【調査リリース】Z世代における転職に関する意識調査/就職・転職活動中の80.6%が「転職にいいイメージがある」と回答/「3年は仕事を続けるべき」との考えは、7割強が否定的な受け止め

第二新卒・既卒・フリーター・新卒を中心とした20代若手に特化した就業支援事業を運営するUZUZ(ウズウズ)グループ[本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 啓毅]は、Z世代の若者たちを対象に「転職への意識調査」を実施いたしました。この実態調査は、定期的に自社ユーザーにアンケートを取ることでデータを収集し、公開しています。
■調査の背景
「新入社員の3割が3年以内に辞める」という傾向が続いています。人材不足に直面している企業側にとって大きな課題ですが、実際に就職・転職活動をしているZ世代は「転職」についてどのように感じ、動いているのでしょうか。意識調査を実施しました(有効回答数:741)。
■調査結果サマリー
・転職に「マイナス」のイメージがあるとの回答は約4割にとどまった。
・転職に「プラス」のイメージがあるとの回答は、約8割に上った。
・転職エージェントに登録するタイミングは「少し転職(退職)を考え始めた時」が49.0%で最多だった。
・「仕事が辛くても最低3年は続けるべき」という考え方について、「時代遅れ」との回答が14.2%、「自分は嫌だと思う」が60.3%、合わせて74.5%が否定的な受け止めだった。
・「3年は続けるべきだと思う」との回答は25.5%にとどまった。
■専門家コメント
Z世代のキャリア戦略と企業に求められる変革
調査結果を総合的に見ると、Z世代にとっての転職は、もはや「良いか悪いか」ではなく、「不確実な時代を生き抜くための必須のキャリア戦略」となっています。この変化は、特に若手人材の採用と定着に苦慮する企業、とりわけ地方の中小企業にとって、過去の成功体験からの脱却と、新しい人事戦略を模索する必要に迫られていると言えます。
転職は「必要悪」から「必須手段」へ
Z世代は、先行き不透明な現代において、一つの企業に依存するのではなく、自律的なキャリア形成を目指しています。 このような背景から、転職はスキルアップ、経験の多様化、そして市場価値の維持・向上を図るための有効かつ不可欠な手段となっています。企業が「終身雇用」を前提に人事戦略を立てていた時代は終わり、企業側も「転職する前提」での採用・育成モデルへ転換することが求められています。
企業が取るべき採用戦略のシフト
特に若手人材の確保に苦しんでいる上に「未経験者は新卒しか採用しない」という旧態依然とした採用方針の地方企業は、極めて危険だと感じています。データが示す通り、新卒は3年以内に3分の1が離職する「ハイリスク採用層」です。この層だけで若手人材を補おうとする人事戦略は、採用コストの継続的な浪費と人材不足の慢性化を招きます。
中途採用で若手未経験者を採用することは、「若手人材を通年で採用できる」「受け入れの負担を分散できる」というメリットがあります。それに加え、既に一度転職を経験している若手人材(いわゆる第二新卒など)は、新卒よりも次の転職までの期間が比較的長い傾向にあります。この層を「新卒ではない未経験者」と敬遠せず、若手人材の主要な採用ターゲットとすべきです。

UZUZグループ 専務取締役/川畑 翔太郎
1986年生まれ、鹿児島出身。高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学卒業後、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。2012年UZUZ立ち上げに参画。第二新卒・既卒・フリーターの就活支援実績は累計2,000名を超える。2024年2月より、株式会社UZUZ COLLEGE代表取締役。現在、東洋経済オンラインにてキャリア・人材育成関連の連載を行う。
Q1.転職に「マイナス」のイメージはありますか?【単一回答】(n=741)

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すごくある 48(6.5%)
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少しある 243(32.8%)
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あまりない 305(41.2%)
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まったくない 145(19.6%)
Q2.転職に「プラス」のイメージはありますか?【単一回答】(n=741)

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すごくある 162( 21.9%)
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少しある 435(58.7%)
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あまりない 126(17.0%)
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まったくない 18(2.4%)
Q3.【新卒以外の方に質問です】転職エージェントに登録したタイミングはいつですか?【単一回答】(n=571)

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入社と同時に登録 7(1.2%)
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転職(退職)を考え始める前に登録 31(5.4%)
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転職(退職)を少し考え始めた時に登録 280(49.0%)
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強く転職(退職)を望むようになってから登録 253(44.3%)
Q4.「仕事が辛くても最低3年は続けるべき」という意見に対して、どう思いますか?【単一回答】(n=741)

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時代遅れ(時代に合わない)だと思う 105(14.2%)
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そういう考え方があっても良いと思うが、自分は嫌だと思う 447(60.3%)
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どちらかと言えば、そうすべきだと思う 175(23.6%)
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そうすべき(良い考え方)だと思う 14(1.9%)
■調査概要
調査の方法:キャリア面談の予約時にアンケート実施
調査の対象:既卒・第二新卒として就職活動中の20代男女
有効回答数:741名(既卒者:135名、第二新卒:587名、新卒:19名)
調査実施日:2025年8月11日~2025年11月17日
※本調査では、第二新卒を「正社員や契約社員として3年以内の就業経験がある20代」と定義しています。
※各回答結果の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります。
■「UZUZ(ウズウズ)グループ」について

「UZUZグループ」は、「100年先もウズウズはたらいている世の中をつくる」」をミッションに、第二新卒・既卒・フリーターを中心とした若者向けに就業支援事業、IT分野の教育研修事業、ITエンジニアのSES(派遣)事業を行っています。
「UZUZモデル」という、「株式会社」「奨学金制度」「学校法人」の3つの要素で成り立つエコシステムを実現することで、ミッション達成を目指しています。UZUZグループ各社の利益を、奨学金として学校法人に寄付し、奨学金制度を利用して、学びたくても学べない若者たちが学びの機会を得る。学んだ若者たちが、社会に出てウズウズ働く、そんなサイクルが回っていく世の中を目指しています。
■グループ概要
<UZUZグループ>
代表者:代表取締役社長 岡本 啓毅
本社所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目11-20オフィススクエアビル新宿3階
設立:2012年2月
事業内容:若手人材(第二新卒、既卒、フリーター、新卒)に特化した就業支援事業、IT/DX分野の教育研修事業、ITエンジニアのSES事業、グローバル事業
<グループ会社>
株式会社UZUZホールディングス:https://uzuz-holdings.jp/
株式会社UZUZ:https://uzuz.jp/
株式会社UZUZ COLLEGE:https://uzuz-college.jp/
株式会社ESES:https://eses-inc.jp/
株式会社Otaks:https://otaks.jp
株式会社UZUZ Plus:https://uzuz-plus.jp/
<関連メディア>
キャリア情報メディア「第二の就活」:https://uzuz.jp/service/career-support/column/
無料匿名でキャリア相談ができる「キャリエモン」:https://career-emon.com/media/
UZUZの新卒就業サポート:https://uzuz-shinsotsu.jp/
YouTubeチャンネル「ウズウズカレッジ」:https://www.youtube.com/channel/UCRDj3fsO4eEwh1yHgRoRiww
YouTubeチャンネル「ひろさんチャンネル」:https://www.youtube.com/channel/UCmAqktSctzCRCMQ_HEUjGnw
YouTubeチャンネル「ITエンジニアch【ESES社長・白川】」:https://www.youtube.com/@itengineer-career/videos

UZUZグループ
【本リリースに関する報道関係者からのお問い合わせ先】
UZUZ(ウズウズ)グループ 広報担当:川畑、渡邊
TEL:03-5333-0802 FAX:03-5333-0803
e-mail:r.watanabe@uzuz.jp
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