幼保施設や学校と自宅学習、オンラインとオフラインを組み合わせ幼児を起点に18歳まで一気通貫した英語教育サービスを提供

6つのシナジーで顧客との接点を拡大し、子どもたちのウェルビーイング向上へ

株式会社レアジョブ

スキルの可視化と向上を支援する“AIアセスメントカンパニー”の株式会社レアジョブ(以下、レアジョブ)の、子ども子育て支援事業を展開する子会社である株式会社K12ホールディングス(以下、K12HD)は、新しい経営体制と今後の事業シナジーおよび成長戦略についてお知らせいたします。

 

  • K12HD設立の背景

K12HD設立の背景K12(ケートゥエルブ)とは“未就学児(幼稚園:Kindergartenの年長)から高校卒業までの教育期間”を指す言葉で、地域によって就学年齢などが異なる北米で生まれました。これは、幼保小中高といった学校の枠組みにとらわれない一貫した教育の実現を目指すコンセプトでもあり、日本でも学校教育法改正による中高一貫校の増加などに伴って浸透しつつあります。
 
 英語は、2020年度の「新学習指導要領」の全面実施によって外国語活動(英語)の授業が小学3年生からに引き下げられるなど、より幼少の段階から学習を始める動きが加速しております。さらに、保育活動の中で英語を取り入れている保育園・幼稚園も増加傾向にあります。
  

       (出典:ベネッセ教育総合研究辞所「第3回 幼児教育・保育についての基本調査」)
 
 保育園・幼稚園などの正課(※1)で英語教育を行っていくには、英語指導人材の確保やコスト面での課題が出てくると見込まれます。しかしながら、幼児期を起点に18歳まで一貫した英語教育は、グローバル化がさらに加速していくこれからの時代に向けて日本に必須となるものであり、横断的かつ新しい事業の仕組みの必要性はますます高まっていきます。
 
 こうした背景から、幼保小中高までの期間を一気通貫でつなぐ新しい英語教育サービスを世に送り出すべく、K12HDを設立いたしました。
 ※1:正規の課業のこと。保育施設の保育時間内で行う活動、学校の授業科目など。「課外活動」の対義語。
  

  • K12HDが目指すこと

 レアジョブグループでは、グループビジョンである“Chances for everyone, everywhere.”の実現を目指しております。ビジョンの実現に向け、多角的な事業を有するレアジョブグループの中でも、K12HDは「子ども子育て支援事業」を展開してまいります。 

       ※2:肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること
  

  • 経営体制

 K12HDでは、子ども子育て支援事業を展開する4社の事業会社を有しています。 

・株式会社エンビジョン(2019年にレアジョブ子会社として創業、2023年6月~(株)ボーダーリンクと合併)
  ―リップルキッズパーク事業:子ども向け(個人)オンライン英会話事業。対象は幼児~小学生。
  ―エデュル事業:子ども向け(学校/個人)オンライン英会話事業。対象は小学生~高校生。


  ・株式会社アイ・エス・シー(2023年1月〜参画)
  ―保育事業:認可/認可外/発達支援の保育施設を運営。現在は37園を展開する事業。
  ―その他事業:教育プログラム販売、コンサルティング、企業向け子育て支援プログラムの提供。
 
  ・株式会社ブリティッシュカルチャーアカデミー(2023年1月〜参画)
  ―保育/英語教室事業:同一施設にて認可外保育園と英語教室を2店舗運営。英語教室の対象は幼児〜大人。
  ―英語講師派遣事業:保育園や幼稚園にネイティブの英語講師を派遣し、園児にレッスンを提供する事業。
 
  ・株式会社ボーダーリンク(2023年4月~参画)
  ―ALT派遣事業:ALT(※3)人材の派遣事業。対象は幼稚園・保育園・こども園、小学校〜高校。
  ―グローバルフィールド事業:店舗型の子供向け英語教室を1店舗運営。対象は幼児〜小学生。

※3: Assistant Language Teacher(外国語指導助手)の略称。英語を母語とする指導助手。
  

  • 事業領域とシナジー創出

K12HDでは、幼児から高校生まで一気通貫の英語関連教育サービスを提供してまいります。


 事業会社の4社は、「英語指導者派遣」「保育」「オンライン英会話」「オフライン英語教室」という4つの事業領域でサービス提供を行います。
 各事業を横断的かつ有機的に組み合わせることで、【オンラインとオフライン】【正課と課外】【幼児から高校生まで】多様な手段で幅広いターゲットに一貫した教育サービスを提供できるのが当社の強みです。それぞれを掛け合わせて6つのシナジーを創出した先に、指導品質の底上げ・指導者の人材確保と活用・プログラムやサービス単体での拡大提供・国内外におけるサービスフランチャイズ展開など、当社だけの範囲にとどまらない事業展開を目指してまいります。
  

  • 6つのシナジー

 

1. 英語指導者を保育施設に派遣しレッスンを提供
 (英語指導者派遣×保育)

 株式会社アイ・エス・シーが運営する「ウィズブック保育園」に外国人英語指導者を定期派遣し、子どもたちにオフライン英会話レッスンを提供。《英語によるコミュニケーションを正課で体験できる保育施設》としての特色を生かし、入園希望者の増加につなげます。
 
 2. 幼児向け英語教育サービスの共同開発
 (保育×オフライン英語教室×オンライン英会話)

 1つめのシナジーで実現するオフライン英会話レッスンに加え、オンライン英会話レッスンを保育施設の正課カリキュラムに組み込むことで、幼児期における英語学習の起点として価値あるサービスを共同開発します。
 「ウィズブック保育園」で正課として英会話レッスンの運営を定着させます。また、子どもたちの英語学習成果を実証とすることで、他社が運営する保育園でのサービス導入も目指します。
 
 3. 販路拡大と英語指導者の人材充足・活用
 (英語指導者派遣×オンライン英会話)

 株式会社ボーダーリンクがALTを派遣する100以上の自治体に対し、さらに学習効果を向上させるべく、株式会社エンビジョンの学校の教科書に準拠したオンライン英会話サービスである「エデュル」のレッスンチケットを無償あるいは有償で配布。受講者の希望に応じて自宅でも「エデュル」を契約できるようにします。
 また、当社グループで働くフィリピン人オンライン英会話講師をALTとして活用することで、英語指導者人材を恒常的に充足させます。
 同時に、日本での就業キャリアパスを用意することで、フィリピンでのオンライン英会話講師獲得の競争力や指導力向上につなげます。
 さらに、学校の長期休校時にはALTとして働く英語指導者が「エデュル」などのサービスで期間限定オンライン英会話レッスンを提供。人材の生産性向上を図ります。
 
 4. バイリンガル教育を展開する保育事業を開発
 (保育×オフライン英語教室)

 インターナショナル保育園など、バイリンガル教育の環境構築によって、付加価値の高い経験や英語スキル習得を実現する幼児教育を目指します。当社独自のモデルを確立させ、国内外を問わず事業にとって最適な環境や施設を模索し、フランチャイズ展開も視野に入れていきます。
 
 5. オフライン英語教室への英語指導者の派遣
 (英語指導者派遣×オフライン英語教室)

 英語指導者を共用化し、流動的なニーズに対する人材確保を実現。英語指導者の安定雇用と活性化を図ります。また、派遣先の学校や英語教室での指導経験を活かし、指導力の高い英語指導者を輩出することで、他事業者との差別化につなげます。
 
 6. 保育施設向けオンライン英会話サービスの提供と課外活動への展開
 (保育×オンライン英会話)

 2つ目のシナジーとして共同開発する幼児向け英語教育サービスを、保育施設に「1対n形式」で提供し、幼児期から英語によるコミュニケーションの機会を毎日提供できる環境をつくります。全国約38,000施設にサービス販売を展開し、まずは約1割の4,000施設での導入を目指します。
 また、課外活動として、当社サービスのオンライン英会話レッスンを保育施設から保護者に提案。利用者増加を図るとともに、保育施設にはインセンティブを支払うことで、職員の待遇改善や保育環境改善の一助につなげるという好循環を生み出します。
  

  • 事業領域とシナジー創出

 K12HDが提供していくサービスおよび事業領域は、レアジョブグループにとっても新しいチャレンジとなります。まずは、英語指導者派遣事業と保育事業のシナジーを活かし、教育機関や保育施設への英会話サービス普及を加速してまいります。
 
 6つのシナジーを活かしたフレキシブルなサービス展開の先には、教育環境の整備や多様化、より質の高い教育プログラムの実現、英語指導者の雇用拡大や事業者の待遇改善への貢献といった可能性が見込まれます。そして、その実現がすなわち当社のミッションである「子どもたちのウェルビーイングを向上させる」を果たすと考え、着実な事業成長を進めてまいります。
 
 その他、K12ホールディングスの事業シナジーと成長戦略の詳細についてはリンクよりご参照ください。
 https://www.rarejob.co.jp/wp-content/uploads/2023/04/230413_K12HD.pdf
  

  • 株式会社K12ホールディングスについて

 所在地:東京都渋谷区神宮前6-27-8 京セラ原宿ビル2F
 代表者:代表取締役社長 安永 成志
 事業内容: 株式会社レアジョブの中間持株会社
  

  • 株式会社レアジョブについて

 所在地:東京都渋谷区神宮前6-27-8 京セラ原宿ビル2F
 代表者:代表取締役社長 中村 岳
 U R L :https://www.rarejob.co.jp/
 事業内容:英語関連事業
 上場取引所:東京証券取引所プライム市場
  

  • レアジョブグループの事業展開について

 レアジョブグループは、AIアセスメントカンパニーとして、グループビジョン“Chances for everyone, everywhere.”に基づき「世界中の人々が、それぞれの能力を発揮し、活躍できる世の中の実現」を目指しています。オンライン英会話をはじめ、AI ビジネス英語スピーキングテスト「PROGOS®」などアセスメントを軸とし、個人・法人・教育機関などを対象に事業を展開。また、英語だけでなくグローバルリーダーに必要な評価・育成・採用など人材関連サービスや、資格取得を支援するサービス、K12領域における子ども子育て支援サービスも幅広く提供。今後も、国内のみならずグローバルな事業展開を推進してまいります。
  

  • イメージムービー:レアジョブが描く少しだけ未来の風景

 


 【サービス関連情報】
 ・累計無料登録ユーザー数: 100万人以上※
 ・累計導入法人企業数: 3,400社以上
 ・累計導入教育機関数: 330校以上
 ※ユーザー数は、当社グループの英語サービスすべてのユーザー数を記載
 
 【提供サービス】
 ◆リスキリング関連サービス
 ―オンライン英会話サービス

 ・オンライン英会話サービス「レアジョブ英会話」
 https://www.rarejob.com/
 ・オンライン完結成果保証型英会話プログラム「スマートメソッド®コース」
 https://smart-method.rarejob.com/
 
 ―アセスメントサービス(英語力測定)
 ・ビジネス英語スピーキングテスト「PROGOS®」
 https://progos.ai/
 ・英語スピーキング力診断アプリ「PROGOS®」
 https://progos.ai/app/progos.html
 
 ―法人向け人材育成関連サービス
 ・グローバルビジネススキル習得プログラム「グローバルスキルPowerトレーニング」
 https://www.progos.co.jp/power_0
 ・法人向けグローバルリーダー育成研修サービス
 https://www.progos.co.jp/
 
 ―資格取得支援サービス
 ・法律系難関資格のオンライン学習サービス「資格スクエア」
 https://www.shikaku-square.com/
 
 ◆子ども・子育て支援サービス
 ―オンライン英会話サービス

 ・子ども専門オンライン英会話サービス「リップルキッズパーク」
 https://www.ripple-kidspark.com/
 ・学校/個人向けオンライン英会話サービス「エデュル」
 https://www.envizion.co.jp/index.html
 
 ―英語教室関連サービス
 ・保育園および英語教室「ブリティッシュカルチャーアカデミー」
 http://www.british-ca.co.jp/
 ・子ども向け英語教室「グローバルフィールド」
 https://www.global-f.jp/
 
 ―保育関連サービス
 ・保育施設「ウィズブック保育園」
 https://wb-hoikuen.jp/
 ・教育プログラム販売、コンサルティング、企業向け子育て支援プログラムサービス
 https://isc-ac.jp/service/
 
 ―英語指導者派遣サービス
 ・保育園/幼稚施設/学童施設への英語指導者派遣サービス
 http://www.british-ca.co.jp/company/
 ・ALT人材派遣サービス
 https://www.borderlink.co.jp/service/alt.html
  

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会社概要

株式会社レアジョブ

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URL
http://www.rarejob.co.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都渋谷区神宮前6-27-8 京セラ原宿ビル2F
電話番号
-
代表者名
中村岳
上場
東証スタンダード
資本金
-
設立
2007年10月