「ART IN THE OFFICE 2015」選出作品が完成
マネックス証券株式会社(以下「マネックス証券」)の「ART IN THE OFFICE」プログラムにおける本年度の選出作品、蓮沼昌宏(はすぬままさひろ)氏の「新しい昔話」が、このたび、マネックス証券本社オフィス内に完成いたしましたのでお知らせいたします。
「ART IN THE OFFICE」プログラムは、2008年よりマネックス証券の親会社であるマネックスグループ株式会社が開始し、2010年よりマネックス証券主催で開催しているもので、本年度は88点の応募作品案から蓮沼氏の作品案が選出されました。
■完成作品およびアーティスト
1. 作品「新しい昔話」について
昔話の「続き」を新たに創ることをテーマとした「新しい昔話」は、蓮沼氏がマネックス証券社員との交流を通して、約2週間かけて本プログラムのために制作したオリジナル作品です。屏風絵をイメージした4枚のキャンバスには、今実際に小笠原諸島に生まれつつある新しい島と、そこに辿りついた空想のアリ達の物語が表現されています。制作期間中には、社員に「島とアリ」の物語のワンシーンを自由に描いてもらうワークショップが行われ、その際に描かれたドローイングが本作品の随所に取り入れられています。新しい物語を紡ぐ本作品の試みは、常に未来を見つめて「一歩先の未来の金融」の創造を目指すマネックス証券の企業理念とも共鳴します。
3. 蓮沼昌宏氏コメント
お話をつくるにあたって、その出典元や根拠みたいなものを社員の方たちと一緒に探索できたことが何よりの経験でした。自分一人だけで探しものをするのではなく、これが探しものかもしれませんよ、と手伝っていただいた思いです。社員の方々との交流の一環で、島とアリの物語のワンシーンを描いていただくワークショップを行いました。そのなかである方が描いたシーンに「アリの運動会」がありました。そこではアリがピンクのくす玉を転がしています。そのピンクのくす玉が、完成作品ではマグマの玉となり、アリがくす玉のようにそれをコロコロ転がし、話が進むという具合につながっていきました。
制作現場だったプレスルームの机に、ちょっとした絵を描くスペースを設けたところ、社員の方々がふらっと来てはお話のシーンを描き足し、最終日には60枚以上を超えるシーンが作業用の壁一面に貼られました。そのこと自体も嬉しいのですが、訪れる人にとって、ある意味では仕事の合間の息抜きや社交の場になったことも、滞在制作ならではの出来事でした。
絵は、新しくできた島の煙にアリが乗って、煙の上をトコトコ歩いて探検するという荒唐無稽とも受け止められる内容ですが、一年間このプレスルームに展示されます。その時間を経て、やがて、新しい昔話になることを祈っています。
■「ART IN THE OFFICE」プログラム
本プログラムは、現代アートの分野で活動する新進アーティストの支援を目的として、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]の運営協力を得て、マネックス証券が企画・主催しております。公募により選出された1名(1組)のアーティストに対し、社内のプレスルーム(会議室)を応募作品の発表の場として約1年間提供します。選出されたアーティストには30万円の賞金および10万円の制作費が支払われます。また、本プログラムによる作品は、マネックスグループ株式会社のアニュアルレポートなどに掲載される予定です。
2012年には、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2012年度グッドデザイン賞」(Gマーク)を「展示会・見本市」のカテゴリーで受賞いたしました。
また、近年は過去の開催で審査員として参加したことをきっかけに、本プログラムに共感し、自社で公募プログラムやアートプロジェクトを発足した企業もあり、「ART IN THE OFFICE」の活動は広がりを見せています。
完成作品を含む本年度プログラムの詳細及び過去作品につきましては、マネックス証券ウェブサイト(http://www.monex.co.jp)をご覧ください。
【マネックス証券株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
「ART IN THE OFFICE」プログラムは、2008年よりマネックス証券の親会社であるマネックスグループ株式会社が開始し、2010年よりマネックス証券主催で開催しているもので、本年度は88点の応募作品案から蓮沼氏の作品案が選出されました。
(写真上)作品が展示されているプレスルーム
(写真 下)「ART IN THE OFFICE 2015」作品蓮沼昌宏「新しい昔話」■完成作品およびアーティスト
1. 作品「新しい昔話」について
昔話の「続き」を新たに創ることをテーマとした「新しい昔話」は、蓮沼氏がマネックス証券社員との交流を通して、約2週間かけて本プログラムのために制作したオリジナル作品です。屏風絵をイメージした4枚のキャンバスには、今実際に小笠原諸島に生まれつつある新しい島と、そこに辿りついた空想のアリ達の物語が表現されています。制作期間中には、社員に「島とアリ」の物語のワンシーンを自由に描いてもらうワークショップが行われ、その際に描かれたドローイングが本作品の随所に取り入れられています。新しい物語を紡ぐ本作品の試みは、常に未来を見つめて「一歩先の未来の金融」の創造を目指すマネックス証券の企業理念とも共鳴します。
2. 蓮沼昌宏氏プロフィール
1981年東京都生まれ、千葉県育ち。美術作家。2010年東京芸術大学大学院博士課程修了。絵画やアニメーション、写真を表現手段とし、物語やイメージの自律性、夢の不思議さへの関心を作品化している。これまで越後妻有里山現代美術館[キナーレ] 2014夏企画展「全ての場所が世界の真ん中-1/100,000の妻有」展(新潟県)、「原始感覚美術祭2014」(長野県)等に参加。2015年7月新潟県で開催される「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」に出展予定。
3. 蓮沼昌宏氏コメント
お話をつくるにあたって、その出典元や根拠みたいなものを社員の方たちと一緒に探索できたことが何よりの経験でした。自分一人だけで探しものをするのではなく、これが探しものかもしれませんよ、と手伝っていただいた思いです。社員の方々との交流の一環で、島とアリの物語のワンシーンを描いていただくワークショップを行いました。そのなかである方が描いたシーンに「アリの運動会」がありました。そこではアリがピンクのくす玉を転がしています。そのピンクのくす玉が、完成作品ではマグマの玉となり、アリがくす玉のようにそれをコロコロ転がし、話が進むという具合につながっていきました。
制作現場だったプレスルームの机に、ちょっとした絵を描くスペースを設けたところ、社員の方々がふらっと来てはお話のシーンを描き足し、最終日には60枚以上を超えるシーンが作業用の壁一面に貼られました。そのこと自体も嬉しいのですが、訪れる人にとって、ある意味では仕事の合間の息抜きや社交の場になったことも、滞在制作ならではの出来事でした。
絵は、新しくできた島の煙にアリが乗って、煙の上をトコトコ歩いて探検するという荒唐無稽とも受け止められる内容ですが、一年間このプレスルームに展示されます。その時間を経て、やがて、新しい昔話になることを祈っています。
■「ART IN THE OFFICE」プログラム
本プログラムは、現代アートの分野で活動する新進アーティストの支援を目的として、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]の運営協力を得て、マネックス証券が企画・主催しております。公募により選出された1名(1組)のアーティストに対し、社内のプレスルーム(会議室)を応募作品の発表の場として約1年間提供します。選出されたアーティストには30万円の賞金および10万円の制作費が支払われます。また、本プログラムによる作品は、マネックスグループ株式会社のアニュアルレポートなどに掲載される予定です。
2012年には、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2012年度グッドデザイン賞」(Gマーク)を「展示会・見本市」のカテゴリーで受賞いたしました。
また、近年は過去の開催で審査員として参加したことをきっかけに、本プログラムに共感し、自社で公募プログラムやアートプロジェクトを発足した企業もあり、「ART IN THE OFFICE」の活動は広がりを見せています。
完成作品を含む本年度プログラムの詳細及び過去作品につきましては、マネックス証券ウェブサイト(http://www.monex.co.jp)をご覧ください。
【マネックス証券株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
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