【慶應義塾】抗老化候補物質NMN長期内服の健康成人における安全性が明らかに
慶應義塾大学医学部内科学教室(腎臓・内分泌・代謝)の伊藤裕前教授 (現予防医療センター特任教授、同大学名誉教授)、林香教授、山口慎太郎専任講師、眼科学教室の坪田一男教授(研究当時。現在同大学名誉教授)、薬理学教室の安井正人教授、生理学教室の岡野栄之教授らの研究グループは、抗老化候補物質として注目されているNicotinamide mononucleotide (ニコチンアミド・モノヌクレオチド、以下NMN)が、健康なヒトにおいて長期間安全に内服可能であること、糖代謝改善作用を呈する可能性があることを明らかにしました。
今回研究グループは、NMNがヒトに安全に長期投与できるかを調べる臨床研究を行い、NMNが健康なヒトに①安全に長期投与可能であること、②投与した期間に応じて体内のNAD+量が増加すること、③軽度の耐糖能障害があるヒトでは糖代謝を改善する可能性があること、を確認しました。
本研究は、超高齢社会を迎えた日本において、加齢に伴い生じる疾病の予防戦略の開発に役立つことが期待されます。本成果は、2024年1月6日にEndocrine Journal誌に掲載されました。
今回研究グループは、NMNがヒトに安全に長期投与できるかを調べる臨床研究を行い、NMNが健康なヒトに①安全に長期投与可能であること、②投与した期間に応じて体内のNAD+量が増加すること、③軽度の耐糖能障害があるヒトでは糖代謝を改善する可能性があること、を確認しました。
本研究は、超高齢社会を迎えた日本において、加齢に伴い生じる疾病の予防戦略の開発に役立つことが期待されます。本成果は、2024年1月6日にEndocrine Journal誌に掲載されました。
▼全文は本学のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2024/1/24/240124-1.pdf
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