【葛飾北斎「蛸と海女」図も登場！】細見美術館「美しい春画ー北斎・歌麿、交歓の競艶ー」後期展示は10月16日（水）より開始

北斎の春画作品の中で最も有名な「蛸と海女」の図で知られる『喜能会之故真通』も登場

株式会社京都新聞社

2024年10月11日 15時30分

京都・岡崎にある細見美術館では、「美しい春画ー北斎・歌麿、交歓の競艶ー」（細見美術館・京都新聞など主催）を開催中です。

精選された美麗な春画約70件を紹介する本展では、会期中に展示替え・頁替えを行います。

10月16日（水）からは後期展示が始まります。

後期展示では、北斎の春画作品の中で最も有名な「蛸と海女」の図で知られる『喜能会之故真通』も登場！

まだご覧になっていない方はもちろん、すでに前期展示を鑑賞した方にもお楽しみいただけます。

是非この機会に、美しい春画の世界をお楽しみください。

葛飾北斎『喜能会之故真通』より（部分）「蛸と海女」【10月16日～ 10月31日】個人蔵【頁替あり】　文化11年(1814年)

※「蛸と海女」の頁が見られるのは10月16日（水）～31日（木）まで

展覧会概要

人間の性愛を描いた「春画」は、男女の姿がおおらかに、時にユーモアをもって描かれています。江戸時代には「笑い絵」とも呼ばれ、浮世絵の普及とともに、大名から庶民まで貴賤を問わず、男女対等に楽しまれました。
本展は、版画・版本の作品に加え、特に1点ものである「肉筆春画」に焦点をあて、これまで書籍などでその存在は知られながらも、美術館での展示が叶わなかった作品を中心に紹介します。中でも、葛飾北斎の幻の名品「肉筆浪千鳥」は、1976年にパリで展示されて以来、長らく公開されず、今回、日本の美術館では初の展示となります。
春画は個人の密かな楽しみというこれまでの常識を覆す喜多川歌麿の大作や、海外から里帰りを果たした作品約20件を含む、精選された美麗な春画約70件を心ゆくまでご堪能ください。

※本展は18歳未満の方は入場いただけません。