採用エントリー数が2.3倍に急増!上場企業yutoriが仕掛けるYouTube運用の成功事例

アパレルブランドを多数展開し、2023年末に東証グロース市場への上場を果たした株式会社yutori。同社は上場のタイミングで公式YouTube「ゆとらない日々」をスタートさせ、瞬く間に若年層やビジネス層からの圧倒的な支持を獲得しました。さらに、代表である片石貴展氏の個人チャンネル「ゆとりくんチャンネル」も開設し、わずか1年でチャンネル登録者数約6.5万人を突破するなど、破竹の勢いでYouTubeをハックしています。
これらの快進撃の裏側で、動画の制作・ディレクションを担っているのが、株式会社アカツキメディアスタジオです。yutori代表の片石氏は、2016年に新卒でアカツキに入社したというルーツを持っています。
今回は、アカツキメディアスタジオ代表の樋渡昇一郎が、yutori片石社長に直撃。「バズ」の表面的なテクニックではない、企業がYouTubeで熱狂を生み出すための本質的な戦略と、両社の共創の裏側に迫りました。

【施策の概要】

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クライアント |
・株式会社yutori(東証グロース市場上場) |
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支援内容 |
・YouTube「ゆとらない日々」動画制作・YouTube運用 |
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成果 |
・採用エントリー数が年間1,000件→2,291件(約2.3倍)へ急増。 ・採用倍率926倍を記録。 ・企業ブランド向上 |
◼︎上場という「最強のフック」。戦略的にYouTubeを始めた理由
樋渡:yutoriとして公式YouTube「ゆとらない日々」を始めようと思った狙いは何だったのでしょうか?
片石: 一番の目的は「採用」です。ただ、それは単なる社員募集という意味だけでなく、一緒に事業を作ってくれるパートナーも含めた「広義の採用」ですね。
片石:世の中にはクリエイティブでユニークな非上場企業はたくさんありますが、「上場企業」という冠がついた中で、yutoriが最もユニークな存在になれば最強だと思いました。そこで、上場のタイミングに合わせて、動画というエンターテインメントの形でyutoriを発信すれば、これまでリーチできなかった層の人たちを巻き込み、会社をもっと面白くできると考えたんです。戦略的に、上場というフックがあったからこそ始めました。


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チャンネル名 |
ゆとらない日々 |
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URL |
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配信開始 |
2024年1月 |
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チャンネル登録者数 |
2万人(2026年4月現在) |
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内容 |
株式会社yutoriの公式YouTubeチャンネル。社員密着や会議の裏側など、アパレル企業の日常をありのままに配信。装飾のない「熱量」を可視化することで、独自のコミュニティを形成している。 |
◼︎「可愛い服の紹介」では伸びない。社員密着で気づいた“感情の情報量”の重要性
樋渡: アカツキメディアスタジオでYouTubeの制作・運用に関わらせていただいていますが、最初からすべてが順風満帆だったわけではありませんでしたよね。チャンネル立ち上げの初期、どのように再生されていったのでしょうか?
片石: 当初は、社内にたくさんいるインフルエンサーの社員を起用して、ファッションチェックなどライトな動画をコンスタントに出していこうと考えていました。しかし、それではなかなか動画が伸びなかったんです。
樋渡: そこで、洋服の紹介ではなく、社員さんの「密着動画」に切り替えたところ、一気に再生数が跳ね上がりましたね。あの要因は何だったと分析されていますか?
片石: YouTubeにおいて最も重要なのは「感情の情報量」だということに気づいたからです。どれだけオシャレな服を見せても、そこにある情報量は極めて少ない。YouTubeでは「喜怒哀楽」の感情こそが重要なんです。
片石:不器用だけど真っ直ぐに頑張るディレクターと、極めて論理的で厳しい僕、そしてその間でフォローする人情派の社員……こうした人間模様や「対立構造」が映し出されたことで、エンターテインメントとして一気に火がつきました。モノづくりの裏側にある真剣な削り合いや、リスペクトを持ちながら爽やかに目的に向かっていく熱量こそが、視聴者を惹きつけるのだと思います。




◼︎多様性ブームの逆をいく。採用エントリー2,291件、倍率926倍の衝撃
樋渡: 今の時代、表面的に「多様性」という言葉が行き過ぎて、上司も部下も互いに責任を背負わなくなり、踏み込めなくなっている風潮がありますよね。
片石: そうなんです。本当はストイックに努力して成長したいのに、なんとなくコミットしきれない。そういう社会の歪んだ価値観に対して、yutoriの「スポ根的な熱量」というスタンスを提示できたら面白いんじゃないかと思いました。実際、2024年の夏頃に社員密着などの動画がすごくバズりましたね。
樋渡: その結果、採用には具体的にどのような効果がありましたか?
片石: 採用エントリー数は前年の1,000件から2,291件へと約2.3倍に増え、倍率は926倍になりました。 YouTubeの効果は間違いなく大きかったと思います。良いブランドを作るという目的に向かって全員で本気でぶつかり合うコントラストが、良い意味で視聴者に伝わったのだと思います。

◼︎「会いたい人に会える」最強のツールへ。アカツキメディアスタジオとの二人三脚
樋渡: 一方で、片石社長個人の「ゆとりくんチャンネル」も立ち上げました。こちらはどのような意図があったのでしょうか?
片石: 2023年末に上場し、2024年は会社としての大型ニュースが少なくなることが分かっていました。そこで、個人のチャンネルを作って影響力を獲得し、会社に興味を持ってもらうための「フック」を自ら作る必要があったんです。
樋渡: 実際に運用してみて、どのような成果がありましたか?
片石: 大きな成果として、自分が「会いたい」と思うクリエイターや起業家の方に、基本的には会える状態になったことが挙げられます。
樋渡: それはやはり、YouTubeの影響が大きいのでしょうか?
片石: 間違いなく、「ゆとりくんチャンネル」の影響は非常に大きいです。 自分のチャンネルで独自の世界観を発信しているからこそ、初対面の方にDMを送っても「あ、ゆとりくんだ」と認知されていて、スムーズに繋がることができる。新しい繋がりを作る上で、YouTubeは強力なツールになっています。



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チャンネル名 |
ゆとりくんチャンネル |
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URL |
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配信開始 |
2025年2月 |
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チャンネル登録者数 |
6.5万人(2026年4月現在) |
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内容 |
代表・片石氏による個人チャンネル。著名人との対談や自身の哲学を深く掘り下げる。ショート動画の瞬発力に対し、YouTubeならではの「奥行き」を見せることで、多層的なファン層を構築している。 |
樋渡: 音質(マイク)などの機材にも相当こだわって制作されていますよね。
片石: はい。個人のチャンネルを0から立ち上げるのにはハードルもありましたが、アカツキメディアスタジオの担当者と一緒にやれたことで、すごくスムーズに進みました。「ファン視点」と「映像制作の視点」の両方を理解してくれているので、本当にやりやすかったです。
片石: 今年からは時事性を追うのをやめて、より強烈に自分の「世界観」を表現する方向にシフトしていますが、そうした戦略や機材のこだわりも含めてチームに相談しながら進められています。


◼︎企業や経営者がYouTubeを始めるべき理由
樋渡: まだYouTubeを始めていない企業に対して、アドバイスはありますか?
片石: もし僕が今、起業1年目に戻ったら、絶対にYouTubeをやってリアルな実態を映すと思います。会社の残金がないこととか、起死回生のプロダクトを出す様子とか、ありのままを発信しますね。
片石: TikTokやInstagramは「閃き」のプラットフォームですが、YouTubeは「奥行き」を出せるプラットフォームです。人間の悲しみや欠損、執着といった奥にあるものが垣間見えた時に、人は没入してファンになります。だからこそ、強く熱狂的なファンを作りたい企業には、YouTubeが向いていると思います。
樋渡: 単なる再生数稼ぎではなく、会社の「気」や「本気度」を可視化すること。それこそが、採用やビジネスの成果に直結する最短ルートだということですね。本日はありがとうございました!
▼片石社長との対談全編はこちら

【YouTube運用・動画制作でお悩みの企業様へ】
株式会社yutori様の事例のように、自社の「本質的な魅力」を掘り起こし、ビジネス成果(採用・売上・認知)へ繋げるためには、単なる映像制作を超えた「経営戦略とエンタメの融合」が不可欠です。
アカツキメディアスタジオの強み
当社は、映像コンテンツ制作を軸にYouTube運用やIPプロデュースを展開するメディアスタジオとして、年間制作本数約500本、総再生回数10億回という実績を誇ります。
▼「ビジネス×エンタメ」の深い知見
yutori社のような企業の密着・対談動画によるブランディングはもちろん、YouTube『ニューヨーク屋敷のゴルフチャンネル』や『パンサー尾形の子育て応援団』など、最前線のエンタメジャンルにおいても数多くのヒットを創出しています。
▼テレビの技術 × YouTubeの瞬発力
経験豊富な「テレビマン」が多く在籍しており、放送クオリティの緻密な演出ノウハウと、YouTubeで「再生される」ための最新アルゴリズムを掛け合わせられることが最大の強みです。
「自社の魅力をどう映像化すればいいかわからない」「採用エントリー数を劇的に増やしたい」「経営者の想いを熱狂的なファンに届けたい」とお考えの企業様は、ぜひ一度アカツキメディアスタジオにご相談ください。
【ご相談はこちら】
アカツキメディアスタジオ:https://mediastudio.aktsk.jp/
問い合わせ:https://mediastudio.aktsk.jp/contact

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