フジビジネスジェット㈱ ビジネス・ジェット事業に本格参入
ビジネスジェット「ＦＡＬＣＯＮ２０００ＬＸＳ」国内航空運送事業認可 取得(日本国籍では日本初)
FBJではこれまで、国内運航しているテキストロン・アビエーション社「CJ2」2機によりビジネスジェット事業を行ってまいりましたが、今回ファルコンが認可されたことにより３機態勢となります。コロナ禍で富裕層をはじめとして各方面においてビジネスジェット利用の需要が高まっていることを背景に、ビジネスジェット事業を強化します。
ファルコンは、フランスの航空機メーカー、ダッソー社が生産・販売しているビジネスジェット機で、このたびFBJにより日本国籍の機体として初めて事業機として運航されます。ハイスペックかつ洗練された客室でもてなし、これまでにない最上級のフライトをお楽しみいただけます。
【目的】
ファルコンの特徴を生かしながら、ビジネスやレジャーなど国内におけるビジネスジェット利用の多様なニーズにお応えし、新しいワークスタイルやライフスタイルの創出に寄与します。また、移動手段としてだけではないビジネスジェットならではのプライベート空間における”特別な時”を演出します。また航続距離が長いファルコンの導入により、国内運航だけでなく今後は国際運航を視野に、より幅広いニーズにお応えしていきます。
【機体の特徴】
同機は日本国籍機のビジネスジェット機として航続距離が7,410ｋｍと一番長く、ノンストップで日本からシンガポールや米国アンカレッジまで運航することができます。またキャビン内は広い空間と快適なシートにより居住性が高く長時間の移動にも適した仕様となっており、最大10名が搭乗することができます。
【マーケット状況】
コロナ禍によりビジネスジェットの国内需要が拡大しております。ビジネスジェットは定期便や他の輸送機関と比較して接触感染リスクが低いため、感染拡大抑制に繋がります。また、利用環境の整備が進むことで、企業のCEO等のTop層だけでなく、ミドル・マネージャークラスまで利用層の拡大が見込まれています。
また今後は、一般の皆様にも広くご利用いただけるようリーズナブルな価格でビジネスジェット機を提供していきます。
【今後の展望】
当初は国内での運航となりますが、今後は国際航空運送事業認可も取得し、東南アジアをはじめとした国際運航を行う予定です。また、今回のファルコンに続き、昨年末に新規導入したテキストロン・アビエーション社のCJ4 １機についても運送事業認可に取得に向けて準備を進めています。取得でき次第、国内さらには近距離国際線の運航を開始する予定です。CJ4については漸次増機する予定で、ビジネスジェット事業の市場拡大に対応してまいります。
＜FBJ代表取締役社長 米原愼一 コメント＞
当社の機体は全て日本国籍の機体であり、運航、整備も全て当社の日本人乗務員、整備士にて行っております。そして最新鋭のファルコンは、ノンストップでシンガポールまで飛行できる性能と快適な居住性を持つ機体です。これまで富裕層が利用するものと思われているビジネスジェット機は過去のものです。これからは広く一般の皆様にもご利用いただけるリーズナブルなビジネスジェット機を提供してまいります。FBJは新たに日本のビジネスジェット市場を開拓し、日本国内はもちろん、世界に羽ばたく所存です。
FALCON及びCJ4の今後のスケジュールは下記を予定しております。
FALCON２０００LXS
国内航空運送事業開始 ： 2022年9月9日
国際航空運送事業開始 ： 2023年1月下旬(予定)
CJ4
1号機 運送事業開始 ： 2023年2月(予定)
【機体諸元】
FALCON2000ＬＸＳ JA16AC
全 長 ２０．２３ｍ
エ ン ジ ン プラットアンドホイットニー式 ＰＷ308Ｃ型Ｘ２基
最 大 出 力 ７，０００ポンド
巡 行 速 度 ４５８－４６５ノット（８５０－８６２ｋｍ/ｈ）
最 大 高 度 ４７，０００フィート（１４，３２６ｍ）
航 続 距 離 ４，０００マイル（７，４１０ｋｍ）
最大離陸重量 １９，４００ｋｇ
旅 客 １０名
Falcon2000LXS
Falcon2000LXS機内
【機体緒元】
Citation CJ4 Ｇｅｎ２
全 長 １６．２６ｍ
エ ン ジ ン ウィリアム式ＦＪ４４－４Ａ
最 大 出 力 ３，６２１ポンド
巡 行 速 度 ４２０－４４５ノット（７７７－８２４ｋｍ/ｈ）
最 大 高 度 ４５，０００フィート（１３，７１６ｍ）
航 続 距 離 ２，１６５マイル（４，０１０ｋｍ）
最大離陸重量 ７，７６１ｋｇ
旅 客 ８名
サイテーションCJ4Gen2
サイテーションCJ4Gen2機内
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