ホットリンク、5月「労働節」での訪日中国人の消費動向予測を発表

~爆買いは「ベビー用品」に注目!「日本人と友達になりたい」という声も!~

ホットリンク

ホットリンクグループである、株式会社トレンドExpress(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 桧野安弘、以下 トレンドExpress)は、訪日を予定している中国人のSNS上のクチコミを分析し、まもなくやってくる中国の「労働節」(2016年5月1日)時期の訪日中国人の消費動向予測を発表いたします。
【トレンドExpress編集長コメント】
多様化・分散化が顕著に。今後はさらに“趣味性が高い”、“より個人化”した需要が増加

株式会社トレンドExpress編集長 四家章裕株式会社トレンドExpress編集長 四家章裕

今回の調査でも、訪日中国人が日本で 「したいこと」「買いたいもの」「行きたいところ」が多様化・分散化しているのが顕著となる結果でした。今後はさらに“趣味性が高い”、“より個人化”した需要が増えていくのではないかと思います。また、春から6月にかけて中国では、結婚が増える時期の為、新婚旅行として日本旅行を予定しているカップルも多いと予想されます。さらに、冷えを嫌う中国の人たちは夏頃に向け出産・子育ての準備をする傾向にあり、労働節では「ベビー用品」が売れると予想されます。中国の方々の価値観や慣習、文化を理解した上で、クチコミからわかる消費トレンドに沿ったインバウンド対策が重要だと言えるでしょう。



【訪日目的は「買い物」需要がダントツ!「日本人と友達になりたい」など“コト消費”需要が進む結果】

トレンドExpressでは、中国のSNS上で労働節の時期に日本へ旅行する予定があると書き込んでいる投稿を収集・集計を行いました。労働節に「日本で○○したい」と書き込まれた内容をランキング化したところ、当然ながら1位は「買い物したい」となりました。

注目すべきは4位に「日本人と友達になりたい」がランクインしたことです。“コト消費”の需要が高まる日本旅行ですが、「日本人と友達になりたい」がその極みとも言えるのではないでしょうか。中国では外国人の友達がいるのはちょっとしたステータス(面子)でもあり、今旅行先としても人気な日本の友達がいることは自慢の種となるのではないでしょうか。
その他には、「日本料理を食べたい」だけでなく、7位「日本料理を作りたい」がランクインしました。観光地などで体験できる“そば打ち”、“わさび作り”、“箱寿司作り”等はとても人気を集めています。また、13位「アニメの聖地を回りたい」、14位「アイドルのコンサートに行きたい」などは個人旅行化が進む日本旅行を象徴する結果と言えます。身近に会いに行ける日本のアイドルは、中国のオタクにとっても魅力的なようです。

データ出所:トレンドExpress調べデータ出所:トレンドExpress調べ

2016年3月1日~27日に、新浪微博上で労働節の時期に日本旅行の予定があると書き込まれた投稿から、「日本で○○したい」と書き込まれた内容を収集、集計。


【夏頃の出産時期に備えて「ベビー用品」が人気に!】
中国のSNS上で、労働節に購入したいと書き込まれた商品を収集・集計したところ、時期を問わず人気な「化粧品」、「医薬品」が1位、2位となり、3位に「生活用品」という結果になりました。昨年の労働節では、「温水洗浄便座」のブームが去り、人気が急下降したのが特徴的でしたが、今年の特徴は「ベビー用品」が4位に入ったことがあげられます。中国人は冷気を嫌うため出産や子育てには寒くない夏頃が好まれます。夏頃に合わせて出産を計画する人が多いため、労働節のタイミングでは出産準備のためにベビー用品がよく買われることが予想されます。今年に入って特に人気が高まっているベビー用品は、「LOLA カルシウム+D」「おこさまクリーム」「アトピタ保湿しっとりクリーム」の3商品です。LOLA カルシウム+Dは子ども用ではありませんが、妊婦の人気を集めています。

また、今年は10位「キッチングッズ」、12位「カー用品」、14位「スマホグッズ」も目立ちます。中国でも春から6月にかけては結婚の多い時期のため、新婚旅行として訪日する夫婦も多く、新婚生活用にキッチングッズの需要が高まると予想されます。同様に、春は新車購入のシーズンでもあるため、カー用品の需要も上昇するのでしょう。 

データ出所:トレンドExpress調べデータ出所:トレンドExpress調べ

2016年3月1日~27日に、新浪微博上で労働節の時期に日本旅行の予定があると書き込まれた投稿から、「日本で買いたい」と書き込まれた内容を収集、集計。


【分散化がさらに顕著に!「北海道」が初の3位にランクイン】

次に、訪日中国人たちが労働節に行きたいと思っている地域はどこでしょうか。中国のSNS上で、「日本の○○に行きたい」と書き込まれた投稿を収集・集計したところ、「東京」が2位以下を大きく引き離し1位となりました。注目すべき新たな傾向として、3位に「北海道」、4位に「札幌」がランクインしています。昨年の労働節に限らずこれまで上位は、東京に加え大阪・京都等の関西圏が独占してきましたが、1月頃から“雪”目的で訪日中国人が増加した北海道地方の人気が継続する結果となりました。場所によってはまだ雪が残っているところもあるため、最後の“雪景色”を堪能したいという需要も推測されます。また具体的な投稿を見ると、「労働節の時期なら桜じゃなくて北海道のラベンダー。桜同様の圧巻の景色」という、北海道のラベンダーを楽しみにする声もあがりました。

また、「ラーメン二郎」や「恐山」が初登場のスポット(※)としてあがっており、これまで以上にマニアックな場所へ分散化が進んでいることが分かる結果となりました。
※ 2015年5月の「図解中国トレンドExpress」発行以降初

データ出所:トレンドExpress調べデータ出所:トレンドExpress調べ

2016年3月1日~27日に、新浪微博上で労働節の時期に日本旅行の予定があると書き込まれた投稿から、「日本で○○に行きたい」と書き込まれた内容を収集、集計。


≪参考≫ 2015年労働節に売れたものランキング
医薬品、化粧品の人気は定番化していますが、生活用品の件数が増加、新たに美容家電等が人気になったほか、2015年春節に大人気となった温水洗浄便座のブームが去り、人気が急降下したのが特徴でした。

データ出所:トレンドExpress調べデータ出所:トレンドExpress調べホットリンクは、今後もビジネスにおけるソーシャル・ビッグデータの活用を推進し、インバウンド消費関連の情報についても積極的に展開して参ります。

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■株式会社トレンドExpressについて
株式会社トレンドExpressは、ホットリンクグループの強みを活かし、ソーシャル・ビッグデータを核としたインバウンド消費に関する情報だけでなく、ビジネスモデルの策定や具体化のソリューションを提供いたします。
【事業内容】
・世界各国ソーシャルビッグデータを使ったマーケット調査・インバウンド消費に関する需要予測・分析・レポーティング
・図解トレンドExpressの編集・発行

設立日:2015年11月
資本金:1,000万円(2015年11月1日現在)
代表者:代表取締役社長 桧野 安弘
企業サイト:http://www.trendexpress.jp/
Twitter:https://twitter.com/trendexpress_jp

■株式会社ホットリンクについて(証券コード:3680 東証マザーズ)
ホットリンクは、グローバルでのソーシャル・ビッグデータの流通と分析ソリューションの提供により、ソーシャル・ビッグデータを価値化する企業です。市場や自社・競合、またお客様の声やキャンペーン反響などの各種調査、ターゲットユーザーのプロファイリング、ブームの兆し発見などマーケティングROI向上や製品改善、経営革新や予測、また高まるインバウンド消費に関する需要予測・分析・レポーティングなど、ビジネスにおけるソーシャル・ビッグデータの幅広い活用を支援します。
ホットリンクは以下の戦略により、今後のさらなる成長を実現します。
 1.グローバルにおけるデータ流通の収益安定化
 2.世界におけるインバウンド消費支援サービスの拡大

設立日:2000年06月26日
資本金:573百万円(2015年12月31日現在)
代表者:代表取締役社長 CEO 内山 幸樹
企業サイト:http://www.hottolink.co.jp/
Twitter:http://twitter.com/hottolink_pr
Facebook:https://www.facebook.com/hottolink.inc
 

 

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会社概要

株式会社ホットリンク

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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区富士見一丁目3番11号 富士見デュープレックスビズ5階
電話番号
03-6261-6930
代表者名
内山幸樹
上場
マザーズ
資本金
12億4300万円
設立
2000年06月