オールアバウト、東京都健康長寿医療センター 高齢者の“ものづくりプログラム”への参加が、認知症との共生に寄与することを日本応用老年学会大会にて発表
~MCI/軽度な認知症の人に対する無作為化比較試験による趣味講座の効果を検証~
株式会社オールアバウト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:江幡 哲也、以下「オールアバウト」)と地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(所在地:東京都板橋区、理事長:鳥羽 研二、以下「健康長寿医療センター」)は、経済産業省「サービス産業強化事業費補助金(認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業)」における補助事業で、全国5か所の自治体/団体の高齢者を対象にものづくり活動による健康増進プログラムの無作為化比較試験を実施し、QOL(生活の質)や認知機能への介入効果を検討することを目的とした共同研究結果を2022年11月12日・13日に開催された「第17回日本応用老年学会大会」にて、発表したことをお知らせします。
- 共同研究の背景・目的
そのような中、ハンドメイド講座の開発や全国約1万3千人の認定講師を組織化し、生涯学習事業を展開する株式会社オールアバウトライフワークス(本社:東京都台東区、代表取締役社長:菱倉 英一、以下「ライフワークス」)をグループ会社に持つオールアバウトと健康長寿医療センター・京都橘大学は、2020年度より共同研究を開始しております。2021年度は「MCI・軽度認知症の人に対する趣味教室の効果検証:交互法無作為化比較試験」を実施し、その結果を「第17回日本応用老年学会大会」にて発表いたしました。
- 研究概要
- ライフワークスが開発したMCI/軽度な認知症の人向けオリジナル教材例
- 研究結果
1.本人の心理効果への介入効果
・失敗に対する不安において有意な群間差が見られた。
・自尊感情への好影響が見られ、自尊感情の維持・向上には一定期間の関与が必要であることが示唆された。
2.認知機能への介入効果
・言語機能に介入効果がみられ、講師や家族との交流の増加が寄与している可能性が示された。
3.QOLを向上する機会の創出
・講座への参加により、本人および家族の語りからメンタルヘルス改善の可能性が示唆され、今後の新たな教材開発やプログラム活用に関する展望的な知見が得られた。
以上の研究結果から、ものづくりを題材とする趣味講座への参加は、認知症の共生と予防の両面を満たす介入方法となる可能性があることが示されました。
- 今後の展開
■お問い合わせ先
高齢者向けの趣味教室の導入をご検討もしくは、本実証事業の進捗・成果についてご興味のある、企業・自治体・各種団体の皆様、お気軽にお問合せください。
株式会社オールアバウトライフワークス 新領域推進室:ウェルネス担当
https://allaboutlifeworks.co.jp/form_wel.php
【株式式会社オールアバウト 会社概要】
■所在地 : 東京都渋谷区恵比寿南1-15-1 A-PLACE恵比寿南3F
■代表者名: 江幡 哲也
■設立年月日 : 1993年3月25日
■事業内容 : 専門ガイドによる総合情報サイトの運営、インターネット広告事業
■資本金 : 12.85億円(2022年9月末現在)
■URL : https://corp.allabout.co.jp/
【株式会社オールアバウトライフワークス 会社概要】
■所在地 : 東京都台東区浅草橋3-1-1 TJビル4F
■代表者名 : 菱倉 英一
■事業開始 : 1997年7月
■事業内容 : 生涯学習事業
■資本金 : 7,600万円
■URL : https://allaboutlifeworks.co.jp/
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