仏・ロレアルグループが6年連続でCDPトリプルA評価を獲得 気候変動、森林保全、水セキュリティにおける環境対策のリーダーシップが評価
世界最大の化粧品メーカーである仏・ロレアルグループ(本社:パリ)は、現地時間12月7日(火)、世界的な環境NGO CDPより、企業のサステナビリティにおけるリーダーシップが評価され、気候変動対策、森林保全活動、水セキュリティ対策の全分野で権威ある「Aリスト」を獲得したことを発表しました。
ロレアルは、6年連続でトリプルA スコアを獲得している唯一の企業です。今年はCDPのアンケートを通じて提出された約12,000社のデータが評価対象となりました。ロレアルは、気候変動、森林保全、水セキュリティへの実証可能な取組みを通じて、企業の環境に対する野望、行動、透明性において世界をリードしています。ロレアルグループは、持続可能な社会に関する長年のコミットメントに基づき、サステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を始動、2030 年に向けた野心的な目標を設定し、環境科学に基づいた「地球の限界」の枠内における事業活動展開にコミットしています。
CDPが毎年実施している環境情報の開示と評価のプロセスは、企業の環境透明性のゴールドスタンダードとして広く認知されています。2021年には、110兆米ドル以上の資産を持つ590以上の投資家と、5兆5千億米ドルの調達額を持つ200の主要購買者が、CDPのプラットフォームを通じて環境影響、リスク、機会に関するデータを開示するよう企業に要請し、記録的となった13,000社が回答しました。
CDPでは、詳細かつ独立した手法を用いてこれらの企業を評価し、情報開示の包括性、環境リスクの認識と管理、野心的で意義のある目標設定など、環境リーダーシップに関連するベストプラクティスの実証に基づいて、A~D-のスコアを用いて評価します。
ロレアルグループの最高経営責任者(CEO)ニコラ・イエロニムスは次のようにコメントしています。「ロレアルのパーパスは、『世界をつき動かすような美の創造』です。つまり、環境へのコミットメントを達成することが、成功の重要な尺度となります。6年連続でCDPによるトリプルA 評価を受けた世界で唯一の企業となったことは、大変な名誉であり、地球温暖化との戦いを続けていくことを約束するものです。今年は14社がトリプルA評価を獲得しましたが、これは集合的に変革をもたらす強力な力となることを象徴しています。私たちは共に、世界で最も差し迫った環境問題に立ち向かうために、さらに先へそして速く前進し続けなければなりません。最後に、当グループの社会貢献活動チームと、エグゼクティブコミッティ・メンバーで最高社会責任者(CCRO)兼 ロレアル財団エグゼクティブ・ヴァイスプレジデントであるアレクサンドラ・パルトのリーダーシップに敬意を表したいと思います」
CDPのCEOであるポール・シンプソン氏は次のように述べています。「本年度のAリスト企業すべてにお祝い申し上げます。環境情報開示や環境対策において先駆的であることは、民間企業の事業活動の内で最も評価されるべきものの一つであり、COP26の開催とIPCC第6次評価報告書の公表のあった本年においては、なおさらそう言えます。気候変動、森林減少、水不足に起因するビジネスリスクは甚大であり、行動を起こすことにより不作為のリスクを凌ぐことができます。民間企業の先駆的な取り組みは、さらなる政府の取り組みを促し、延いては、ネットゼロで自然環境に配慮した公平な経済の実現に向けた世界規模での目標設定に寄与します。私どものAリストは、今日の行動により、そうした将来経済で秀でる準備のできている企業を称賛するものです」
今年のCDP Aリストに選出された企業の全リストならびに他の公開スコアは下記に掲載されています。
https://www.cdp.net/en/companies/companies-scores
***
ロレアルについて https://www.loreal.com/en/
ロレアルは、100 年以上にわたって美に専念してきました。35[i]の多様で補完的なブランドからなる独自の国際的なポートフォリオにより、グループは 2020 年に 279 億 9000 万ユーロの売上高を達成し、世界中で 85,400 人の従業員を雇用しています。世界有数のビューティーカンパニーで あるロレアルは、マス市場、百貨店、調剤薬局・ドラッグストア、ヘアサロン、トラベルリテール、ブランドリテール、E コマースなど、あらゆる流通ネットワークに展開しています。 研究とイノベーション、そして 4,000 人の研究専任チームは、ロレアルの戦略の中核であり、世界中の美への熱望を叶えるために活動していま す。ロレアルは、2030 年に向けてグループ全体で意欲的な持続可能な開発目標を掲げ、より包括的でサステナブルな社会に向けてエコシステム を強化 することを目指しています。
日本ロレアルについて https://www.loreal.com/ja-jp/japan/
ロレアルは 1963 年から日本で事業を開始し、1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。 2020 年末時点 での社員数は、2,491 人、2021 年 12月現在の取り扱いブランドは 18 です。化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。1983年に日本に研究開発拠点を置き、現在、日本ロレアルリサーチ&イノベーションセンター(川崎市・溝の口)として、日本をはじめ、アジアの研究開発の中心的な役割を担っています。200名以上の研究者を有し、うち女性研究者は56%を占めています。
CDPについて
CDPは、企業や自治体を対象とした世界的な環境情報開示システムを運営する国際環境非営利団体です。CDPは、2000年に英国に設立され、110兆米ドルを超える資産を保有する590強の投資家と協働し、資本市場と企業の調達活動を介して、企業に環境情報開示、温室効果ガス排出削減、水資源保護、森林保護を他に先駆けて働きかけてきました。2021年、世界の時価総額の64%強に相当する13,000強の企業と1,100強の自治体を含む世界の14,000強の組織が、CDPを通じて環境情報を開示しました。CDPは、TCFDに完全に準拠した世界最大の環境データベースを保有しており、CDPスコアはゼロカーボンで持続可能な耐性のある経済の実現に向けて投資や調達の意思決定を促すために広く利用されています。CDPは、科学に基づく目標イニシアティブ、We Mean Business連合、The Investor Agenda、ネットゼロ・アセットマネージャーズ・イニシアティブの創設メンバーです。詳しくは、次のサイトを参照ください。https://www.cdp.net/en
ロレアル・フォー・ザ・フューチャーについて https://www.loreal.com/en/commitments-and-responsibilities/for-the-planet/
ロレアルは、2030 年に向け新たなサステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を 2020 年 6 月 に始動 しまし た。この中でロレアルは「地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)」に基づいて、気候、水、生態系、 自然資源など 全てのインパク トに関して、新しい定量的な目標値を導入し、事業の変革を目指しています。これらの新しい目標値は、ロレア ルの直接的な取り組みに とどまらず、サプライヤーや製品を使用する消費者までを網羅しています。 気候分野では、ロレアルで は 2030 年に向けて、製品におけ る温室効果ガスの排出量をすべてのスコープにおいて 50%削減 する ことを掲げています。 「Business Ambition for 1.5℃(1.5℃目標)」 メンバーとして、ロレアルは 2025 年にはカーボン・ニュートラルを実現します。 その他の戦略的なコミットメントと共に、2030 年まで に工業プロセスで使用される水は 100%リサイクル、 再利用を目指しま す。また森林破壊を抑制するために処方やパッケージに用いられ るバイオベース原料 のすべてが、再生可能で、かつトレーサブ ルなものに切り替えられます。さらに、世界的に最もひっ迫した環境問題 と社会的課題に取り組むべく、生態系破壊の回復とサー キュラー・エコノミーに特化したインパクト投資に1億ユーロを充当するほか、 困難な立場にいる女性支援のための5千万ユーロ の慈善寄付基金を立ち上げました。詳細はプレスリリース (2020 年 6 月 26 日)http://bit.do/loreal-jp-press-20200626 をご参照ください。
[i] L’ORĒAL Annual Report 2020 に基づく
ロレアルは、6年連続でトリプルA スコアを獲得している唯一の企業です。今年はCDPのアンケートを通じて提出された約12,000社のデータが評価対象となりました。ロレアルは、気候変動、森林保全、水セキュリティへの実証可能な取組みを通じて、企業の環境に対する野望、行動、透明性において世界をリードしています。ロレアルグループは、持続可能な社会に関する長年のコミットメントに基づき、サステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を始動、2030 年に向けた野心的な目標を設定し、環境科学に基づいた「地球の限界」の枠内における事業活動展開にコミットしています。
CDPが毎年実施している環境情報の開示と評価のプロセスは、企業の環境透明性のゴールドスタンダードとして広く認知されています。2021年には、110兆米ドル以上の資産を持つ590以上の投資家と、5兆5千億米ドルの調達額を持つ200の主要購買者が、CDPのプラットフォームを通じて環境影響、リスク、機会に関するデータを開示するよう企業に要請し、記録的となった13,000社が回答しました。
CDPでは、詳細かつ独立した手法を用いてこれらの企業を評価し、情報開示の包括性、環境リスクの認識と管理、野心的で意義のある目標設定など、環境リーダーシップに関連するベストプラクティスの実証に基づいて、A~D-のスコアを用いて評価します。
ロレアルグループの最高経営責任者(CEO)ニコラ・イエロニムスは次のようにコメントしています。「ロレアルのパーパスは、『世界をつき動かすような美の創造』です。つまり、環境へのコミットメントを達成することが、成功の重要な尺度となります。6年連続でCDPによるトリプルA 評価を受けた世界で唯一の企業となったことは、大変な名誉であり、地球温暖化との戦いを続けていくことを約束するものです。今年は14社がトリプルA評価を獲得しましたが、これは集合的に変革をもたらす強力な力となることを象徴しています。私たちは共に、世界で最も差し迫った環境問題に立ち向かうために、さらに先へそして速く前進し続けなければなりません。最後に、当グループの社会貢献活動チームと、エグゼクティブコミッティ・メンバーで最高社会責任者(CCRO)兼 ロレアル財団エグゼクティブ・ヴァイスプレジデントであるアレクサンドラ・パルトのリーダーシップに敬意を表したいと思います」
CDPのCEOであるポール・シンプソン氏は次のように述べています。「本年度のAリスト企業すべてにお祝い申し上げます。環境情報開示や環境対策において先駆的であることは、民間企業の事業活動の内で最も評価されるべきものの一つであり、COP26の開催とIPCC第6次評価報告書の公表のあった本年においては、なおさらそう言えます。気候変動、森林減少、水不足に起因するビジネスリスクは甚大であり、行動を起こすことにより不作為のリスクを凌ぐことができます。民間企業の先駆的な取り組みは、さらなる政府の取り組みを促し、延いては、ネットゼロで自然環境に配慮した公平な経済の実現に向けた世界規模での目標設定に寄与します。私どものAリストは、今日の行動により、そうした将来経済で秀でる準備のできている企業を称賛するものです」
今年のCDP Aリストに選出された企業の全リストならびに他の公開スコアは下記に掲載されています。
https://www.cdp.net/en/companies/companies-scores
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ロレアルについて https://www.loreal.com/en/
ロレアルは、100 年以上にわたって美に専念してきました。35[i]の多様で補完的なブランドからなる独自の国際的なポートフォリオにより、グループは 2020 年に 279 億 9000 万ユーロの売上高を達成し、世界中で 85,400 人の従業員を雇用しています。世界有数のビューティーカンパニーで あるロレアルは、マス市場、百貨店、調剤薬局・ドラッグストア、ヘアサロン、トラベルリテール、ブランドリテール、E コマースなど、あらゆる流通ネットワークに展開しています。 研究とイノベーション、そして 4,000 人の研究専任チームは、ロレアルの戦略の中核であり、世界中の美への熱望を叶えるために活動していま す。ロレアルは、2030 年に向けてグループ全体で意欲的な持続可能な開発目標を掲げ、より包括的でサステナブルな社会に向けてエコシステム を強化 することを目指しています。
日本ロレアルについて https://www.loreal.com/ja-jp/japan/
ロレアルは 1963 年から日本で事業を開始し、1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。 2020 年末時点 での社員数は、2,491 人、2021 年 12月現在の取り扱いブランドは 18 です。化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。1983年に日本に研究開発拠点を置き、現在、日本ロレアルリサーチ&イノベーションセンター(川崎市・溝の口)として、日本をはじめ、アジアの研究開発の中心的な役割を担っています。200名以上の研究者を有し、うち女性研究者は56%を占めています。
CDPについて
CDPは、企業や自治体を対象とした世界的な環境情報開示システムを運営する国際環境非営利団体です。CDPは、2000年に英国に設立され、110兆米ドルを超える資産を保有する590強の投資家と協働し、資本市場と企業の調達活動を介して、企業に環境情報開示、温室効果ガス排出削減、水資源保護、森林保護を他に先駆けて働きかけてきました。2021年、世界の時価総額の64%強に相当する13,000強の企業と1,100強の自治体を含む世界の14,000強の組織が、CDPを通じて環境情報を開示しました。CDPは、TCFDに完全に準拠した世界最大の環境データベースを保有しており、CDPスコアはゼロカーボンで持続可能な耐性のある経済の実現に向けて投資や調達の意思決定を促すために広く利用されています。CDPは、科学に基づく目標イニシアティブ、We Mean Business連合、The Investor Agenda、ネットゼロ・アセットマネージャーズ・イニシアティブの創設メンバーです。詳しくは、次のサイトを参照ください。https://www.cdp.net/en
ロレアル・フォー・ザ・フューチャーについて https://www.loreal.com/en/commitments-and-responsibilities/for-the-planet/
ロレアルは、2030 年に向け新たなサステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を 2020 年 6 月 に始動 しまし た。この中でロレアルは「地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)」に基づいて、気候、水、生態系、 自然資源など 全てのインパク トに関して、新しい定量的な目標値を導入し、事業の変革を目指しています。これらの新しい目標値は、ロレア ルの直接的な取り組みに とどまらず、サプライヤーや製品を使用する消費者までを網羅しています。 気候分野では、ロレアルで は 2030 年に向けて、製品におけ る温室効果ガスの排出量をすべてのスコープにおいて 50%削減 する ことを掲げています。 「Business Ambition for 1.5℃(1.5℃目標)」 メンバーとして、ロレアルは 2025 年にはカーボン・ニュートラルを実現します。 その他の戦略的なコミットメントと共に、2030 年まで に工業プロセスで使用される水は 100%リサイクル、 再利用を目指しま す。また森林破壊を抑制するために処方やパッケージに用いられ るバイオベース原料 のすべてが、再生可能で、かつトレーサブ ルなものに切り替えられます。さらに、世界的に最もひっ迫した環境問題 と社会的課題に取り組むべく、生態系破壊の回復とサー キュラー・エコノミーに特化したインパクト投資に1億ユーロを充当するほか、 困難な立場にいる女性支援のための5千万ユーロ の慈善寄付基金を立ち上げました。詳細はプレスリリース (2020 年 6 月 26 日)http://bit.do/loreal-jp-press-20200626 をご参照ください。
[i] L’ORĒAL Annual Report 2020 に基づく
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