誰もが楽しめるラグビーの新ルールを高校生が立案 廣瀬俊朗さん(ラグビー日本代表元主将)が来校し発表会へ参加
高校生を対象に包摂性や多様性を育むグローバル人財育成の取り組みを強化
画像左:本プログラムのイメージ画像 / 画像右:2023年12月に実施した車椅子ラグビーの体験会
◯ グローバル人財育成の経緯、教育プログラムを開発した背景
社会課題の解決や平和の担い手となるグローバル人財の育成を目指し、テラ・ルネッサンスと東明館学園は2021年に包括連携協定を締結。これまで学生に対し、紛争など世界の課題を知り、具体的な支援を計画・実施するといったPBLの手法に基づく学習支援を行ってきました。同時に、グローバル人財の育成には知識や経験などのスキル面だけでなく、精神面の養成が必要という方針を確認。過去に協働経験のある廣瀬氏を含む株式会社Hirakuと本講座を開講しました。
◯ 多様性や包摂性の養成によるSDGsへの貢献
本プログラムではリーダーシップにおける基礎的な知識をはじめ、対話やチームビルディングなどを通じ、リーダーシップに欠かせない多様性や包摂性の養成にも取り組みます。これはSDGsが掲げる「『誰一人取り残さない』持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現」にも合致します。本講座では、車椅子ラグビー、ブラインドラグビー、デフラグビーなどの障がい者ラグビーの体験を通じ、誰もが楽しめるラグビーの新ルールを考える中で、多様性と包摂性の重要さを体感的に学びました。
◯ 3月16日(土)・廣瀬氏が来校、ワークショップを開催(取材受付あり)
日程:2024年3月16日(土) 10:50 - 14:20
会場:東明館高等学校、体育館内
参加者:東明館高等学校1年生(14名)
講師:廣瀬俊朗、株式会社HiRAKU / 認定NPO法人テラ・ルネッサンス スタッフ
主な内容:ラグビー起源から既存の価値観やルールについて身体を動かしながら考えるHiRAKU式のオリジナル授業を受講した生徒が立案した「誰もが楽しめるラグビー新ルール」の発表
◯ 廣瀬俊朗(株式会社HiRAKU 代表取締役)のコメント
「この度は、テラ・ルネッサンスの皆さん、東明館高校の先生や生徒たちと共にワークショップを開催することができました。とても貴重な時間になりました!ラグビーのエッセンスを体験しながら、ルールの本質、リーダーシップ、フォロワーシップについて、これまでとは異なるアプローチで学べる時間になったのではないでしょうか。既存の枠に捉われず、”誰もが楽しめるルール”を作ろうという課題に対して、真摯に向き合い、やりきったことはとても素晴らしいことです。なによりも、皆で作り上げていくプロセスこそ、とても学びのある時間になったのではないかと思います。生徒の皆さんにとって、益々ひらいていくキッカケができたのではないでしょうか。」
◯ 鬼丸昌也(テラ・ルネッサンス 創設者・理事)のコメント
「団体設立から23年にわたり、アジアやアフリカなどで紛争や災害の被害にあった人々の支援に取り組んできました。これらの活動には様々な利害関係者(ステークホルダー)との協働や協力が不可欠です。そのため自らのリーダーシップを発揮することは、非常に重要であるという実感があります。また廣瀬氏など様々な分野で活躍するプロフェッショナルから直接学べることは、本プログラムにおける大きな魅力の一つです。学生の皆さんにとって有意義な機会になったと確信しています。」
▼講師プロフィール
◯ 廣瀬俊朗(ひろせ としあき)/ 株式会社HiRAKU 代表取締役
1981年生まれ、大阪府吹田市出身。5歳からラグビーを始め、大阪府立北野高校、慶應義塾大学、東芝ブレイブルーパスでプレー。東芝ではキャプテンとして日本一を達成した。2007年日本代表選手に選出、28試合に出場。2012−13の2年間はキャプテンを務めた。現役引退後、MBAを取得。ラグビーW杯2019では国歌・アンセムを歌い各国の選手とファンをおもてなしする「Scrum Unison」や、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」への出演など、幅広い活動で大会を盛り上げた。同2019年、株式会社HiRAKU設立。現在の活動範囲はラグビーの枠を超え、チーム・組織作り・リーダーシップ論の発信や、スポーツの普及・教育・食・健康・国内外の地域との共創に重点をおいた多岐にわたるプロジェクトにも取り組み、全ての人に開けた学びや挑戦を支援する場作りを目指している。2023年2月、神奈川県鎌倉市に自身初となるカフェ『CAFE STAND BLOSSOM ~KAMAKURA~』をオープン。
◯ 鬼丸昌也(おにまる まさや)/ 認定NPO法人テラ・ルネッサンス 創設者・理事
1979年、福岡県生まれ。立命館大学法学部卒。高校在学中にアリヤラトネ博士(サルボダヤ運動創始者/スリランカ)と出逢い、「すべての人に未来をつくりだす能力がある」と教えられる。2001年、初めてカンボジアを訪れ、地雷被害の現状を知り「すべての活動はまず『伝える』ことから」と考え講演活動を開始。同年10月、大学在学中に「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」をめざす「テラ・ルネッサンス」を設立。2002年、(社)日本青年会議所人間力大賞受賞。地雷や子ども兵など平和問題を伝える講演活動は学校や企業、行政などで年100回以上。遠い国の話を身近に感じさせ、「ひとり一人に未来をつくる力がある」と訴えかける講演に共感が広がっている。
◯ リリース内の用語について
・グローバル人財とは
社会課題とその背景にある社会構造に関心を持ち、世界または地域の平和構築に資する人財。
・PBLとは
問題解決型学習(Project Based Learning)の略称で、文部科学省によって推奨されている「アクティブラーニング」のひとつ。別名「課題解決型学習」とも呼ばれ、知識の暗記のような受動的な学習ではなく、生徒が自ら問題や課題を発見し解決する能力を養うことを目的とした教育法です。また、正しい答えにたどり着くこと自体が重要ではなく、答えにたどり着くまでの過程(プロセス)における学びそのものが大切であるという学習理論。
◯ 学校法人東明館学園(東明館中学校・高等学校)について
新しい学びと高大連携・地域連携による学びが特色の学園。基本理念は「好学愛知・自律自啓」の精神であり、この精神に沿って自立して学ぶ生徒、アクティブ・ラーナーを育てている。また、基山町との包括的連携協定、立命館大学・立命館アジア太平洋大学(APU)との教学連携を含む多彩なネットワークを持ち、それによって生徒の学習の場、活躍の場を広げている。
◯ 株式会社HiRAKUについて
代表取締役 廣瀬俊朗。チーム・組織作り・リーダーシップ論の発信や、スポーツの普及・教育・食・健康・国内外の地域との共創に重点をおいた多岐にわたるプロジェクトにも取り組み、全ての“ひと”や“もの”の可能性をひらく場作りを目指している。
◯ 認定NPO法人テラ・ルネッサンスについて
『すべての生命が安心して生活できる社会の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア、ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ、コンゴ、ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。2022年にはハンガリー、ウクライナにおける避難民への支援を開始。主な受賞歴:「地球倫理推進賞」(社団法人倫理研究所) 、「地球市民賞」(独立行政法人国際交流基金)、「社会貢献者表彰」(公益財団法人社会貢献支援財団)、「日経ソーシャルイニシアチブ」国際部門賞ファイナリスト(日本経済新聞社)、第4回ジャパンSDGsアワード副本部長(外務大臣)賞、第52回毎日社会福祉顕彰、第1回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞「平和の部」、第18回西日本国際財団アジア未来大賞、「第10回エクセレントNPO」課題解決力賞(エクセレントNPOを目指そう市民会議)、など。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。
名称:特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
所在地:京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室
理事長:吉田 真衣
設立:2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)
事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 など
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像