ミツモア、技術経営を「CTO×CAIO」の二頭体制へ 新CTOに門畑顕博が就任
最高AI責任者(CAIO)を新設し、共同創業者・前CTOの柄澤史也が就任。AI時代のプロダクトと組織づくりに向け、技術トップを「CTO=プロダクト」「CAIO=全社AI」の二役に再編

オンライン見積もり・受発注プラットフォーム「ミツモア」、現場業界特化型SaaS「プロワン」、法人の調達・発注支援「ハッチュー」を運営する株式会社ミツモア(本社:東京都中央区銀座、代表取締役CEO:石川彩子)は、2026年7月、AI時代の技術経営に対応するため経営体制を再編し、新たに門畑顕博が最高技術責任者(CTO)に、共同創業者でありCTOを務めてきた柄澤史也が最高AI責任者(CAIO/Chief AI Officer)に就任したことをお知らせします。生成AIが開発と業務のあり方を根本から変えるなか、ミツモアは技術のトップを「プロダクトを担うCTO」と「全社のAI活用を担うCAIO」の二役に分け、プロダクトのAIネイティブ化と全社の生産性向上を同時に加速させます。
「CTO×CAIO」二頭体制の狙い
生成AIの進化により、プロダクト開発と社内業務の双方で「何を・誰が・どう担うか」が急速に変わりつつあります。ミツモアはこの変化に専任で向き合うため、技術経営を二つの役割に分けました。
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CTO(門畑顕博):プロダクト、とりわけ現場業界特化型プラットフォーム「プロワン」のエンタープライズ領域における技術戦略とプロダクト開発をリードする。
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CAIO(柄澤史也):開発にとどまらず、営業・目標設定・評価など全社の業務プロセスへのAI実装(AIネイティブ化)を統括する。
技術トップを兼務ではなく二役に分けることで、それぞれの領域に専任で意思決定できる体制を築きます。これは単なるポジションの新設ではなく、AI時代に成果を出すための技術経営のあり方そのものを作り替える取り組みだと位置づけています。
<「CTO × CAIO」という選択|最高AI責任者(CAIO)を新設し、技術のトップを二人にした理由>
https://note.com/meetsmore/n/n1027401858b5
二頭体制を支える土壌──「Claude Code」を、エンジニア以外の全社員にも配布
この二頭体制は、ゼロからのAI導入宣言ではありません。背景には、すでに全社に根づいたAI活用の土壌があります。
開発ツールClaude Code は本来、エンジニア向けの開発ツールです。ミツモアはこれを開発部門に閉じず、営業・カスタマーサポート・マーケティング・バックオフィスといったエンジニア以外の職種を含め、全社員に配布しています。すべての社員が、自分の業務に合わせて日常的にAIを使う前提で環境を整えてきました。

2026年5月に開催した全社イベント「Claude Code祭り」では、開催期間中だけで、社員が自ら作った業務自動化ツール(=SKILL)が385件提出されました。当時の社員数を上回る件数です。
さらに、こうして生まれたツールを個人の工夫で終わらせず、申請・承認を経て他部署でも再利用できる仕組みを整備。日程調整や業務フロー図の自動生成、予算消化管理などが現在も運用されているほか、非エンジニアの社員が督促架電を
無人化するオートコールシステムを自作した例も生まれており、直近では商談中に論点を提案するAIエージェントの開発も進んでいます。
今回の体制は、こうした土壌の上で、プロダクトと全社の仕事のしかたの両方をさらにAIネイティブへ引き上げるための、専任体制への再設計です。
※全社AI活用の詳細は、AI推進室へのインタビュー記事でご紹介しています。
<全社員にClaude Codeを配ったら、ミツモアの働き方はどう変わった?「Claude Code祭り」の舞台裏>
https://note.com/meetsmore/n/n46b19417e60e
プロフィールとコメント

最高技術責任者(CTO) 門畑顕博(かどはた あきひろ)
このたびミツモアのCTOに就任いたしました。私はこれまで、研究開発からクラウド事業開発、SaaSプロダクトの開発まで、一貫してエンタープライズ領域とAIに携わってまいりました。AIは人の仕事を代替するものではなく、人の可能性を拡張するものだと考えています。とりわけ現場で働く方々が、より創造的な仕事に向き合えるようにすること。それが私の目指すプロダクトの姿です。現場業界特化型の「プロワン」をエンタープライズ領域でも選ばれるプロダクトへと成長させ、AI時代のものづくりを技術の面から牽引してまいります。
2007年に東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻を修了し、日本電信電話(NTT)に入社。未来ねっと研究所で研究主任として光通信網における数理最適化の研究開発に従事し、博士(工学)を取得。その後アクセンチュアでIT・クラウド戦略コンサルティング、アマゾン ウェブ サービス ジャパンでシニア事業開発マネージャーとして大手企業のクラウド活用・デジタル変革を支援。2023年よりUPWARD株式会社のCTOとして全社の技術戦略と海外事業のプロダクト開発を統括し、商談内容をAIが自動で要約しCRMへ連携する機能や、AIが位置情報の検知精度を自動最適化する機能など、SaaSプロダクトへのAI実装を自らリードしてきた。研究開発・コンサルティング・クラウド事業開発・SaaSプロダクト開発と立場を変えながら、一貫してエンタープライズ領域とAIに携わってきた。2026年7月、株式会社ミツモアCTOに就任。
最高AI責任者(CAIO) 柄澤史也(からさわ ふみや)
共同創業以来、CTOとしてミツモアの技術基盤を築いてまいりました。しかし生成AIの進化により、プロダクトの競争力と全社の生産性は、いずれも専任で向き合うべき経営課題となっています。私はCAIOとして、開発にとどまらず、営業・目標設定・評価に至る全社の業務プロセスをAIネイティブへと作り変えることに専念いたします。AI活用を単なる効率化で終わらせず、社員一人ひとりの成果そのものを引き上げる。その積み重ねが、ミツモアのミッションの実現を加速させると確信しています。

2013年に東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻を修了し、ヤフー株式会社に入社。ヤフオク!のプロダクト開発、ベトナム拠点でのオフショア開発マネジメントを経て、CTO室で全社横断の技術支援に従事した。2017年2月、代表の石川彩子とともにミツモアを共同創業。設立から2週間で初期プロダクトを開発し、2か月でサービスをリリースした。同年5月に取締役就任。以来CTOとしてミツモアの技術基盤をゼロから構築してきた。2026年8月、CAIO(最高AI責任者)に就任。
株式会社ミツモア

生活インフラ産業の生産性向上を通じて、ミッションである「日本のGDPを増やし、明日がもっといい日になると思える社会に」の達成を目指すスタートアップ企業。全国10万超の事業者ネットワークを基盤に、生活インフラ産業を支え、事業者エコシステムの構造的な変革と持続的な発展を実現します。2017年2月創業以来、オンラインで見積もり比較から受発注までワンストップで完結するサービス「ミツモア」や、現場業界特化のオールインワンSaaSサービス「プロワン」、法人の調達・発注業務を支援する「ハッチュー」の開発・提供をしています。2023年には、経済産業省主催の「日本スタートアップ大賞2023」にて経済産業大臣賞(ダイバーシティ賞)を受賞。週刊東洋経済「すごいベンチャー100」2023年版に選出。日本経済新聞主催「NIKKEIネクストユニコーン」2025年版に選出。さらに、代表の石川彩子は、Forbes JAPAN主催「日本の起業家ランキング」Top20に2024年度・2026年度と複数回にわたり選出されました。
ミツモア会社概要:https://meetsmore.com/company
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