【イベント】みんなのSRHR座談会2:国や地域を超えて連帯しよう〜 SRHRバックラッシュのクロスポイント:包括的性教育(CSE)とLGBTQ+開催

公益財団法人ジョイセフ

国際協力NGOジョイセフ(東京都新宿区)は、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)に関するバックラッシュ(後退)に焦点をあて、世界と日本それぞれのバックラッシュの傾向やこれまでの経験から連帯するポイントを見つけることを目的とした座談会イベントを開催します。イベントは都内会場およびオンラインのハイブリッド形式で行われ、オンラインでどなたでも参加できます。 ※クロスポイントとは...末尾をご高覧ください

世界各地でSRHRに関するバックラッシュ(後退)が押し寄せ、とりわけ包括的性教育や性的マイノリティの人びとへのバッシングが過激化しています。現在の不安定な世界情勢下、保守的な信条を持つ一部の政府や、時にドナー(支援国・資金提供者)との複雑な駆け引きを強いられるグローバル・サウス諸国のSRHRに対するスタンスも変化しています。IPPFをはじめ世界各地のSRHRの推進団体はバックラッシュ対策に追われ、連帯強化の必要性を訴えています。 

日本国内に目を向ければ、昨年6月に可決されたLGBT理解増進法をめぐる国会審議以降、LGBTQ+に対するオンラインなどでの攻撃が激化しています。 

同時に、包括的性教育に対するバッシングも増加しつつあり、複数の国連機関から推奨され、科学的なデータに基づき年齢に応じて行われる包括的性教育の内容には触れず、「幼い子どもに性的な教育を強制する」、「性が乱れる」などといった根拠のない言説がSNS等で散見されます。  

【基本的人権の一つであるSRHR】

性と生殖について、私たち一人ひとりが、適切な知識と自己決定権を持ち、自分の意思で必要なヘルスケアを受けることができ、みずからの尊厳と健康を守れることを意味します。 

具体的には、以下のようなことです。 

・自分の身体は自分のものであり、プライバシーや個人の自主性が尊重されること 

・自分の性的指向、性自認、性表現を含めたセクシュアリティについて自由に定義できること 

・性的な行動をとるかとらないか、とるなら、その時期を自分で決められること 

・自由に性のパートナーを選べること 

・性体験が安全で楽しめるものであること 

・いつ、誰と、結婚するか、それとも結婚しないかを選べること 

・子どもを持つかどうか、持つとしたらいつ、どのように、何人の子どもを持つかを選べること 

・上記に関して必要な情報、資源、サービス、支援を生涯にわたって得られ、これらに関していついかなる時も差別、強制、搾取、暴力を受けないこと 

(米国のグットマッハー研究所と英国の医学誌ランセットによる委員会の説明) 

【すべての人のSRHRを守るために】

本座談会では国際、日本それぞれのバックラッシュの傾向、これまでの経験から連帯するポイントを見つけることを目的とします。 みなさまのご参加をお待ちしています。

【本イベントのテーマ、クロスポイントとは?】

「クロスポイント」とは合流点、交差点のこと。

本イベントでは国際的に活動するIPPFと、日本で長年活動をされる3人の第一人者により、それぞれが対峙するバックラッシュと活動を共有します。国際・日本におけるバッシングの合流点から、すべての人のSRHRが守られる未来に向けての連帯を探ります。


【開催日時】 2024年4月22日 (月)18:00~19:30

【主催】公益財団法人ジョイセフ、国際家族計画連盟(IPPF) 

【場所】都内会場(赤坂周辺)及びオンライン(ハイブリッド開催) 

【言語】日本語・英語 *同時通訳あり 

【情報保障】Zoomの字幕機能をご利用いただけます。会場参加の方はZoom接続できるデバイスをご持参ください。会場でWi-Fi接続を共有いたします。 

 

【登壇者】 

・アルバロ・ベルメホさん (国際家族計画連盟(IPPF) 事務局長) 

・ファドア・バハッダさん (国際家族計画連盟(IPPF) アラブ世界地域事務局長) 

・高井ゆと里さん(群馬大学情報学部准教授、倫理学者) 

・松岡宗嗣さん(一般社団法人Fair代表) 

・田代美江子さん(埼玉大学副学長(ダイバーシティ推進担当)、教育学部教授) 

 

司会 

・草野洋美 (公益財団法人ジョイセフ シニア・アドボカシー・オフィサー、W7 Italyアドバイザー) 

 

*このイベントは全ての性的指向・性自認・ジェンダー表現・性的特徴の方にとって安全・安心な場所を作ることを目的に開催します。性に基づく差別や搾取や抑圧への反対を支持頂けることをお約束頂ける方のみ、ご参加ください。 

【プログラム・詳細情報】 

https://www.joicfp.or.jp/jpn/2024/04/04/54624/ 


■SRHR(性と生殖に関する健康と権利)について 

セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスとは、性や子どもを産むことに関わるすべてにおいて、身体的にも精神的にも社会的にも良好な状態であることです。 

セクシュアル・リプロダクティブ・ライツは、自分の意思が尊重され、自分の身体に関することを自分自身で決められる権利のことです。 

 

■国際協力NGOジョイセフについて 

ジョイセフは、世界のどこにいても女性が健康で自分の人生を自分の意思で選択できる社会をめざし、主に、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利:SRHR)を推進する、1968年に日本で誕生した国際協力NGO。国連、国際機関、現地のNGOや地域住民と連携し、アジアやアフリカ、そして日本で、SRHRの情報とケアを届ける支援活動を行っています。2011年東日本大震災以降、国内でのSRHR推進活動をはじめ、2016年に国内プロジェクトとして初のI LADY.を始動。2017年に第1回ジャパンSDGsアワードのパートナーシップ賞を受賞。ウェブサイト:https://www.joicfp.or.jp/ 


SRHR Backlash Cross-points: Comprehensive Sexuality Education (CSE) and LGBTQ+ 

-SRHR Dialogue 2: Let’s unite beyond national and regional borders- 

Backlash on SRHR is spreading rapidly across the world. In particular, bashing and attack on Comprehensive Sexuality Education (CSE) and sexual minorities are intensifying. Under the current volatile world situation, stances on SRHR of some governments with conservative beliefs and those of global south which are often forced to navigate intricate webs of diplomacy with its donors are shifting. Global SRHR advocacy organizations including IPPF are taking countermeasures and are calling for stronger solidarity. 

In Japan, online/offline attacks on LGBTQ+ people have intensified after the LGBT understanding promotion law was enacted in June 2023. Especially, discriminately speech directed at transwomen is escalating and threatening the safety of transgender community as a whole, who are even more vulnerable to marginalization. 

 

At the same time, unfounded online bashing of CSE is also increasing. While CSE is recommended by UN agencies and based on scientific data, attacks are stirred up with unsubstantiated claims such as forcing young children to be sexually educated and sexual corruptness induced. 

SRHR is a fundamental human right.  

According to the report of the Guttmacher–Lancet Commission 

“All individuals have a right to make decisions governing their bodies and to access services that support that right. Achievement of sexual and reproductive health relies on the realisation of sexual and reproductive rights, which are based on the human rights of all individuals to:  

・have their bodily integrity, privacy, and personal autonomy respected;  

・freely define their own sexuality, including sexual orientation and gender identity and expression;  

・decide whether and when to be sexually active;  

・choose their sexual partners;  

・have safe and pleasurable sexual experiences;  

・decide whether, when, and whom to marry;  

・decide whether, when, and by what means to have a child or children, and how many children to have;  

・have access over their lifetimes to the information, resources, services, and support necessary to achieve all the above, free from discrimination, coercion, exploitation, and violence.” 

To protect SRHR for all. 

This Dialogue aims to find out the current trend of backlashes in Japan and the world, and we will try to find out how we could unite based on past experiences.      

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<Date>Monday 22 April 2024, 18:00-19:30 

<Organised by > JOICFP, IPPF 

<Venue> Akasaka area/ Zoom (Hybrid) 

<Language> English and Japanese *Simultaneous interpretation available 

<Information Accessibility> Please use the subtitle function on Zoom. For the on-site participants, please bring a device to connect to zoom. A Wi-Fi access key will be shared at the venue. 

 

<Speakers>  

・Alvaro Bermejo (Director General, International Planned Parenthood Federation: IPPF) 

・Fadoua Bakhadda (Arab World Regional Director, International Planned Parenthood Federation: IPPF) 

 

・Yutori Takai (Associate Professor, Faculty of Informatics, Gunma University, Ethicist) 

・Soshi Matsuoka (President of Fair) 

・Mieko Tashiro (Vice-President of Saitama University in charge of Diversity Promotion, Professor of Faculty of Education)  

 

MC 

・Hiromi Kusano (Senior Advocacy Officer- JOICFP, W7 Italy Advisor) 

 

*This event aims to create a safe and secure place for people of all sexual orientations, gender identities, gender expressions and sexual characteristics. Please note that we accept participants who support opposing gender-based discrimination, exploitation, and oppression only. 

 

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会社概要

公益財団法人ジョイセフ

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URL
https://www.joicfp.or.jp/jpn/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都新宿区四谷本塩町12-3 AOIビル3階
電話番号
03-5312-5090
代表者名
明石 康
上場
未上場
資本金
-
設立
1968年04月