株式会社 BONX 総額約7億円 シリーズDの資金調達完了のお知らせ
「チームの笑顔と未来をつくる」BONXのミッションの実現に向け「チームワーク」に投資
■BONXとは
グループトークソリューション「BONX WORK」と専用イヤフォンである「BONX Grip」「BONX mini」「BONX BOOST (2022年発売予定)」を通じて、現場で働く方々である「デスクレスワーカー」に最適なチームコミュニケーションを提供しております。
ハードウェアとソフトウェアをセットで提供することで、現場業務に最適化されたUXを実現しただけでなく、音声データの取得という観点からもハードウェアのノイズキャンセリング機能を最大限活用することができ、より正確な音声データの取得も可能となっています。
■資金調達の背景
小売、介護、ホテル、建築などの現場で働く人々「デスクレスワーカー」は日本国内だけで4,000万人、グローバルでは約18億人いると言われています。これは全労働人口の80%にも及ぶ数字です。当社は現場で働く「デスクレスワーカー」に対してサービス提供を進めており、既に多くの企業でご利用いただいております。
これらの導入を通じて、現場では非常に多くの「声によるコミュニケーション」が行われていることがわかりました。
その一方で、現場で働くデスクレスワーカーの「声によるコミュニケーション」は電話やトランシーバーが主流です。チャットツールやビデオ通話アプリでは作業を中断してスマホやタブレットを操作しなければならず、現場仕事と相性が悪いということもわかってきました。現場の「声によるコミュニケーション」には非常に多くの可能性が残されています。
また、その先にある音声データの活用を通じた音声DXを、社内のリソースだけでなく社外のパートナー様とチームで推進していき、現場で働くノンデスクワーカーの方々の「チームワーク」向上に貢献していきたいと考えています。そこで今回「チームワーク」への投資を使途とした資金調達を実施することとなりました。
■調達の目的と用途
調達した資金は「チームの笑顔と未来をつくる」というBONXのミッションを実現するため、「チームワーク」の向上に投資いたします。具体的な用途は以下の通りです。
[音声コミュニケーションプラットフォームの開発]
BONXは現場のチームワーク向上のため、音声DXを進めていきます。その一環として、様々な音声ソリューションをつなぎ込める世界初のオープンな音声コミュニケーションプラットフォームの開発を進めます。
また、業界別、個社別のソリューションは、対象領域での開発を得意とするSIerなどのパートナーの方々とチームを組織していき、効率的なソリューション拡充を進めていきます。
[エンタープライズ向けプランの拡充]
セキュリティ強化や多人数での利用など、エンタープライズのお客様からのご要望にもお答えする形で更なる機能拡張を進めていきます。
また、初期費用0円からBONXを導入できる「BONXサブスクプラン」をリリース。DXプロジェクトのPoCとしての利用や、複数拠点導入前の効果検証などにも利用しやすいプランとなっております。
[働く環境の整備]
本社機能をWeWork渋谷スクランブルスクエアに移転いたしました。ビジネスサイドのメンバーには All Access を付与。全国 7 都市 30 拠点以上のオフィスで働けるような環境を整備しました。
■投資家からのコメント
・株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー 仮屋薗 聡一
宮坂社長の原体験から導き出されたビジョンと卓越したプロダクトデザインで、他に類を見ないIoTスタートアップとして注目されてきたBONXですが、社会のDX進展に伴い小売サービス業や運輸業、ホテル業、介護福祉業など導入分野が劇的に広がっている姿に大変驚きました。グローバルブランドや量販店の店舗を訪れ店員の耳にBONXを発見し、これから広く世の中に浸透させていくチャレンジをご支援できますこと大変嬉しく思います。HE(Hardware Enabled) SaaSへとビジネスモデル進化させ、世界展開を志すBONXを全力で応援して参りたいと思います。
・株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ インベストメント・プロフェッショナル 中村 達哉
チーム内連携が業務の質と結果を左右する現場業務において、BONXは「端末操作の制約」「劣悪な電波環境」といった長年の現場課題を解消するプロダクトです。新たなインターフェースとして注目されている「音声」の可能性を拡げるプラットフォームとして、BONXが国内4,000万人、海外18億人のデスクレスワーカーの創造性と生産性を解き放つ世界を楽しみにしています!
・森トラスト株式会社 代表取締役社長 伊達 美和子
当社は、コーポレートスローガン「Create the Future」のもと、デジタル技術がもたらす環境変化と、ニューノーマルな社会を見据え、2021年3月にDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を策定し、全社的なDXを推進しています。BONXの次世代型の音声コミュニケーションサービスによってリアルな場におけるコミュニケーションを進化させ、オフィスやホテルにおけるDXの取り組みと掛け合わせることで、社会のニーズに対応した新たな働き方やサービスの提供を推進していきたいと考えています。
・JR東日本スタートアップ株式会社 代表取締役社長 柴田 裕
スノーボーダーたちが愛用する音声デバイスを、油にまみれた鉄道現場に導入する―。はじめは無謀に思えた共創チャレンジは、歴史ある鉄道保守のあり方に一石を投じました。BONXの音声デバイスは車両保守現場のコミュニケーション変革を促し、そこから鉄道現場発の新たなプロダクトが生まれるなど、鉄道のDXを加速しています。鉄道はチームで安全を守っています。BONXは独自の技術でチーム力を高めます。私たちは、BONXと力強いパートナーシップのもと、世界に誇る鉄道技術のさらなる進化に挑戦していきます。宮坂さん、BONXの皆さん、これからもチームでチャレンジし続けましょう!
■株式会社BONXについて
2014年に宮坂貴大が創業。アクションスポーツ中における仲間とのコミュニケーションの課題からBONXを着想し、2016年12月に「BONX Grip」の発売を開始。2017年12月には法人向けサービス BONX for BUSINESS (現在は BONX WORK)をスタート。2019年7月に第85回エンデバーISP(最終国際選考会)にて日本起業家としては7社目となるエンデバー・アントレプレナーとして選出され、2019年11月から2020年6月に行った新プロダクト「BONX mini」のクラウドファンディングでは約8,000万円の支援を頂き目標を大幅に達成。アクティブスポーツのみならず、小売/介護/飲食/宿泊/病院/建築現場/リモートワークなど、あらゆるシチュエーションでのチームの成長に貢献するTeam Growth Platformとして拡大しています。2021年6月に新商品 BONX BOOST のクラウドファンディングをスタート、現在実施中。
会社概要
社名 :株式会社BONX (BONX INC.)
WEBページ:https://bonx.co.jp
代表 :宮坂貴大
設立 :2014年11月
本社所在地:東京都渋谷区渋谷2-24-12 WeWork渋谷スクランブルスクエア 38F
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