ユニファが保育AI「すくすくレポート™」を開発、先行利用施設を募集開始
~「写真・連絡帳・帳票等のデータ」からこどもの育ちを自動的にまとめます~

テクノロジーの力で保育や子育てに関する社会課題を解決するユニファ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:土岐泰之、以下「ユニファ」)は、保育総合ICTルクミー(以下「ルクミー」)の「写真・連絡帳・帳票等のデータ」からこどもの育ちを自動でまとめることができる保育AIサービス「すくすくレポート™」を開発しました。
今春にリリースするβ版の先行利用施設を2025年3月10日(月)より募集開始することをお知らせいたします。
※「すくすくレポート™」は特許出願中です
1.背景
保育現場では、保育者がこどもたち一人ひとりと向き合い、成長を見守り支援をするために、日々のこどもたちの記録業務に多くの時間を費やしています。しかし、個人毎・クラス毎の振り返りを行うタイミングや次の計画を立てるタイミングで、過去の記録をさかのぼって探す作業や自身の記憶を思い出すことには大変な労力がかかります。
ユニファは「家族の幸せを生み出すあたらしい社会インフラを世界中で創り出す」をパーパスに、保育現場の課題解決を支援する保育総合ICTサービス「ルクミー」を提供しています。
また、ルクミーで既に提供をしている『保育AI』サービスは、保育者の「もっとこどもをみたい」と保護者の「もっとこどもをみてほしい」というニーズに応え、保育者の業務負荷軽減とこどもとの時間創出をサポートしています。
保育者の方がこどもたちを思いながらまとめた記録・撮影した写真を、こどもの次の未来につなげるための情報として提供したい。そんな想いから、今回ユニファでは『保育AI』を更に進化させた「すくすくレポート™」開発しました。「すくすくレポート™」β版のサービス提供開始は2025年の春を予定しています。
保育者は「すくすくレポート™」を活用することにより、過去に残したすべての記録が、こどもの未来を広げるための貴重な資源となることを実感いただけます。また、記録をさかのぼって探す作業は『保育AI』がサポートすることができるため、書類等を確認する負担を軽減し、より保育の本質に集中できる時間が生まれることを期待しています。
2.「すくすくレポート™」の特徴

「すくすくレポート™」は、日々の写真、連絡帳、日誌などの記録を生成AIが分析し、個人の成長やクラス全体の状況をまとめたレポートを自動で作成するサービスです。 具体的には、以下の機能を提供します。
① 日々の写真からの要約(1か月から最大12か月までの範囲)
撮影された写真から顔認識機能で特定の児童を抽出し、画像認識や生成AIでテキスト要約します。
また、写真からその子の成長を深く語るにあたって貴重なキーワードを生成します。その子がどんなことをしていたか、よく一緒に写っている子などがAIによってわかります。
②写真からキーワードの抽出
保育AIで写真からその子に特化したキーワードを生成し、成長を深く語るための貴重なヒントを提供します。
③ 写真だけではなく連絡帳や日誌も含めた要約、個人~クラスでのまとめを作成
日々の写真に加えて、連絡帳や日誌の帳票類のテキストデータを抽出し、日々の写真と帳票類テキストを組み合わせて要約します。テキストの要約、キーワード抽出は、個人単位だけではなくクラスでも作成が可能です。
「すくすくレポート™」紹介サイト
https://lookmee.jp/hoikuai/sukusuku-report.html
<ご利用されたお客様の声>
これまでに実施したプロトタイプ検証では、以下のような声が寄せられています。

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連絡帳や帳票の内容があがってくるので、その子の成長の道筋が出てくる。(私立園・担任)
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職員会議でクラスの様子を伝える際に使えそう(私立園・担任)
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写真に写っているキーワードが、次の保育やクラス交流のきっかけになりそう(私立園・主任)
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毎年6月に面談をしているが、4月からの振り返りをふまえて具体的に話せそう(公立園・担任)
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半期ごとに児童票に子どもの様子を記載しており、その際にこどもの様子が参考にできる(私立園・担任)
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要録作成時、過去の児童票を振り返りながら作成しているため、このデータがあると業務が楽になる(公立園・担任)
3.β版(ベータ版)の先行利用希望施設募集について
ユニファ(ルクミー)は、すくすくレポート™のβ版を先行利用する保育施設を募集します。 先行利用にご協力いただいた施設には、すくすくレポート™の機能改善や、より効果的な活用方法の検討にご参加いただきます。
ご興味のある施設様は、下記までお問い合わせください
https://forms.gle/QfqZuje2eNwFJLzM9
なお、2025年3月15日(土)開催の「UPDATE EARTH 2025」においても、ルクミーのブース出展・代表土岐の登壇があり、「すくすくレポート™」のご案内をしております。
イベント詳細は以下をご確認ください。
https://event.update-earth.jp/
※先行利用には無料でご参加いただけます。応募多数の場合には、当社にて先行施設を選定いたします。また、アンケートやヒアリングにご協力いただく場合がございます。
※ルクミー未契約の施設様は、ルクミースタンダードプラン・カスタマイズプラン・フォトプランのいずれかの契約が必要になります。
※利用開始時期は前後する場合がございます。開発中の機能のため、動作の保証はできかねますことご了承ください。
4.ルクミーの『保育AI™』サービスについて

ユニファが提供するルクミーの『保育AI™』サービスでは、連絡帳・おたよりなどの文章作成を支援する『たよれるくん』や保護者に共有される写真に子ども達が偏りなく撮影されているかのチェックを支援する『ばらつきチェック』といった機能を提供しています。
これらにより、保育者は事務作業の負担を軽減し、こどもたちと向き合う時間や心の余裕を増やすことができます。また、保護者には、より丁寧な情報共有が安心感と信頼を高めることにつながります。
また、2024年10月からはこども家庭庁の「こども・子育て分野における生成AI利用実証団体公募要領」に基づき、岩手県北上市、神奈川県横須賀市、東京都狛江市の保育施設において、生成AI技術を活用した実証実験を開始しております。
ルクミーの『保育AI™』サービスを利用しても、「機械的になる」「冷たい保育になる」という心配は、ありません。いつもそばでこどもたちを見守ってくれている保育者の想いがあるうえで保育が成り立ちます。その保育者の思いを『保育AI™』サービスがアシスタントとして細かなことをサポートし、こどもたちとの時間を生み出すお手伝いをしてくれます。
今まで園とともに、全国47都道府県の施設の保育者と伴走してきたルクミーが生み出した『保育AI™』サービスと保育者の想いをかけ合わせた保育メソッドがあります。ルクミーは『保育AI™』サービスで、人の温かみをしっかりと体現できる保育を実現し、愛があふれる・こどもにより寄り添う保育をめざします
『保育AI™』サービスの詳細等は以下よりご覧ください
https://lookmee.jp/hoikuai/
5.ユニファについて
■ ユニファ株式会社(https://unifa-e.com/)
ユニファは、保育・育児関連の社会課題解決を目指す“Childcare-Tech”領域のスタートアップです。「家族の幸せを生み出すあたらしい社会インフラを世界中で創り出す」をパーパス(存在意義)に、IoTや生成AI等の最新のテクノロジーを活用した保育支援サービス「ルクミー®」を開発・提供しています。「スマート保育園®・スマート幼稚園®・スマートこども園®」構想を通じて、子育てしながら働きやすい豊かな社会作りに貢献しています。2017年にStartup World Cup初代チャンピオンに選出を初め、これまでに著名なアワードを複数受賞している他、2021年にJ-Startup 、2023年10月にはJ-Startup Impact に選定されています。また、2022年10月に設立された一般社団法人インパクトスタートアップ協会の代表理事を務めているほか、一般社団法人こどもDX推進協会の理事も務めています。

■ 会社概要
会社名: ユニファ株式会社
代表取締役CEO: 土岐 泰之
設立: 2013年
所在地: 東京都千代田区永田町2-17-3 住友不動産永田町ビル 1F
企業URL: https://unifa-e.com/
<報道関係者お問い合わせ先>
ユニファ株式会社 経営企画室
mail:press@unifa-e.com
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