おき離島ワーケーション「Oki Work」サービス開始

島根県隠岐郡西ノ島町の持続可能なまちづくりに向けて

ポート株式会社

2023年6月30日 16時00分

ポート株式会社（代表取締役社長CEO：春日博文、所在地：東京都新宿区、以下「ポート」）の子会社で地方創生支援事業を展開するオルタナティブ・ポート株式会社（代表取締役：大村智一、所在地：東京都新宿区、以下「オルタナティブ・ポート」）は、新たに島根県隠岐郡西ノ島町でのワーケーション・サービス「Oki Work」を開始しましたことをお知らせいたします。

概要

当社は「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、社会課題に対して、テクノロジー×リアルで解決していくことを目指し、人材採用、販促における成約支援事業を展開しております。

地方創生支援事業は、人口減少・過疎化という日本社会の慢性的な社会課題の解決を目指し、2015年から開始しております。2016年４月には、人口約５万人の宮崎県日南市に初のIT企業としてサテライトオフィスを開設し、地元人材の雇用、企業誘致支援等を通じて同市の地方創生に貢献いたしました。2021年７月５日には、株式会社チェンジ（代表取締役兼執行役員社長：福留大士、所在地：東京都港区）と資本業務提携を結び、当社の就職領域のプロダクトを活用した「地方自治体・地方企業の雇用DX」の推進や、同領域における顧客資産を活用して、企業と自治体のマッチング、企業誘致を推進し、地方関連の収益も順調に成長しております。

上記の地方創生支援事業をさらに推進するべく、2022年６月に新会社としてオルタナティブ・ポートを設立し、島根県隠岐郡西ノ島町と地域活性化を目的とした連携協定を締結しております。オルタナティブ・ポートでは、隠岐ワークツーリズム協議会を設立し、町役場・地元事業者と連携して中長期滞在パッケージの企画販売する「Oki Work」サービスの提供を開始いたしました。

今後も地域の持続可能なまちづくりを目指し、若者の移住定住、デジタル化を中心に、総合的にまちづくりを支援してまいります。

西ノ島について

西ノ島町は、島根半島から北東へ約65km、日本海に浮かぶ隠岐諸島の島で、人口は約2,700人の町です。

美しい景観や恵まれた海洋資源を活用し、漁業、畜産、観光を基幹産業としたまちづくりを進めています。なかでも漁業については、近海に好漁場を有し、一番の産業となっています。畜産については、広大な公共牧場を活用した低コスト・省労働による肉用牛の繁殖経営が行われています。

また、全国の若者を対象に、１年もしくは３ヵ月のお試し移住制度「大人の島留学」を行っています。

一方、人口減少・高齢化は深刻な状況であり、若者の移住定住に関する課題感が強い状況でした。オルタナティブ・ポートでは、2022年７月の連携協定を機に、地域の産業振興・課題等の分析やコワーキング施設の運営・集客等に取り組んでおります。

ワークツーリズム（ワーケーション）について

ワークツーリズム（ワーケーション）とは、東京や大阪など従来のオフィスとは異なる環境で一定期間滞在するワークスタイルになります。近年、テレワークが普及する中で、新しい働き方として注目されており、2023年度には国内1,000億円市場※になるとも言われています。

オルタナティブ・ポートは、過去４年間この町に関わることを通じて、この地域の豊かな自然、町として誘致や移住など都市からの人口流入政策に積極的な姿勢に魅了され、この地域と共に持続可能な社会を実現させることを目的にオフィスを設置いたしました。また今年度、西ノ島ワーケーションモニターを実施しており、都市部IT企業に西ノ島に５日程度滞在する検証事業を行なった結果、ポジティブな結果が得られており、都市部からの人口流入のツールとして西ノ島と相性が良いと考えています。

※ 株式会社矢野経済研究所 https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3056

「Oki Work」について

「Oki Work」とは、島根県西ノ島町で、宿泊・オフィス・アクセス（島内移動）・アクティビティがセットになった「ワーケーション・サービス」です。ワーケーション希望者は、「Oki Work」を通じて予約することができます。西ノ島までの旅費と宿泊費、テレワークオフィス使用料金を含めた中長期滞在型のパッケージを提供し、滞在中の各種予約や問い合わせについてもコンシェルジュがサポートをいたします。また、ご家族で隠岐を訪問の場合は、利用者に隠岐を楽しんでもらうため、地元保育園と提携し、平日の保育預かりサービスもオプションで設置しています。