インバウンド購買意欲指数(2024年第3四半期)の結果について
~訪日旅行の夏季需要が落ち着き、現状判断は低下~
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:池田 雅一)と株式会社インジェスター(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:呉 希昌)は、全国の小売店を訪れる訪日外国人観光客の購買意欲について測定する指数「インバウンド購買意欲指数」の2024年第3四半期の結果を、下記のとおりまとめました。
◆ 2024年第3四半期の動向について
・現状水準DIは、前四半期差で-4ポイントの69とやや低下した。
・現状判断DIは、前四半期差で-5ポイントの66とやや低下した。
・先行き判断DIは、前四半期差で±0ポイントの72と横ばいであった。
◆ インバウンド購買意欲指数について
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訪日外国人観光客によって生じる購買の動向を的確かつ迅速に把握し、関係分野における経営判断、景気判断等の参考資料とすることを目的として開発された指数です。
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調査は毎月2回、月中と月末時点としており、アンケート回収期間はその後の1週間としています。
株式会社インジェスターが全国の小売店に派遣している販売員を調査対象とし、各店舗で取り扱われている全ての商品を調査対象品目としています。訪日外国人観光客による購買意欲の動向を敏感に察知できるよう、店頭で訪日外国人の接客を担当する者を調査客体としています。
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主な調査事項は下記の3項目です。
> 訪日外国人観光客による購買意欲の水準に対する現状判断(水準)
> 前月と比較した訪日外国人観光客による購買意欲の方向性に対する現状判断(方向性)とその理由
> 訪日外国人観光客による購買意欲の先行きに対する先行き判断(方向性)とその理由
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調査客体から収集した判断内容を下表のとおり点数化し、その平均値を最低0点から最大100点となる指数(Diffusion Index、DI)として示しています。そのため、この指数では50より大きいほど「購買意欲が強い」、小さいほど「購買意欲が弱い」と判断されていることになります。
○ インバウンド購買意欲指数値
<四半期系列>[※1]
[※1] 四半期系列は、月次系列(四捨五入前)の単純平均を、四捨五入して整数値にしたもの。
<月次系列>[※2]
[※2] 月次系列は、原系列の単純平均を、四捨五入して整数値にしたもの。
各指数の原系列、四半期系列と月次系列の四捨五入前の値、各系列の地域別(関東、関西)、使用言語(英語、中国語)別、商品区分[※3]別の値や、それぞれの方向性判断における回答者のコメントについては、個別に販売予定としておりますので、文末のお問い合わせ先までご連絡ください。
[※3] 商品区分は10区分+その他である。区分の詳細はお問い合わせください。
◆ 各組織の概要
■ 株式会社インジェスター
株式会社インジェスターは、世界、特にアジア地域でのビジネスシーンにおける「言葉」の壁を取り払い、情報を「正確に、早く、確実に」伝えることによって、 お客様のビジネスの成功を強力にサポートしています。近年では、成田空港、羽田空港、関西空港など主要国際空港で訪日外国人向けのセールスプロモーションや各種リサーチを運営。そして、官公庁・地方自治体向けに、外国人向けコールセンター、通訳者派遣、外国語研修や資料翻訳など、クライアントニーズに合わせた幅広いサービスを展開しています。
(Webサイト) https://www.injestar.co.jp/
■ 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(MURC)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のシンクタンク・コンサルティングファームです。東京・名古屋・大阪を拠点に、国や地方自治体の政策に関する調査研究・提言、民間企業向け各種コンサルティング、経営情報サービスの提供、企業人材の育成支援、マクロ経済に関する調査研究・提言など、幅広い事業を展開しています。
(Webサイト) https://www.murc.jp/
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