介護リハビリテックのRehab、秋田県大館市で「オンライン・AIを活用したフレイル予防」の実証実験を開始

秋田県「県外スタートアップ実証支援事業」大館市「大館市未来技術実証支援事業」採択プロジェクト

株式会社Rehab for JAPAN

株式会社Rehab for JAPAN(本社:東京都、代表取締役:大久保 亮、以下「Rehab」)は、2025年10月より、秋田県大館市において「オンライン・AIを活用した新たなフレイル予防」に関する実証実験を開始いたしました。

本実証実験は、60歳以上の高齢者約100名を対象に、遠隔地のトレーナーとモニター越しにコミュニケーションを取りながら実施するオンライン体操と、参加者の動作データをAIで解析して身体評価を行うツールを活用し、最適な運動プログラムを提供するものです。

介護予防教室を人員体制・開催場所・気象条件などの制約を受けずに展開できるようにすることで、秋田県および大館市におけるフレイル予防の取り組みを一層拡大・充実させることを目指します。

背景と本取り組みの意義

高齢化が進む秋田県では、2025年に高齢化率が40.1%と全国最高水準に達します。高齢者の単独世帯増加による家族介護力の低下や、生産年齢人口の減少による介護の担い手不足が深刻化しており、介護を必要とする人が増える一方で支える人は減り続けています。こうした状況は、地域社会の持続可能性に関わる大きな課題となっています。

特に大館市では、担い手不足により介護予防事業の強化・拡充が難しい状況に加え、大雨や豪雪による交通障害、公共交通機関の減便といった移動の制約があることから、高齢者自身が介護予防教室に通うことも容易ではありません。

こうした課題に対し、リハビリ専門職とオンラインで画面越しにコミュニケーションをしながら実施する集団リハビリの「Rehab Studio」と、客観的な身体機能評価ができるAI動作分析ソフト「Rehab Cloud モーションAI」を活用し、今までにない新しい介護予防教室のあり方として、参加者の移動手段や運動指導の人員確保に悩むことのない、より効果的な介護予防の実現を可能とします。

地域の高齢者が継続的にフレイル予防に取り組める環境を整備し、自治体や地域の介護事業者と連携した持続可能な介護予防モデルの構築を図ります。

実証実験の概要

本実証実験は、秋田県の「県外スタートアップ実証支援事業」および大館市の「大館市未来技術実証支援事業」の採択による取り組みです。

秋田県および大館市の行政機関、ならびに地域の福祉事業者である社会福祉法人比内ふくし会と連携して取り組みます。各パートナーは、高齢者の募集・会場提供・地域連携の支援などを担当し、オンライン運動指導はRehabが実施します。

対象

秋田県大館市在住の60歳以上の高齢者(約100名)

期間

2025年10月〜2026年1月

検証テーマ

オンライン・AIを取り入れた介護予防教室が、参加者の満足度が高く持続可能なモデルかを検証

実施内容

■施設集合型オンライン(月7回)

・参加者は会場に集まり、トレーナーは遠隔地からモニター越しから運動指導を実施

■自宅参加型オンライン(月2回)

・参加者は自宅から専用タブレットを使い、トレーナーは遠隔地からタブレットを通じて運動指導を実施

■モーションAIによる身体評価(事前事後)

・高齢者一人ひとりに対して事前と事後の2回、AI動作分析測定を実施

Rehab Studioとは?

リハビリ専門職とオンラインで会話しながら取り組む集団リハビリ・体操を通して、身体機能やQOLの改善・介護予防を支援する保険外サービスです。

介護事業所を中心に累計約5,000名以上の高齢者に対して提供しています。

モーションAIとは?

高齢者の片脚立位、立ち座りテストを撮影した動画データをAIが解析し、高齢者の身体機能を客観評価できるツール。下肢筋力やバランス能力の評価から転倒リスクを予測します。RehabCloudは、累計3,527事業所に導入されています。(2025年9月時点)

今後の展望

本実証実験での有効性評価や知見をもとに、大館市および秋田県内の他自治体での介護予防教室への導入を目指します。

様々な自治体における課題やニーズに合わせて、オンライン・AIを活用した新たな介護予防サービスの社会実装を進めていきます。

株式会社Rehab for JAPANについて

当社は「介護に関わるすべての人に夢と感動を」をビジョンとし、より多くの高齢者が健康的に長生きすることで幸せに長く暮らせる世界(健康寿命の延伸)に向けて、「エビデンスに基づいた科学的介護」の実現を目指すスタートアップ企業です。介護現場のリアルデータを収集し、高齢者が元気になることを科学していきます。

・称号 :株式会社Rehab for JAPAN(リハブフォージャパン)

・創立 :2016年6月10日

・代表者:大久保亮

・所在地:東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング 5F

・事業内容:

 - 科学的介護ソフト「Rehab Cloud」の企画・開発・提供

 - オンラインリハビリサービス「Rehab Studio」の企画・開発・提供

 - AI等を用いた介護関連テクノロジーの研究開発

・URL

 ▷コーポレートサイト  :https://rehabforjapan.com/

 ▷Rehab Cloud  :https://rehab.cloud/

 ▷Rehab Cloud モーションAI  :https://rehab.cloud/service/motionai/

 ▷Rehab Studio :https://rehabstudio.online/

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会社概要

株式会社Rehab for JAPAN

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URL
https://rehabforjapan.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング5F
電話番号
050-5497-5155
代表者名
大久保亮
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2016年06月