MSCラベル付き水産物の普及に貢献いただいた事業者を表彰する「MSCジャパン・アワード 2025」開催！

水産資源の持続的な利用に向けた取り組み　～「コミュニケーション部門」「特別賞」の2部門を新設し、今年は5部門～

MSCジャパン

2025年7月31日 11時00分

持続可能な漁業とMSC「海のエコラベル」を推進する国際的な非営利団体MSC（海洋管理協議会）の日本事務所である一般社団法人MSCジャパンは、日本においてMSCラベル付き水産物の普及に貢献いただいた事業者を表彰する「MSCジャパン・アワード 2025」の授賞式を8月21日（木）14時から開催いたします。　授賞式は、東京ビッグサイトの会議棟１階１０１会議室で行います。

「MSCジャパン・アワード」は、昨年から開始した、MSC「海のエコラベル」付き水産物を国内に広めることに貢献いただいた事業者を称えるための賞となります。昨年は「小売部門」「メーカー部門」「フードサービス部門」の3つのカテゴリーを設け、2023年度の消費者向けMSCラベル付き製品の販売重量の実績に基づいて受賞事業者を決定しました。2回目となる本年は、上記の3つに加え、MSCラベル付き水産物を消費者に広めるお取組みに関する「コミュニケーション部門」、さらには「特別賞」の2つの賞を新たに開設し、5部門で表彰します。

授賞式では、各部門と特別賞の受賞事業者の発表と、各受賞事業者よりMSCラベル付き水産物の取扱い等に関するプレゼンテーションを行います。

【「MSCジャパン・アワード 2025」授賞式概要】

■日時：202５年8月21日（木）1４時～1５時15分
■会場：東京ビッグサイト会議棟１階101会議室（東京都江東区有明3-11-1）
■進行スケジュール（予定）

・MSCジャパンからのご挨拶・動向などのご説明、各部門の受賞事業者様の発表
・小売部門　受賞事業者によるプレゼンテーション
・メーカー部門　受賞事業者によるプレゼンテーション
・フードサービス部門　受賞事業者によるプレゼンテーション

・コミュニケーション部門　受賞事業者によるプレゼンテーション

・特別賞　受賞事業者によるプレゼンテーション
・記念撮影

■見学方法：授賞式の見学をご希望の方は以下のフォームよりお申込みください（先着60名）。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSew2SbpzdR-98fbXj_eKn1aiYwooGu_3kLczpMHcsfIO2-ydQ/viewform?usp=preview

【「MSCジャパン・アワード」設立意義】

2007年のMSCジャパン設立以来、日本国内でMSC認証水産物を扱うMSC CoC認証取得事業者の数は増え続け、現在では390件を超えました。国内で202４年度に販売されたMSC「海のエコラベル」付き消費者向け製品の重量は2万トンを超え、スーパーやコンビニ、レストランなど身近なところでMSCラベルの付いた水産物を購入・注文できるようになりました。「MSCジャパン・アワード」は、MSCラベル付き水産物を国内に広めることに貢献いただいた事業者を称えるための賞となります。

★ ご参考：昨年の「MSCジャパン・アワード２０２４」受賞企業は以下のとおりです。

小売部門：　　　　　イオン株式会社

メーカー部門：　　　株式会社ニッスイ

フードサービス部門：日本マクドナルド株式会社

MSCジャパンは、8月2０日（水）から2２日（金）の期間に東京ビッグサイト東館で開催される「第27回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」にもブースを出展しています（ブース番号：S-52）。MSC「海のエコラベル」付き製品やメニューの展示などを行い、スタッフがMSC認証取得等に関する質問に対応しますのでぜひお立ち寄りください。

■MSC（海洋管理協議会）について

将来の世代まで水産資源を残していくために、認証制度と水産エコラベルを通じて、持続可能で適切に管理された漁業の普及に努める国際的な非営利団体です。本部をロンドンとし1997年に設立され、現在は約20カ国に事務所を置き世界中で活動しています。MSCジャパンは2007年に設立。MSC「海のエコラベル」の付いた水産品は、2022年度には世界66カ国で20,000品目以上、日本では700品目以上が販売されました。国内ではイオングループ、生協・コープ、セブン＆アイグループ、マクドナルドなどで購入できます。

持続可能で適切に管理された漁業のためのMSC漁業認証規格は世界で広く認知されており、最新の科学的根拠に基づき策定されたものです。FAO（国連食糧農業機関）とISEAL（国際社会環境認定表示連合）双方の要求事項を満たした世界で唯一の漁業認証プログラムでもあります。漁業がこの規格を満たすためには、（1）水産資源が持続可能なレベルにあり、（2）漁業による環境への負荷が最小限に抑えられており、（3）長期的な持続可能性を確実なものにする管理システムが機能していることを、第三者審査機関による審査を通じて実証することが求められます。

詳しくはMSCウェブサイトをご覧ください：https://www.msc.org/jp

■MSC「海のエコラベル」について

MSCの厳格な認証規格に適合した持続可能な漁業で獲られた水産物にのみ認められる証、それがMSC「海のエコラベル」です。