《福知山市×福知山公立大学×SHIBUYA QWS》持続可能なまちづくりを目指し、地域や年齢を超えたメンバーによる200以上の問いが飛び交う ”脱炭素な暮らし”を考えるワークショップを開催しました!
「自治体の問いで遊んでみる」QWS QuestionStormingwith 福知山市 ~脱炭素な暮らしとは~
本イベントは福知山市が起業や企業内企業をめざす方が必要な知識及びスキルを修得できるよう2021年から福知山公立大学と連携して実施する起業家人材育成プログラム「NEXT産業創造プログラム」の一環で開催しました。ワークショップで出されたアイデアを活かし、今後のプログラムの中で企業と連携しながら脱炭素社会実現による持続可能な地域づくりに向け、活動してまいります。
今後もQWSと連携し、都市部の企業等との連携によるイノベーションの創出をめざし、取り組んでいきます。
「QWS QuestionStorming with 福知山市」概要
日時:2023年12月15日(金)16:00~19:00
場所:東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア15階
SHIBUYA QWS PLAY GROUND
テーマ:脱炭素な暮らしとは
◆QWS QuestionStormingとは?
QWS QuestionStormingは、自治体や企業などのテーマオーナーが投げかける「問い」に対して様々な方と意見交換を行うオープンなワークショップです。QWSメンバーに問いを投げかけたテーマオーナーと一緒に、ワークショップ形式でQWSならではのスクランブルな「問い」の創発を体感していただけます。
QWS QuestionStormingで得られたアイデア
福知山市役所職員、福知山公立大学の学生、SHIBUYA QWS会員企業、一般参加者で構成された各4チームによって以下のようなアイデアが発表されました。
■「大学生に話が聞ける!泊まれる実証実験ハウス」
■「スマートな生活を福知山から始めませんか?」
■「福知山市広報が選ぶ!やせがまん大賞」
■「黒豆トークン」
【参加した福知山市職員が200以上の中から選ぶナイスクエスチョンは以下のとおりです。】
■「変えたくない暮らし方とは?」
■「脱炭素の先にあるものって?」
■「脱炭素をダイエットくらいわかりやすくするには?」
福知山市エネルギー・環境戦略課 足立係長コメント
「脱炭素な暮らし」という問いをきっかけに地方と都市のメンバーがQWSに集結し、脱炭素を踏まえた新しい生活スタイルの構築を狙い「解」の創出に挑戦しました。ここで発案されたさまざまなアイデアを、本プログラムで構築をめざす脱炭素型住宅「プラネットハウス」に取り入れ、他にはない新しい住まいを、福知山から世界に発信します。
参加した福知山公立大学生コメント
■今回参加したイベントでは、様々な業界の方々や大学生など幅広く交流することができました。脱炭素の必要性、重要性を深く考えさせられる意見を集めることができました。これらを反映させて今後のプロジェクト構築へつなげていきたいと考えています。(福知山公立大学 4回生)
■SHIBUYA QWSでのイベントに参加させていただき、様々な背景を持った方々と問いを深め、多様な視点を吸収することができました。私たちはどうしても地方、地域での視点に捉われてしまいがちですが、イベントを通じて、都市部で活躍されている方々の視点を取り入れることができ、より本質的な問いに近づけたと感じました。この経験を活かし、より多くの人が脱炭素を身近なものとして捉えることができるようなプロジェクトにしていきたいです。(福知山公立大学 3回生)
福知山市の脱炭素社会実現への挑戦 「プラネットハウス」建築プロジェクト
世界が脱炭素社会への移行を加速させるなか、京都府福知山市は、地元企業や教育機関と連携し、脱炭素社会実現による持続可能な地域づくりを目標に掲げ、環境に配慮した新たな生活様式を具体化する住まい「プラネットハウス」の建築プロジェクトに挑戦します。
本プロジェクトは、脱炭素や高性能住宅設計に非常に感度が高い「事業者、建築家、金融機関、大学生、大学及び行政部局」が連携し、脱炭素型の付加価値を取り入れた住まいによる新しい生活スタイルの構築に取り組んでいます。
さらに本プロジェクトでは、これからの社会を担っていく若い世代にも“脱炭素社会”について自分ゴト化し向き合う機会を創出するため、福知山公立大学と連携し「NEXT産業創造プログラム」において、「脱炭素シェアハウスプロジェクト」に取り組んでいます。若い世代が考える「地球環境を考えた暮らし方」が実現できる住宅を作り、実際にそこに住んでもらうことにより、脱炭素・SDGsに関する感度の高い人材を育成したいと考えています。
福知山市は、脱炭素・エネルギーの地産地消を通した新たな収益構造を「プラネットハウス」プロジェクトで構築し、世界に発信していきます。
<プラネットハウスとは>
地球に配慮した生活をめざす新しい形のシェアハウスです。各シェアハウスを小さな惑星と見立て、自然との調和や持続可能な生活様式を重視しています。住人たちは共生し、エネルギーの効率的な利用やリサイクルを通じて地球環境への影響を減らすことをめざします。
福知山市の脱炭素社会の捉え方、エネルギーに対する想い
脱炭素の取組やエネルギーの地産地消は、世界的な転機である脱炭素社会への移行の流れにおいて、地方都市が持続的にありつづけるための非常に大きなチャンスであると捉えています。脱炭素に取り組むことにより、地球の温暖化対策としての側面に加え、地域でエネルギーを作って使うことにより生まれる地域資本の地域内循環の実現が期待できます。福知山市は、脱炭素やエネルギー面において北近畿の先駆者をめざしており、脱炭素社会の実現による持続可能な地域づくりに挑戦し、この新しい価値を福知山から世界に発信していきたいと考えています。
NEXT産業創造プログラム
福知山市では、産業施策のテーマとして「産業集積と技術革新のまちづくり」を掲げ、先進的な企業やこれから生まれる多様な産業を集積させ、雇用の創出や雇用水準の向上にも寄与する新たな企業や産業の育成に取り組んでいます。
その実現に向け、2021年度から福知山公立大学と連携し、起業家人材育成プログラム「NEXT産業創造プログラム」を開講しています。
イノベーションを創出する起業家輩出の障壁として、2017年度中小企業白書からは、「経営知識の不足」「資金方法の目途がつかない」「事業化の方法がわからない」などがあげられています。本プログラムは、それら起業を阻む壁に対し、処方箋となるよう「基礎科目」「事例研究型科目」「PBL型科目(課題解決型科目)」の3つから構成されるカリキュラムを提供します。
「辛くない!京野菜:万願寺とうがらし~廃棄ロス活用アイデアワークショップ~」の今
2023年8月30日に、SHIBUYA QWSにて福知山公立大学の学生、SHIBUYA QWS会員企業、自治体職員など約30名の参加のもと福知山の特産品である京野菜、万願寺とうがらしの廃棄ロスをテーマにワークショップを開催しました。そこで得られたアイデアをNEXT産業創造プログラムでよりブラッシュアップさせ、「福と知が山盛り」の福知山と「満願成就の開運野菜」と言われる万願寺とうがらしの縁起の良さをかけて「万願成就あめ」が考案されました。また、株式会社Seasonで商品化している三和ぶどうジュースを作る際に絞り残った種と皮を使ったぶどう味もラインナップに加えることになりました。
参考)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000093836.html
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像