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株式会社インターネットインフィニティー
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高齢者の喘息死リスクを重く見るケアマネは少ない~「服薬するも改善せぬ利用者を担当」ケアマネの4人に1人~

―ケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査『CMNRメディカル』第29回―

株式会社インターネットインフィニティー

全国のケアマネジャー10万人が登録するウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」(https://www.caremanagement.jp/)、全国にリハビリ型デイサービス「レコードブック」(https://www.recordbook.jp/)を展開するなど、健康寿命の延伸に向け、様々なヘルスケアサービスを運営する株式会社インターネットインフィニティー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:別宮 圭一)はケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査サービス『CMNRメディカル』にて喘息に関するアンケートを実施しました。
■調査概要
調査名:CMNRメディカル(第29回) 「喘息に関するアンケート」
期間:2021年9月17日~2021年9月20日
調査パネル:「ケアマネジメント・オンライン」に登録する会員ケアマネジャー(居宅介護支援事業所、地域包括支援センターに勤務)
調査サンプル数:582名
調査方法:WEBアンケート

■調査結果(サマリー)
要介護高齢者にとって喘息は、生活の質を低下させるだけでなく、死亡リスクにもつながる注意が必要な疾患の一つです。

そこで、本調査では、全国のケアマネジャーを対象に、喘息の症状がある介護保険サービス利用者(以下:利用者)の割合や、喘息の利用者への働きかけについてのアンケート調査を実施しました。

その結果、ケアマネジャーが喘息疑いの利用者に受診勧奨している割合は、8割を超えていることが明らかになりました。

しかし、ケアマネジャーによる、喘息の死亡リスクや吸入薬の服薬の難しさについての理解度には改善の余地があり、その理解度が服薬状況の把握や服薬アドヒアランスの評価に影響を及ぼしていることが分かりました。

喘息の利用者が適切な治療を続けるためには、介護領域の要であるケアマネジャーが利用者の服薬状況を把握していることが望まれます。ケアマネジャーに対して喘息に関する正しい知識を啓発し、そのリスクや治療方法についての理解を促すことが求められていると考えられます。

■調査結果
本調査の結果、ケアマネジャーは1人当たり平均1.38人の喘息の診断を受けている利用者を担当していることが分かりました。本調査におけるケアマネジャーの平均担当利用者数は29.9人であったので、これは利用者の4.62%に相当します。

また、ケアマネジャーの3人に1人が「診断はされていないが喘息の症状(寝苦しい、ぜえぜえする、空咳が出ている)がある利用者」を担当していました。
 

そこで、喘息の症状がある利用者への働きかけを見てみると、多くのケアマネジャーが受診勧奨していることが明らかになりました。
 

喘息の症状がある利用者が10人いた場合、何人に受診勧奨しているかという問いに対し、4人に3人のケアマネジャーが「全員」と回答していました。ケアマネジャーが受診勧奨している割合は、平均すると82.9%でした。

このことから、ケアマネジャーは喘息の症状がある利用者に対して積極的に受診を勧めていると言えます。

では、すでに喘息の診断を受けている利用者の治療継続についてはどうでしょうか。

本調査で服薬を自己中断している喘息の利用者がどのくらいいるか見てみたところ、その割合は13.6%と推計されました。服薬を自己中断している理由として最も多かったのは「忘れている(65.3%)」で、次いで「吸入による服薬が面倒だと思っている(46.9%)」、「喘息治療の必要性を感じていない(40.8%)」でした。

このように、介護の場での喘息治療の継続率は比較的悪くないようです。

では、ケアマネジャーの喘息に対する理解度はどの程度のものでしょうか。
 

ケアマネジャーに喘息に関するクイズを出題したところ、「喘息での死亡はそのほとんどが高齢者」「喘息の吸入薬は正しく吸うことが難しい」という項目において、改善の余地が多く残されていることが分かりました。

さらに、これらの項目で間違えていたケアマネジャーは、正解していたケアマネジャーに比べて、喘息の症状がある利用者の把握状況や、吸入薬の服薬アドヒアランスの評価に違いがあることが明らかになりました。
 

「喘息での死亡はそのほとんどが高齢者」という項目で不正解だったケアマネジャーは、「診断はされていないが喘息の症状がある利用者」がいるかという問いに、「分からない」と回答している割合が約2倍になっていました。
 

また、これまでに担当した吸入薬を処方されている利用者のうち「吸入薬の服薬を8割以上行えていた」という方の割合を尋ねたところ、「喘息の吸入薬は正しく吸うことが難しい」という項目で不正解だったケアマネジャーは、服薬できている利用者の割合を高く回答する傾向にあることが分かりました。

これらのことから、ケアマネジャーは高齢者の喘息による死亡リスクや吸入薬の服薬の難しさについての理解度は不十分で、それが服薬状況の把握や服薬アドヒアランスの評価に影響を及ぼしていると考えられます。

ここで、服薬アドヒアランスが守れていたのに喘息の症状が改善しなかったという状況について考えてみましょう。
 

吸入薬の服薬を8割以上行えていたのに症状があまり改善しなかったという利用者を担当したことがあるか尋ねたところ、4人に1人のケアマネジャーが、担当経験があると回答していました。

ここから、二つの懸念点が考えられます。
一つ目は、症状が改善しなかった利用者の中には、そもそもしっかり吸入できていなかった患者が紛れ込んでいる可能性があるということです。吸入薬は正しく吸入できていない場合があります。そのため、ケアマネジャーが「喘息の吸入薬は正しく吸うことが難しい」ということを意識することは、喘息の利用者の治療継続をサポートするために重要なことだと考えられます。

二つ目の懸念点は、正しく服薬できているにもかかわらず症状が改善しないなら、症状に合っている治療ではない可能性があるということです。この場合、処方を見直す必要がありますが、ケアマネジャーがこのことを重く受け止めなければ、処方の見直しを促す適切な声掛けはなされないでしょう。この点で、「喘息での死亡はそのほとんどが高齢者」ということを知らないケアマネジャーが多いという事実は憂慮すべきです。

これらの懸念を払拭するためには、ケアマネジャーによる喘息の死亡リスクや治療に対する理解度を上げる必要があると考えられます。喘息の利用者が適切な治療を続けられるよう、ケアマネジャーに喘息に関する正しい知識を啓発することが望まれます。

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