トルビズオン、JR九州商事とともに湯前町にてドローンによる配送の実証実験を実施
二酸化炭素削減および人手不足の解消に繋がるドローン利活用の可能性を検証
ドローン空路整備サービス「S:ROAD」を提供する株式会社トルビズオン(本社:福岡市中央区、代表取締役:増本 衞、以下「トルビズオン」)は、2024年1月18日(木)、熊本県球磨郡湯前町においてJR九州商事株式会社(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:山下 信二、以下「JR九州商事」)とともにドローンの配送実験を行い、無事成功したことを報告いたします。
実証実験の背景
過疎化および少子高齢化が進む同エリアにて、自動車に代わる新たな物流の手段としてドローンを利用することにより、二酸化炭素削減および人手不足の解消につながる可能性を検証するため、今回実証実験を行いました。
実証実験概要
湯前町のカフェ「ユノカフェ」にて注文したケーキ丼を、湯前駅付近に設置したドローンポートからゆのまえグリーンパレスキャンプ場へ配送いたしました。
実施日時 :2024年1月18日(木) 13時開始
飛行レベル:レベル2飛行(目視内における自動飛行)
搬送距離 :2.5km
<配送物>
ケーキ丼200g 4個
( 搬送重量:約800g )
<飛行ルート>
下記2拠点を往復飛行だったが、雨天のため往路のみ実施。
・離陸地点:湯前駅付近の駐車場
・着陸地点:ゆのまえグリーンパレスキャンプ場
<到着後の写真>
無事配送が完了し、ケーキ丼を堪能する長谷町長および実験関係者。
町長コメント
「2024年問題の中でドライバー不足という問題がございます。
ドローンによる配送をできないか、ということで今日は第一回目ではございますけれども、2回、3回とさらにバージョンアップしながら事業を展開できればと思っています。
また、今回能登半島地震においてドローンによる物流の配送等も行われているという話もいたしました。
今後ドローンにつきましては、急速にさまざまな分野で活躍が期待されるところでございますので、引き続きこの事業を続けていただければと思っています。」
実証実験を終えて
今回の実験においては駅付近にドローンポートを設置して物資を配送しましたが、これは今後、駅に到着した物資を目的地までドローンで運ぶというラストワンマイルの実用化を見据えての構想でした。
実証実験を行った湯前町は、鹿や猪の生態調査といった森林調査の観点からもドローン利活用の期待をしていただいてます。また、今回実証実験の会場となったキャンプ場をドローンの離発着地点として利用することで観光資源として活用していくことも検討されています。
今後はJR九州商事とともに、湯前町から複数の自治体を巻き込んだ物流網を構築し、ドローン事業を推進していきたいと考えています。
トルビズオンが提供する【S:ROAD】とは
トルビズオンはドローン空路整備サービスである「S:ROAD」を開発・運用しています。
「S:ROAD」は、定期航路となるドローンの飛行空域を可視化し、ドローン産業の社会実装を推進します。ドローンを利用する事業者はS:ROADを利用し、地域の代理店であるスカイディベロッパーが開拓したリスクアセスメントや地域の合意の取れた空路を利用することができます。
S:ROADには、空に「住所」を作り、空域に関する情報データベースと紐づける特許技術「スカイドメイン®︎」が用いられています。
S:ROADサービス概要ページ
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