお問い合わせ 】
富士通コンタクトライン(総合窓口)
電話 0120-933-200
受付時間: 9:00~12:00および13:00~17:30(土・日・祝日・当社指定の休業日を除く)
お問い合わせフォーム(https://contactline.jp.fujitsu.com/customform/csque04802/873532/)
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
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