テックファーム、AIを活用したWebサービスの脆弱性対応支援を10月1日開始
脆弱性情報の収集から本番適用までの作業時間を80%削減、増え続けるセキュリティ対応を継続的に支援
ICTソリューション事業を手掛けるテックファーム株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:千原信悟、以下「テックファーム」)は、企業が運営するWebサービスを対象に、公開された脆弱性情報の収集から影響調査、修正、テストまでを支援する保守サービスを、2026年10月1日から提供します。
本サービスは、保守対象のシステム構成と公開された脆弱性情報(CVE)を継続的に照合し、自社システムに関係するCVEへの対応を一連の流れとして自動化することで、スピード感を持ったセキュリティ対応を可能にします。
CVE情報は年間約4万2,000件にのぼる、自社に影響する情報の見極めと対応負担が継続的に拡大
米国国立標準技術研究所(NIST)によると、同研究所が2025年に詳細情報を付加した脆弱性情報は約4万2,000件にのぼります。
(出典:NIST「NIST Updates NVD Operations to Address Record CVE Growth」、2026年4月15日)
脆弱性情報の登録が増えるなか、Webサービスを運営する企業では、日々公開される情報の中から、自社のシステムに関係するかを見極め、対応の優先順位を判断する必要があります。対象システムが増えるほど、事業部門や情報システム部門には、こうした確認と対処が継続的な負担となります。
脆弱性対応を「認知・判断・行動」の3段階で自動化
本サービスでは、システムを構成するソフトウェアの情報をSBOM(ソフトウェア部品表)として把握します。人が個別に行ってきた作業を、次の3段階で自動化します。
①認知:NVD(米国国立標準技術研究所の脆弱性データベース)、GitHub Advisory Database(GitHubが提供するセキュリティ勧告データベース)、OSV(オープンソースソフトウェアの脆弱性情報を集約するデータベース)などの情報を自動収集してSBOMと照合し、自社システムに関係するCVEを早期に検知。確認の手間を省きます。
②判断:AIがシステムの構成や利用状況を参照し、影響の有無と対応の要否を判定します。判定の根拠と優先度を記録するため、担当者は対応が必要なCVEから優先的に確認できます。
③行動:AIが修正案を作成し、テスト環境への適用、ビルド、自動テストまでを実行します。担当者は修正内容とテスト結果を確認し、本番環境への適用を判断します。CVSSスコアがCriticalの場合は、本番環境へ自動即時実行を行ったり、Highの場合担当者へのリアルタイムの通知により判断を早めるなどの設定も可能です。
脆弱性の内容、影響調査の結果、優先順位、対応状況は一覧で管理。事業部門と情報システム部門が同じ情報を確認し、複数のWebサービスにまたがる対応状況を把握できるようにします。原則的に、最終的な修正内容の確認と適用判断は人が担います。

<社内検証で収集から本番適用完了までの作業時間を80%削減>
社内の保守開発環境で実施した検証では、脆弱性情報の収集からテスト環境での修正・自動テスト、本番適用後の確認完了までに要する作業時間を、従来の手順と比べて80%削減しました(脆弱性の深刻度を評価するCVSSスコアがHigh以上のものを通知し、担当者が本番環境への適用を承認した場合)。
対応時間の短縮は、認知、判断、行動の各段階を自動化したことによるものです。また、影響がないと判定したCVEについても、判定根拠と調査結果を記録し、同じ確認作業の繰り返しを防ぎます。
セキュリティ対応を起点に、仕様管理・開発・保守・運用へAI活用を拡大
テックファームは、今回のサービスを企業による継続的なシステム保守管理を支える手段の一つと位置づけています。導入時に把握したシステム構成や保守上の課題に応じて、仕様管理AIエージェント「SPEC AGENT™」やAI駆動開発の内製化支援サービス「AI-DDT」も提案。脆弱性への対応を起点に、仕様管理、開発、保守・運用をつなぎ、顧客企業内にAI活用の知識と運用体制を定着させることを目指します。
【サービス概要】
・提供開始日:2026年10月1日
・対象:サービス事業部門、情報システム部門
・支援範囲:脆弱性情報との照合、影響調査、対応状況の管理、修正・テスト
テックファームについて:AIインテグレーターとして企業変革を支援
テックファームは、1998年の創業以来、世界初・日本初となる数多くのデジタルサービスの実現を支えてきたICTソリューション企業です。NTTドコモ「iモード」の立ち上げをはじめ、多様な業界で培ってきたシステム開発力と事業創出の知見を強みに、企業のDXを支援してきました。
生成AIの登場により、企業に求められるものは「AIを導入すること」から、「AIを前提に事業や業務を再設計すること」へと変化しています。テックファームはこれに対応するため、AIを企業に実装し、成果へとつなげる「AIインテグレーター」を目指しています。AI戦略の策定から業務設計、システム開発、運用・定着までを一気通貫で支援し、人とAIが協働する新しい企業のあり方を実現するパートナーとして、企業の持続的な競争力の創出に貢献していきます。
【企業概要】
会社名 テックファーム株式会社
所在地 東京都新宿区西新宿3丁目20番2号 東京オペラシティタワー23F
代表者 代表取締役社長 千原 信悟
設 立 2015年
資本金 100百万円(2026年6月末現在)
URL https://www.techfirm.co.jp/
※記載の商品名、サービス名及び会社名は、各社の商標または登録商標です。
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