関東の魅力度ランキング2026 ー 関東の順位が大きく入れ替わり(地域ブランド調査2026より)

株式会社ブランド総合研究所

「地域ブランド調査2026」の都道府県魅力度ランキングの結果から、関東7都県のランキングを分析した。

東京都が4位で神奈川県5位と順位が前年と入れ替わり。

千葉は関東3位の座を守るも、2023年から順位は下降傾向になっています。

埼玉県、栃木県、群馬県、茨城県の関東地区における順位も、前年より大きく入れ替わりました。

次に、関東の7都県の過去5年間の魅力度の順位をグラフ化したものです。

関東の7都県は、魅力度では上位グループ(東京、神奈川、千葉)と下位グループ(埼玉、茨城、栃木、群馬)に分かれています。上位グループの中では千葉県がやや順位が下がり気味であることは気がかりです。

下位グループでは常に栃木県がトップで、4年連続39位と安定していますが、他の3県は毎年、順位に大きな変動が見られます。

ただし、各都県ともに特徴があり、それぞれ状況は異なっているようですので、以下では都県ごとに結果を分析してみます。

ただし、各都県ともに特徴があり、それぞれ状況は異なっているようですので、以下では都県ごとに結果を分析した結果です。

★各県の分析はこのWebページを参照

4位 東京都   アニメの舞台の接触度が1位!

東京都の魅力度は前年より順位を一つ上げて4位。魅力度も3.8点上昇しています。
情報接触度では「小説・エッセイ・マンガなど」による情報接触度が1位で、前年からの伸びも全国1位。これは「左利きのエレン」や「霧尾ファンクラブ」などのアニメの舞台になったことも原因の一つと思われます。

一方で、東京都が唯一最下位に甘んじているのは「海・山・川・湖などの自然が豊か」というイメージ。東京都の自然が豊かだと評価しているひとはわずか3.5%で47都道府県中では2017年から10年連続で最下位なのです。
でも、実は都市緑地面積は1243ヘクタールで北海道、兵庫県に次ぐ全国3位です。さらに、奥多摩地区や小笠原もありますが・・・

5位 神奈川県   年間観光客が2億人超え!

神奈川県の魅力度は前年より順位を一つ落として5位でした。
神奈川県は居住意欲度が昨年に引き続き2年連続全国1位。なお、市区町村では横浜市は14年連続で1位です。

大規模改修工事を終えた横浜美術館が約4年ぶりに全館オープン。臨港パーク内に、カフェや野外レクリエーション機能を備えた「横浜ティンバーワーフ」が誕生するなど、魅力的なエリアが拡大中。

こうした効果もあり、2025年の年間観光客数が2億人を超え、訪日外国人も4千万人を超えたようです。
もちろん地域ブランド調査の観光意欲度の順位は前年と変わらず5位ですが、点数は502点と前年の48.2点より1点上昇しています。

19位 千葉県   レジャーの評価全国1位も、魅力は低下気味?

千葉県の魅力度は19位。2021年にはトップ10まであとわずかの12位まで上昇しましたが、その後はやや低迷中。
「魅力的な温泉やレジャー施設・公園などがある」との評価が30.9%で全国1位。ただし、2021年には40.4%だったので、5年間で10ポイントほど低下しています。

一方で、TDLのある浦安市の「魅力的な温泉やレジャー施設・公園などがある」は35.6%で前年の32.7%より上昇。
また、観光意欲度は全国128位から41位へと急上昇。つまり、TDLのある浦安市の評価が下がったわけではありません。
つまり、千葉県内の各地にあるTDL以外の温泉やレジャー施設・公園などの魅力が伝わらなかったということになります。

39位 栃木県   4年連続39位。日光市は全国10位

栃木県の魅力度は39位。なんと4年連続で同順位。
もちろん県内にある魅力を考えると、39位というのは低すぎます。

日光東照宮のある日光市の魅力度は1000市町村中で全国10位。世界遺産や日本遺産の認知度はなんと全国1位。「歴史がある」というイメージも全国1位です。つまり、日光が栃木県にあることを認識していない人が少なくないということになります。

観光目的が日光東照宮だけになると、消費者は「日光に行った」と認識はしても、「栃木県に行った」とは思わない可能性があります。これを解決するには、日光旅行にあわせて、周辺の県内の他の施設や店に寄るような流れをいかに高めるか、に尽きます。
栃木県には歴史も、交通も、食も楽しめるところあります。
こうした各地や施設を回遊できるような流れをつくることができれば、栃木県のイメージがもっと高くなるのは間違いないでしょう。

44位 埼玉県   3つ上昇。教育・子育ては全国1位

埼玉県は前年の最下位から大きく3つ順位を上げて44位と、最下位をわずか1年で脱出しました。

その最大の要因は最下位効果かもしれません。前年に初めて最下位になったことで、話題性と情報発信につながったのと、県民の危機感とやる気がアップし、埼玉県の魅力を高め、発信しようとした県民が増えたのは間違いありません。

また、埼玉県は「教育・子育ての県」のイメージが全国1位で、これは2年ぶり7度目。2018年以降は2位以内であり、埼玉県はずっと「教育・子育ての県」としてのイメージは高いのです。

それから「スポーツの県」としてのイメージが全国4位と、10位以内と高い評価を得ている指標がたくさんあります。

こうしたことから、埼玉県の「住んでみたい」という居住意欲度は高く、全国12位です。

45位 群馬県   急降下で関東6位に。草津の魅力生かせず

群馬県の2026年の魅力度は45位で、前年の39位より6つも低下してしまいました。
観光親善大使の認知度は全国1位。これは「ぐんま大使」の中山秀征さんと井森美幸さんの活躍によるものでしょう。そして、ご当地キャラクターの認知度は4位。もちろんぐんまちゃんです。

それに加えて、草津町(魅力度は全国18位)は「魅力的な温泉やレジャー施設・公園などがある」と「泊まりたい宿泊施設がある」の評価がいずれも全国1位です。ちなみに、昨年12月には「温泉文化」がユネスコ無形文化遺産の国内候補に選ばれています。

ところが「食事がおいしい」を評価している人の割合は、わずかに8.8%しかありません。「群馬県」の本当の魅力をいかに多くの人に伝えるか。群馬県の課題はここにありそうです。

46位 茨城県   10年間で魅力度は2倍! 食のイメージは上昇中

茨城県の2026年の魅力度は46位で、前年と変わらず。ただし、点数は0.9点高くなっています。
ちなみに10年前の2016年の茨城県の魅力度は7.7点、そのころと比べるとおよそ2倍に高まっています。

茨城県は評価の高い指標もたくさんあります。例えば、「教育・子育ての県」は全国6位、「 IT・先端技術の県」は全国7位。
そして、「道の駅や農産物直売所」の認知度は全国2位で、その伸びは全国で最も大きくなっています。


ところが、観光意欲度はまさかの47位!
その原因の一つとして考えられるのは、観光情報サイトの接触度が45位と低いこと。
上記のように県内にいろいろある魅力的なものを、いかに伝えるか。観光関連の情報発信の方法を見直すことも必要なのかもしれません。

第21回「地域ブランド調査2026」とは

「地域ブランド調査2026」は、国内1,000市区町村および47都道府県の計1,047地域を対象に、全国の消費者が各地域のブランド力を評価する、日本最大規模の消費者調査です。

2006年から毎年実施されており、今回で21回目となります(都道府県については2009年から調査を開始し、今回で18回目)。

調査では、各地域について「魅力度」「認知度」「情報接触度」をはじめ、地域のイメージ(「歴史・文化のまち」など14項目)、情報接触経路(「旅番組」など15項目)、地域コンテンツの認知(「ご当地キャラクター」など17項目)、観光意欲度、居住意欲度、産品の購入意欲度、地域資源の評価(「街並みや魅力的な建造物がある」など18項目)など、全91項目を質問。インターネットを通じて全国から得られた31,666人の有効回答をもとに、20代から70代までの人口構成に合わせて集計・分析しています。

認知度や魅力度、地域のイメージ、観光・居住・産品購入への意欲などを多角的に評価することで、各地域のブランド力の現状を把握できる大規模調査です。

地域ブランド調査2026特設サイト

地域ブランド調査2026の結果(プレスリリース)

都道府県魅力度ランキング2026

市区町村魅力度ランキング2026

都道府県魅力度の伸びランキング

調査概要

調査方法:   インターネット調査
回答者:    年齢20代~70代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収。
        ※日本の縮図になるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計
有効回収数:  31,666人
        ※1人の回答者は市区町村の調査票の場合20、都道府県は12の地域について回答。

        1地域の平均回答者数は市区町村は平均558人、都道府県は平均949人
調査対象:   全国1,000市区町村(全792市+東京23区+185町村)と47都道府県
調査時期:   2026年6月23日~7月17日

お問合せ先

株式会社ブランド総合研究所 
  Tel. :  03-3539-3011(代)
  Fax.:  03-3539-3013
  E-mail:  survey[アットマーク]tiiki.jp
    ※送信時は[アットマーク]を@(半角)に変換してお送りください。

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URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都港区虎ノ門1-1-20 虎ノ門実業会館3階
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03-3539-3011
代表者名
田中 章雄
上場
未上場
資本金
2500万円
設立
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