Vantage GT3がIMSA、ブリティッシュGT、ニュルブルクリンク24時間、パイクスピークで新境地に到達

  • The Heart of Racing、ワトキンズグレン4度目のクラス優勝で2025年シーズン初勝利

  • Vantage GT3、ADACラベノール・ニュルブルクリンク24時間ではトップ10入り

  • ドイツで24時間にわたって繰り広げられる名門クラシックレースでPROsport RacingとWalkenhorst Motorsportがクラス表彰台を獲得

  • Aston Martin Vantage GT4は世界に名高いパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで初のクラス優勝

  • ジョニー・アダムが20勝目を挙げてブリティッシュGT史上最多優勝を記録する一方、Blackthornがスパ・フランコルシャンでシリーズ初優勝

2025年6月23日、ゲイドン(英国)

IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第6戦サーレンズ・グレン6時間レースにてThe Heart of Racing(THOR)が劇的な逆転優勝を勝ち取り、トム・ギャンブル(英国)、ザック・ロビション(カナダ)、キャスパー・スティーブンソン(英国)がシーズン初のIMSA GTDクラス優勝を果たしました。

 

ニューヨークにある世界的に有名な元グランプリサーキットのワトキンズグレンは、米国を拠点とするTHORとアストンマーティンVantage GT3が近年好成績を収めてきた場であり、今回は2022年以降GT ProとGTDを合わせたIMSA GTクラスで4度目の優勝となります。

 

THORチーム代表のイアン・ジェームズは次のように述べています。「本当に素晴らしい日です!GTDマシンも、クルーも、ドライバーも、皆が実力を発揮できました。ヴィクトリーレーンに戻ることができてとてもうれしく思います。ワトキンズグレンはこれまでも良い思い出のある場所ですが、今回もうれしい結果となりました」

 

ロビションはレースをポールからスタートしましたが、全体でフルコースイエロー(FCY)が9回も発生するような波乱のレースであった上に序盤で大雨に見舞われたため、番狂わせを避けるには集中力を保つ必要がありました。次々と困難が襲う中、ロビションは2時間目以降先頭を維持した状態で中盤のスティーブンソンに交代しました。

 

スティーブンソンは激戦クラスで3位を巡って競り合ってライバル車と接触し、その後巻き返しを図りますが、次々と降りかかるFCYで何度かポジションを失う場面も見られました。

 

残り2時間で再度発令されたFCY中に交代したギャンブルは、8番手から猛反撃を開始します。脱落や相次ぐFCYにも助けられ、FIA世界耐久選手権(WEC)でアストンマーティンTHORチームのValkyrieのドライバーとしても活躍するギャンブルは終盤には2位を争うまでに浮上します。決着のきっかけとなったのは、ライバル車のスピンでした。レース終了前10分の最後のFCYでTHORの巧みな燃料節約戦略が功を奏し、最終的にはこれが決定打となって、先頭のLexusが最後のラップで燃料切れに陥るとギャンブルが優勝を手にすることになりました。

 

ギャンブルは次のように述べています。「その時点では、2位に甘んじるしかないと思っていました。レースに勝ったことが信じられない思いです。この週末、Vantageがどれほど速いかを実感していましたし、ずっと好調だったので、少しがっかりしていたところでした。最終ラップでLexusが減速しはじめたのが見えたときには、興奮のあまり我を失わないようにするのが大変でした。やっとIMSAで優勝でき、最高の気分です」

 

ギャンブルとスティーブンソンにとって、今回はロレックス・デイトナ24時間とセブリング12時間の表彰台獲得に続く、THORおよびIMSAでの初の優勝になります。

 

新記録

アストンマーティンのワークスドライバー、ジョニー・アダム(英国)は日曜日、主に英国で開催されるブリティッシュGTの第5戦スパ3時間レースでBlackthornのチームメイト、ジャコモ・ペトロベッリと共に優勝を果たし、ブリティッシュGT史上最多の優勝を記録したドライバーとなりました。

 

今回の優勝はスコットランド出身のアダムにとって20回目のブリティッシュGT優勝であり、アダムは同チャンピオンシップで唯一の5度のタイトル獲得に向け、前進することになります。2015年、2016年、2018年、2019年のこれまでのタイトル獲得はすべてアストンマーティンのマシンで達成したもので、アダムはVantage GT3が2012年に登場して以来、すべてのバージョンで ブリティッシュGT優勝を果たしています。

 

チームが初めて獲得したポールポジションからのスタートを土台に成し遂げた今回の圧倒的な優勝は、SROが主催するブリティッシュGTにおけるVantage GT3最新バージョンの初の総合優勝でもあります。また、ペトロベッリとBlackthornチームにとっては、このクラスにおける初めての優勝になります。Blackthornは、37.5ポイントを獲得した今回の優勝で4つ目の表彰台を獲得して2位に浮上し、シリーズのトップに立つチームにわずか2ポイント差で迫ります。

 

アダムが初のブリティッシュGTタイトルを獲得した際のチームであるBeachdean Motorsportも、チームオーナーのアンドリュー・ハワードとチームメイトのトム・ウッドの見事な走りによって、スパでGT3 Silver Amクラス優勝を決めました。

 

ニュルブルクリンク24時間では表彰台獲得

先週末開催されたADACラベノール・ニュルブルクリンク24時間では、パートナーチームのPROsport RacingとWalkenhorst Motorsportがそれぞれクラス表彰台を獲得し、 アストンマーティンVantage GT3は8年ぶりのトップ10入りを果たしました。

 

PROsport Racingは前世代のVantageで、スティーブン・パレット(フランス)、マレク・ベックマン(ドイツ)、ニコ・バスティアン(ドイツ)が周囲の混乱を避けて総合5位まで浮上した後、最終的に7位でフィニッシュし、SP9 Pro-Amクラス2位を獲得しました。チームにとってはこれまでで最も高い総合順位であり、恐るべき4.0 リッターV8 ツインターボエンジンを搭載したアストンマーティンのマシンがトップ10に入るのも、2019年にVantage GT3の系統にこのエンジンが導入されて以来初めてのことになります。

 

Walkenhorst Motorsportでは、SP9 Proクラスに投入した最新世代Vantage GT3の34号車でマッティア・ドゥルディ(イタリア)、クリスチャン・クログネス(ノルウェー)、デビッド・ピタード(英国)、ニッキ・ティーム(デンマーク)のワークスドライバー勢が表彰台獲得を狙えるペースを見せ、アストンマーティンの自己ベスト記録更新かとも思われましたが、総合3位を走っていた日曜日の夜明け前に、技術トラブルが発生しました。

 

一方、ヘンリー・ウォルケンホルスト、ヨルグ・ブリューワー、シュテファン・アウスト、クリスチャン・ボルラトのドイツ勢で固めた姉妹車のVantage 30号車は、SP9 Amクラスを2位でフィニッシュしました。

 

新しい頂点

同じ週末、世界に名高いパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムでは、特別開発のアストンマーティンVantage GT4が本格的な初挑戦に挑み、ウルトラ・ラグジュアリーなロードカーと同じ、実績ある接着アルミシャシーを中心に組み立てられた機械的アーキテクチャを採用した競技車両に、新境地を開きました。

 

アストンマーティン・レーシングのスタッフの指導と支援の下、大会初参戦のスティーブン・ウェッテラウ(米国)は、BBI Autosportの最新世代のVantageで「パイクスピークGT4トロフィー・バイ・ヨコハマ」クラスにおいて圧倒的な存在感を見せつけ、予選では最も速いペースでポールポジションを獲得しました。

 

ポールのおかげで最高のスタート順を獲得したウェッテラウは、最終的にはクラス2位に約10秒の差を付けるタイムで総合27位に入り、馬力もダウンフォースも高いライバル車両がひしめく中でアストンマーティンは2025年大会のクラス優勝者に名を連ねることになりました。

 

アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者のアダム・カーターは次のように述べています。「この週末は、Vantageが全方面で輝かしい成績を収めた週末でした。ニュルブルクリンク24時間は例年非常に厳しいレースであり、クラス表彰台を2つも獲得できたのは見事な成果ですし、Proのマシンもレース前半のパフォーマンスには心強いものを感じました。ジョニー・アダムには、ブリティッシュGTにおける記録に祝辞を送りたいと思います。ジョニーには当然の栄誉です。彼はアストンマーティンにとって素晴らしいアンバサダーであり、卓越したワークスドライバーでもあります。The Heart of RacingはIMSAにおいて着実に成果を出すチームとなっており、ワトキンズグレンで特に力を発揮できるようで、今年もまさにその好例のような結果となりました。最後に、パイクスピークでのスティーブン・ウェッテラウのクラス優勝にも触れたいと思います。このような大会でのVantageの優勝は、その多才さと乗りやすさを示すもので、このレースでの成功をとても喜んでいます」

 

 

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アストンマーティン・ラゴンダについて

アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。

 

ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。

 

英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。

 

ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。

 

2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。

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会社概要

Aston Martin Japan合同会社

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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区北青山1-2-3 青山ビルディング12F
電話番号
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代表者名
カール・ベイリス
上場
未上場
資本金
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設立
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