イーベイ・ジャパン 「2024年 第2四半期 越境ECレポート」公開 国内インバウンド過去最高を記録。その裏でECショッピング市場が過熱するワケとは?
インバウンド旅行客の「帰国後買い」「リピート買い」などがECを通じて活発に 現地ショッピング&帰国後のEC利活用で、国内メーカーの売上増に追い風
■2024年(4-6月)販売動向の総評と今後の販売予測
日本政府観光局が発表した2024年6月の訪日外客数(推計値)は約320万人※。単月過去最高を記録し、コロナ前の2019年同期を100万人以上も上回る結果となりました。これらのインバウンドの著しい増加は、越境ECセラーのビジネスチャンス拡大に大きく貢献しており、以下のような特徴的なショッピング傾向があります。
※出典:日本政府観光局(JNTO).“訪日外客数(2024 年 6 月推計値)”.日本政府観光局プレスリリース.2024/7/19 .https://www.jnto.go.jp/statistics/data/20240719_monthly.pdf,(参照2024/8/27).
<インバウンドの特徴的なショッピング傾向>
帰国後に購買:日本の商品や文化に触れ、その魅力に惹かれた結果、帰国後もそれらをECで手に入れる。
リピートでの購買:日本でのショッピング体験が良かったため、同じような商品を再びECで購入する。
言葉の壁の克服:言語の障壁がないEC上で日本の製品を購入する。
現地で手に入れられなかった商品: 日本滞在中に購入する時間がなかった、見つからなかった商品をECで購入する。
これらの傾向をもつインバウンドの間で、北米、英語圏で知名度が高く、個人取引が盛んなeBayの利用が進み、様々なカテゴリーで売上増加が確認できました。また、若干の円高に振れているものの、専門家の間ではこれを市場調整の一環と見ています。そのため、今年いっぱいは円安がもたらすインバウンドの増加や、SNSを介した日本製品の魅力の拡散は、今後もeBayセラーにとってプラスの要素となるでしょう。
(カテゴリーマネージメント部 部長 北村)
<売れ行きの商品>
①デジタルカメラ:前年同期比3桁成長、伸び率第1位、中でもコンパクトデジカメに関してはハイスペックな日本メーカーのモデルが人気を集める。世界的に旅行者増加の影響から、携帯性が高く撮影の難易度の低い商材が人気。
②国内メーカースニーカー:グローバルブランドの伸びに比べ、日本のブランドが著しく成長をみせた。全体の4割弱が国内ブランドとなり特にOnitsukaTiger、Asics、Mizunoのスニーカーの売り上げが大きく伸長。
③国内メーカーゴルフクラブ:人気モデルMizunoPro 241の世界1000本限定モデルが話題に。一部のUSサイトでは1分で完売。角度によってピンクや緑に輝くPVDと呼ばれる特別な装飾技術が用いられたデザインがマニアに人気。
■2024年第2四半期(4-6月)カテゴリーランキング
<取引額TOP10>
・昨年同様、レディース アパレル&バッグ ブランド小物、時計・パーツ&アクセサリー、カメラレンズ&フィルターの順に。
・順位を上げたカテゴリーの中でも、スポーツ用品グッズ(ゴルフ)が急上昇。
<成長率TOP3>(前年同期比)
■イーベイ・ジャパンより今後の施策について
オンラインマーケットプレイスであるeBayの運営において、為替の変動やアメリカの社会情勢は重要な要因であり、セラーにとっては大きな考慮事項となります。
今後もeBay Japanは、セラー様が安心してビジネスを展開できるようなサポート体制を充実させていくだけでなく、本レポートをはじめとした様々な商況分析を積極的に発信してまいります。インバウンド増など越境ECのビジネスチャンスが高まる中、EC商況の把握に有益な情報をいち早くお届けすることで、売上増加に貢献し、セラーの皆様にとって唯一無二のマーケットプレイスとなれるようこれからもサービスの提供を続けてまいります。
【eBay Inc.およびイーベイ・ジャパンについて】
eBayInc.(米国NASDAQ上場、ティッカーシンボル:EBAY)は、世界を舞台に人々をつなぎ、コミュニティを創出して、すべての人の生活を豊かにするeコマースのパイオニアです。 当社の革新的な技術は190以上の国と地域で数百万人のセラー(売り手)とバイヤー(買い手)をつなぎ、成長と成功のチャンスを提供しています。1995年に米国カリフォルニア州サンノゼで創業され、eBayは価値ある商品やユニークな商品が見つかる世界最大級のマーケットプレイスとしての地位を築いています。2023年には730億ドルを超える総取引高を実現しました。
会社情報の詳細と運営サイトの情報はこちらからご覧いただけます。
【イーベイ・ジャパン株式会社】
本社所在地:東京都港区
事業内容:eBay Inc.の日本法人として、オンライン・マーケットプレイス「eBay」を通じた日本セラーの「越境EC」支援を行っています。 https://www.ebay.co.jp/
■本件に関する報道関係者のお問い合わせ■
eBay Japan Corporate Comms:吉田/逸見
TEL 03-6845-4027 /080-7026-6459 Email: takyoshida@ebay.com/ahemmi@ebay.com
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