全国に広がるユニバーサルビーチの輪、きょうだいプロジェクトが18カ所へ

誰もが海を楽しめる社会を目指して。神戸須磨からスタートした挑戦が、全国各地へ確かな広がりを見せる。

障がいがある人もない人も、誰もが一緒に楽しめるビーチづくりを目指すNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、新たにきょうだいプロジェクトが発足し、合わせて18プロジェクトになったことをご報告いたします。

みんなの「できない」を「できた!」に変える。ユニバーサルビーチをきょうだいプロジェクトとともに全国へ 

2017年に須磨海岸でスタートしたNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、「障がいをお持ちの方も海を楽しめる社会をつくりたい」という思いから始まりました。初年度は私たち単独の活動でしたが、その取り組みは徐々に注目を集め、他地域からも「私たちの地元でも開催したい」との声が届くようになりました。

そうした声に応え、各地の仲間とともに立ち上げたのが『きょうだいプロジェクト』です。

きょうだいプロジェクトとは?

障がいがあってもなくてもご家族と一緒に楽しめるビーチを全国の仲間とともに広げていきたい、そんな想いで、一緒に、全国のユニバーサルビーチ化に向けて取り組む団体、個人の仲間を「きょうだいプロジェクト」と名付けています。

2023年時点では9か所だったきょうだいプロジェクトですが、2025年春には18か所を突破。私たちの想いが、確実に全国へと広がり始めています。 

ユニバーサルビーチに必要なこと

どこでもユニバーサルビーチを実現するには、以下の3つの要素が欠かせません:

1. バリアフリーな導線の整備(例:ビーチマット)

2. 誰もが楽しめる道具(例:水陸両用の車いすなど)

3. 運営する人の知識とノウハウ(例:導入マニュアル・講習)

須磨UBPでは、これらのサポートを「きょうだいプロジェクト」に向けて提供・共有・交流し、それぞれの地域で持続可能な運営が行えるよう後押ししています。

今後の展望

私たちのゴールは、全国47都道府県すべてにユニバーサルビーチが当たり前にある未来です。そのために、きょうだいプロジェクトのさらなる拡大とネットワーク強化に力を入れてまいります。もっと多くの人に「海って楽しい!」と感じてもらえるよう、これからもたくさんの仲間と共に一歩ずつ歩んでいきます。

代表木戸 メッセージ

「須磨から、全国へ」。

2017年5月にプロジェクトを始めて、初年度には、須磨で始めたこの活動を、全国に

須磨UBPでは、「プロジェクトの中心は、集まってくれる皆さん、『人』です。」と話しています。人の集まりが全てだと思います。

きょうだいプロジェクトも同じです。きょうだいプロジェクトを増やし、ユニバーサルビーチを広げるために一番大切なことは、主導してくださる人と出会い、連携することです。

今後も、連携し、日本全国に仲間を増やしていきます。

【須磨UBPの目標】

2017年発足から・・・

●10年後(2027年)・・・20都道府県できょうだいプロジェクト発足↓

●13年後(2030年)・・・47都道府県でユニバーサルビーチが持続可能に

●20年後(2037年)・・・ユニバーサルビーチプロジェクトがなくなる

各きょうだいプロジェクトからのコメント

しらひらバリアフリーアート実行委員会(和歌山県白浜町)

白良浜

http://www.npocolon.org/

だれもが参加でき、鑑賞できるアートイベントを目指し、「白良浜deひらひらTシャツアート展」を継続して行っていきたいと考えています。砂浜を電動車いすで一人で走行することができた、車いすでも家族やみんなと一緒に砂浜をはしることができた、ひとつひとつの思いを実現していきたいです。


尾道市教育委員会生涯学習課

瀬戸田サンセットビーチ

onomichi-kaizoku.jp/

尾道市マリンスポーツ推進事業「尾道海属」とは、「立場を超え、海に集う仲間となり、協力しながら、海と親しみ、海を守っている」このような状態及びその仲間をこう呼ぶ。こういった理念のもと令和4年度から様々な事業に取り組んでいます。

理念の冒頭の「立場」は漁業とマリンスポーツなど利害関係などを想定していました。

海は、障害のあるなし、年齢、性別、国籍、その他さまざまな状況(立場)を超えて等しく楽しみや恵み、そして試練も与えてくれます。

UBPの事業を通して「立場を超え、”だれもが”、海に集う仲間となり、協力しながら、海と親しみ、海を守っている」そんなビーチになればと考えています。


南島原市B&G海洋センター指導者会

南島原市加津佐前浜海水浴場

https://minamishimabara-bg.com/

私たち、南島原市B&G海洋センター指導者会は、この長崎の雄大な自然を「希望する誰もが体験できる」環境づくりを目指しております。ユニバーサルビーチでは、生まれて初めて海を体験する子ども達のあの笑顔をこれからも沢山うみだす手助けができればと思っています。


(一社)小豆島観光協会

ふるさと村ビーチ

https://shodoshima.or.jp/

昨年秋ごろに初めて相談させていただいてから今年夏の実施に至るまで、須磨UBPさんはじめ町内小中学校の先生方や町職員、BGなどたくさんの方のサポートのおかげで無事イベントを成功させることができました。参加した子供たちは初めは緊張でこわばった顔をしていたのが、海に入ると満面の笑顔に変わっていく様子がとても印象的で、その表情が実施主体の町職員の心にとても響いたようでした。参加者からも町からも「ぜひ来年を」との声をいただいてるので、引き続き小豆島のユニバーサルビーチ化を目指して取り組んでいきたいと思います。


NPO法人コミュニティスペースエモラボ

阿万海岸海水浴場

https://npoemolab.com/

穏やかな、澄んだとても美しい阿万海岸海水浴場の海で、車いすでも障害があっても誰でも楽しめるビーチを目指して活動しています。参加した全員が楽しい時間を共有し、最高の笑顔いっぱいのAMAユニバーサルビーチになっています☆「また来年もくるよ、ありがとう!」の言葉で力をもらい、これからも沢山の仲間と続けていきます。


ANELA KAI

静岡県湖西市白須賀海岸

https://www.instagram.com/anelakai.with.aloha

ANELA.KAIは、ハワイ語で“海の天使"を意味します。

遠州灘の荒波でサーフィンするchallengerも

challengerを応援するhoaloha(仲間)も

mana(自然から受け取るエネルギー、生命力)を受け取って天使のような笑顔になれる海

そんなビーチになりますようにと願いを込めて活動しています。


石垣島カラフル

ぱいぬ浜ビーチ

日本屈指の石垣島の美しい海を離れた所から見るだけなんて!

住む人も旅の人も車いすでも白い砂浜を進んで海を楽しめるよう、石垣島をユニバーサルビーチ、ユニバーサルアイランドにして行きたいと1歩踏み出しました。

ユニバーサルビーチイベントは今回で3度目ですが、毎年そしていつでも訪れられるよう、更には不安なく島を訪れて楽しんで頂けるよう夢に向かって進んで行けたらと思っています。"


静岡県下田市

外浦海水浴場

https://www.city.shimoda.shizuoka.jp/category/shimodagurobaru/155681.html

"障がいのある方だけでなく、お年寄り、小さなお子さんをお持ちのご家族など、みんなが気軽に安心して海水浴を楽しんでもらえるよう、令和5年度にユニバーサルビーチ体験会とビーチマットや水陸両用車イスに関する基礎的な知識の習得、演習を行う講習会を実施しました。体験会では、参加者の笑顔があふれ有意義な時間となりました。講習会後は、学んだことをいかし、実際に障がいのある方のサポートを行いました。

 今後、受入体制を整備し、下田のきれいな海、きれいなビーチを地元の方、下田に来られる全国の方にも楽しんでもらえるように事業を進めて参ります。

みんなのできないをできた!に変える須磨ユニバーサルビーチプロジェクト

<法人概要>

法人名:NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト

所在地:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町1丁目14-10ドルフ21-102

代表者:木戸俊介

設立:2017年11月2日

URL:https://sumauniversalbeach.com/

事業内容:みんなの”できない”を”できた!”に変えるを合言葉に、障がいを持っている方やお年寄り、小さなお子さんまで、誰もが楽しめるユニバーサルデザインなビーチを普及していく活動をしています。令和3年度より、中学社会公民の教科書に「持続可能な未来を目指す人々」と題し、SDGs達成に向けた先進事例として掲載されています。

<主な受賞歴>

・政府広報公式SNS掲載(2025年度)

・ブルーフラッグベストプラクティス賞世界2位(2023年度)

・観光庁ブルーフラッグ認証事例(2022年度・2023年度 )

・教育出版中学公民の教科書掲載(2021年度 )

・観光庁持続可能な観光の実現に向けた先進事例(2020年度)

・IAUD国際ユニバーサルデザイン賞金賞(2019年)

・ひょうごユニバーサル社会づくり賞(2018年)

<問い合わせ先>

リリースに関するお問い合わせ先

NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト PR事務局   

担当:土原(email:sumauniversalbeach@gmail.com、TEL:080-3782-4405)

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://sumauniversalbeach.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
神戸市長田区 駒ヶ林町1丁目14-10 ドルフ21-102
電話番号
080-1181-7002
代表者名
木戸俊介
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年11月