スカイマティクス、鹿島建設・ナレルグループと資本業務提携契約を締結、フェムトパートナーズを引受先とするシリーズCラウンド資金調達を実施
〜空間データ統合プラットフォーム「くみき」で建設現場の次世代インフラとなる「空間データ基盤」の社会実装を加速〜

株式会社スカイマティクス(本社:東京都中央区 代表取締役社長:渡邉 善太郎、以下 当社)は、鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:押味 至一、以下 鹿島建設)および、株式会社ナレルグループ(本社:東京都千代田区、代表取締役:柴田 直樹、以下 ナレルグループ)と資本業務提携契約を締結したことをお知らせいたします。あわせて、シリーズCラウンドにおいて、フェムトパートナーズ株式会社(本社:東京都港区、ゼネラルパートナー:磯崎 哲也・曽我 悠平、以下フェムトパートナーズ)を引受先とする資金調達を実施いたしました。
当社は、今回の提携と資金調達を通じて、建設業界で発生する多様な空間データを統合・蓄積・活用し、現場から経営層までをつなぐ「空間データ基盤」の社会実装を加速し、生産性向上だけでなく、迅速な意思決定や原価管理を通じて利益創出につなげる「利益体質DX」の実現を推進してまいります。
■ 背景
建設業界では、i-Construction*、BIM/CIM*をはじめとしたデジタル化と、それに伴う各種DXシステムの導入が進む一方で、現場で必要な写真、動画、点群データ、オルソ画像、360°カメラ、衛星画像、図面などの多様な空間データが分散管理されており、必要な情報を探して整理し、活用する作業には依然として時間を要します。その結果、現場・本社・経営層が同じ情報を基に意思決定することが難しく、建設業界全体としてデータを十分に経営資産として活用しきれていない状況が続いています。
今後、人口減少や技能者不足がさらに進行する中で、建設業界には単なる業務効率化ではなく、限られた人員でより高い利益を持続的に生み出す経営体質への転換が求められています。また近年では、経済安全保障やデータ主権への関心の高まりを背景に、社会インフラに関わる重要データを国内で安全に管理・活用できる基盤の重要性も増しています。
当社は創業以来、国産技術による空間データ統合プラットフォーム「くみき」を開発・提供してまいりました。「くみき」は、ドローン、衛星、地上センサー、360°カメラ、スマートフォンなどから取得される多様な空間データを統合し、現場・本社・経営層が同じ情報を基に意思決定できる環境を実現する空間データ統合プラットフォームです。累計50,000現場以上で活用されており、空間データを活用した現場の可視化や意思決定の迅速化・高度化を実現し、生産性向上だけでなく利益率向上を支える基盤として導入が拡大しています。導入企業ではデータ生成にかかる費用と時間を95%削減、現場確認や報告業務に要する時間を最大95%削減するなど、高度な解析技術と実運用データに基づく高い導入効果が報告されています。
*i-Construction:国土交通省が推進する建設現場のデジタル化施策。ICTや3次元データなどを活用して、測量・設計・施工・維持管理までの建設プロセス全体の生産性向上を目指す取り組み。
*BIM/CIM:建設プロジェクトにおいて3次元モデルを活用し、計画、調査、設計から施工、維持管理までの情報を一元化・共有することで業務効率化や高度な施工管理を実現する取り組み。
■ 各社との取り組み
鹿島建設との取り組み
今回の資本業務提携を梃子とした中長期的な協業関係の構築を通じて、建設業界における空間データ活用の高度化を推進してまいります。同社では2023年より「くみき」を導入、現場活用を進めており、利用現場数は当初の8現場から89現場へ拡大しました(2026年5月末時点)。土量計測業務や現場管理業務において大幅な効率化を実現しており、今後は空間データを活用したさらなる現場変革を推進してまいります。また、衛星データ等の地理空間情報を活用したGEOINT(Geospatial Intelligence)*の活用についても検討を進め、建設現場への先端技術の社会実装を加速してまいります。
*GEOINT (Geospatial Intelligence):衛星画像、航空写真、地形データなどの地理空間情報を分析し、状況把握や意思決定支援につなげる技術・概念。防災・災害対応、インフラ管理、安全保障、ロジスティクスなど幅広い分野で活用が進んでいる。
ナレルグループとの取り組み
建設DX人材の育成と現場実装を一体で推進する新たなモデルの構築を進めてまいります。
当社と株式会社ワールドコーポレーション(株式会社ナレルグループのグループ会社)は、これまで「くみきトレ」を活用した建設DX人材育成や、「くみき」の導入・活用支援を通じて、建設現場におけるDX人材の育成や3Dモデルの活用を図ることで、建設現場の課題解決を推進してまいりました。
今後は、空間データ活用スキルを持つ人材の育成と現場配属をさらに加速し、「人材 × テクノロジー」により建設現場の利益向上を実現する実装型建設DXモデルの展開を進めてまいります。
■ 調達資金の使途・今後の展望
当社は、「リモートセンシングで、新しい社会を実現する」というミッションのもと、産業用リモートセンシングサービスの開発提供をしています。今回調達した資金は、主に以下へ活用する予定です。
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空間データ基盤としての「くみき」の開発強化
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国産で、国内で安全に運用可能な空間データ基盤としての信頼性・セキュリティ強化
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優秀な人材の採用および組織強化
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国内外における「くみき」の導入促進と事業展開加速
今後、空間データ統合プラットフォーム「くみき」を通じて、建設業界のみならず、インフラ管理、防災など社会インフラを支える産業全体において、空間データを活用した次世代経営基盤の構築を支援してまいります。
■ 株式会社スカイマティクス 代表取締役社長 渡邉善太郎のコメント
「このたび、鹿島建設およびナレルグループとの資本業務提携、ならびにフェムトパートナーズを引受先とする資金調達を実施できたことを大変嬉しく思います。スカイマティクスは単なるソフトウェアを開発している会社ではありません。建設・インフラ・防災といった社会インフラ産業を支える『空間データ基盤』を構築しています。
これまで建設業界では、人・モノ・お金を管理するシステムや、建設機械などのハードウェアは進化してきました。一方で、現場で日々生成される空間データは十分に統合・活用されてきたとは言えません。近年、社会インフラを支えるデータの重要性はますます高まっています。建設、インフラ管理、防災などで活用される空間データは、単なる業務データではなく、国土や社会基盤の状況を表す重要な情報資産です。そして、これからの社会インフラ産業において、電気や通信と同じく不可欠な社会基盤になると考えています。また、その基盤を支える技術やデータをどのように取得・作成し、誰が保有し、どこで管理し、誰が活用できるのかは、経済安全保障やデータ主権の観点からも極めて重要なテーマです。私たちは創業以来、国産技術による空間データ基盤の構築に取り組んできました。
今回の提携および資金調達を通じて、各社の知見やネットワークと当社技術を融合し、日本発次世代データインフラの社会実装を加速させることで、現場の生産性向上だけでなく、利益創出に貢献する『利益体質DX』を実現してまいります。」
■ 株式会社スカイマティクスについて
「リモートセンシングで、新しい社会を実現する」というミッションのもと、産業用リモートセンシングサービスの開発提供をしています。ドローン、衛星、地上センサー等のリモートセンシングデバイスにより取得される多様な空間データを統合・活用する空間データ統合プラットフォーム「くみき」を中核事業とし、建設、林業、インフラ管理、防災等の社会インフラを支える分野の人材不足・高齢化・安全管理・災害の激甚化という課題に対して、誰もが簡単に三次元データを生成し、安全かつ効率的に現場の調査・測量・点検を完了できる社会の実現を目指しています。
▶ 「くみき」公式サイト:https://smx-kumiki.com/
▶ 「スカイマティクス」公式サイト:https://skymatix.co.jp/
<会社概要>
所在地 : 東京都中央区日本橋本石町4-2-16Daiwa日本橋本石町ビル6F
代表者 : 代表取締役社長 渡邉 善太郎
資本金 : 100,000,000円
事業内容 : 産業用リモートセンシングサービスの企画・開発・販売
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