ハコベル、トラック予約/受付システムと配車システムの自動連携を開始
~システムの自動連携により、二重入力や情報不一致を排除~
ハコベル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:狭間 健志、以下:ハコベル)は、トラック予約/受付システム「トラック簿」と配車システム「ハコベル配車管理」の自動連携をスタートしました。
本連携により、配車システム「ハコベル配車管理」で作成した運行依頼情報(ドライバー情報、荷物情報、着車指定時間など)が、自動でトラック予約/受付システム「トラック簿」に登録され、これまで発生していた二重作業が不要となります。

■自動連携実装の背景
2025年4月から施行された「物資の流通の効率化に関する法律(物流効率化法)」において、すべての荷主・物流事業者には、荷待ち時間・荷役作業等にかかる時間を把握し、計2時間以内に収めることが求められています。このような背景から、荷待ち時間・荷役作業等にかかる時間の把握・短縮を目的として、トラック予約/受付システム「トラック簿」の導入が進んでいます。
同時に、車両手配のデジタル化を実現する「ハコベル配車管理」の導入も、法改正の動きを受けて加速しています。これまでの「ハコベル配車管理」の導入目的は、業務効率化・ペーパーレス化が中心でしたが、2025年4月から改正された「貨物自動車運送事業法」において「実運送体制管理簿の整備」や「運行前の書面交付」が求められたことにより、これらの義務に効率的に対応したいというニーズが増えたためです。
このような法改正への対応を背景に、2つのシステムを併用する顧客も増えてきました。そんな中で「同じ情報を複数のシステムに入力しなくてはならない」「どちらかの情報を変更した場合、もう一方の情報変更が漏れてしまう危険性がある」など、システムを複数導入することによるお悩みをお伺いすることも増えてまいりました。
このようなお悩みを解決するため、この度「トラック簿」と「ハコベル配車管理」の自動連携を実現しました。
■自動連携の概要、特長
荷主企業が「トラック簿」と「ハコベル配車管理」を併用している場合、まず「ハコベル配車管理」上で運送会社とドライバー情報・荷物情報・着車指定時間などのやり取りを行います。その後、取り決めた内容に基づいて「トラック簿」上でバース予約を行いますが、その際、ハコベル配車管理上でやり取りした内容を転記する二重作業が発生していました。
今回の自動連携により、「ハコベル配車管理」で作成した運行依頼情報(ドライバー情報、荷物情報、着車指定時間など)が、自動で「トラック簿」に登録されるため、これまで発生していた二重作業が不要となります。
加えて、ドライバーや荷物情報の変更、運行のキャンセルなどが起こった際も、「ハコベル配車管理」上でそれらの変更やキャンセルの操作を行えば、自動的に「トラック簿」にも反映されるため、2つのシステム間での情報の不一致も防ぐことができます。


■今後の展望
物流現場では複数のSaaSシステムを併用して、業務効率化やペーパーレス化を図る動きが加速しており、二重作業の発生やシステム同士の情報不一致の発生に悩む現場も増えています。ハコベルでは、「トラック簿」「ハコベル配車管理」「ハコベル配車計画」など自社が保有するシステム間の自動連携を進めるだけでなく、他社ベンダーとの連携も模索することにより、これらの課題を解消してまいります。
■トラック簿について
トラック予約/受付システム「トラック簿」は、3年連続成長率No.1のバース管理SaaSプロダクトです。施設に到着したトラックドライバー様の受付業務や呼出業務をデジタル化する「受付機能」や、バースへの接車時間を予約することで荷待ち時間を短縮する「予約機能」を持ち、施設で発生した荷待ち荷役等時間の実績把握・可視化も容易になります。
導入しやすい契約形態や柔軟なプランに加え、優れたコストパフォーマンスにより、荷待ち荷役等時間の把握・短縮やDXに取り組む企業様で導入されています。各拠点ごとの特性に柔軟に合わせられる汎用性と機能性を持ちながら、直感的に操作できる使いやすさを実現し、発着拠点の現場担当者様・トラックドライバー様に負担が少ない状態で荷待ち荷役等時間の把握・短縮に取り組めます。
https://www.hacobell.com/truckbook
■ハコベル配車管理について
配車システム「ハコベル配車管理」は、貸切トラック手配の依頼主と委託先をデジタルにつなぐことで、運行依頼から車番・ドライバー情報回収・運行管理・請求管理までを一貫してシステム上で管理できるようにするSaaSプロダクトです。
紙、FAX、電話でのやり取りが多い配車業務をデジタル化することで、手間の削減やペーパーレスが実現できるだけでなく、配車に関わる情報が自動的に蓄積されるようになります。この情報を活用することで、「実運送体制管理簿」をワンクリックでダウンロードできるようになる、CO2排出量を自動計算できるようになる、輸配送に関わる分析を行えるようになる、などのメリットが得られます。
https://www.hacobell.com/dispatch
■ ハコベル株式会社について
ハコベル事業は「物流の『次』を発明する」をミッションに、印刷のプラットフォームを展開するラクスル株式会社の新規事業として2015年に開始いたしました。2022年8月に分社化、セイノーホールディングスの出資をうけ、セイノーホールディングス・ラクスルのジョイントベンチャーとして新たなスタートを切りました。2023~24年には山九・福山通運・日本ロジテム・日本郵政キャピタルにも資本参画いただき、2025年には環境エネルギー投資、SOMPO Growth Partners、JA三井リースからもご出資いただいております。
[ハコベルのサービス概要]
・運送手配マッチングサービス
ラストワンマイル・地場・幹線輸送においてテクノロジーを活用して荷主とドライバーを直接マッチングさせることで、高品質かつ低価格な配送の仕組みを提供しております。
・物流DXサービス
荷主様向けに、荷待ち荷役時間の把握・短縮を実現するトラック/予約受付システム「トラック簿」、貸切手配時の書面交付をデジタル化することで業務効率化や法対応を実現する「ハコベル配車管理」、輸送モードやチャータールートの最適計算をAIアルゴリズムで算出することで効率化や属人化解消を実現する「ハコベル配車計画」を提供しております。

[企業情報]
商号:ハコベル株式会社
代表取締役社長CEO: 狭間 健志
設立:2022年8月1日
所在地:東京都中央区八丁堀2-14-1 住友不動産八重洲通ビル1・3F
事業内容:運送手配マッチングサービス、物流DXサービスを展開する物流プラットフォーム事業
URL: https://corp.hacobell.com/
サービスサイト:https://www.hacobell.com/
【本件に関するお問い合わせ】
ハコベル株式会社
TEL:03-6625-5214 Mail:pr@hacobell.co.jp
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