着なくなった服をさっぱり捨てる?とっておく?衣類の収納悩み調査
酷暑から一気に涼しくなった今季、急いで衣替えした方が多いのではないでしょうか。衣替えの際気になるのが、着ないままシーズンが終わった服や着なくなった服。中には昨シーズンも「来年着よう」と思っていた服も…そんな時、あなたは服を処分しますか、取っておきますか。今回は「着なくなった服の処分と保管」についてアンケート調査しました。保管スペースを圧迫しがちな衣類について、収納の悩みを上手に解消する方法を探ります。
衣類の整理整頓を定期的に実施している?
今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、回答者が特に多かった関東地方(41.3%)における結果を中心に分析していきます。
「着なくなった服」の把握と処分・保管の判断について実態調査するため、アンケートでははじめに、衣類の整理整頓を定期的に行っているか尋ねました。
今回のアンケートでは衣類の整理整頓を定期的に行っていると答えた方は約8割(関東83.0%・全国82.5%)でした。
関東の地域別では、衣類の整理整頓を定期的に行っていると答えた方は埼玉県南部(93.8%)・東京都23区外(93.1%)・東京都23区内(89.0%)で特に高い割合でした。
関東の住環境タイプ別(戸建・マンション・アパート等)に見ていくと、単身者向けマンション(92.9%)・ファミリー向けマンション(92.3%)で割合が高く、ファミリー向けアパートでは、居住者は少ないものの全ての方(100%・10人中)が衣類の整理整頓を定期的にしていると答えました。
衣類の整理整頓の頻度についても尋ねました。
関東で最も多かったのはワンシーズンより短い「数ヶ月に一回程度(関東45.1%・全国は22.6%)」で、全国で最も多かったのは「シーズン毎に一回(全国40.5%・関東は26.1%)」でした。
ワンシーズンに1回またはそれ以上の頻度で衣類の整理整頓をする方は、関東で8割弱(76.1%)・全国で7割弱(66.7%)で、関東の方が全国より頻度が高い傾向がありました。中でも東京都23区内(93.8%)においてワンシーズン以内に衣類を整理整頓している方の割合が高く、住環境タイプ別では単身者向けマンション(96.2%)・単身者向けアパート(83.3%)で高い割合でした。
収納スペースが広く取りにくいケースが多い東京都23区内及び単身者向けの住居では、こまめな整理整頓による保管衣類の見直しで衣類の収納スペースを確保・維持している方が多い傾向のようです。
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整理整頓した後の不要になった衣類の行方
衣類の整理整頓により、着なくなった服を把握したとき、どのように対処する方が多いのでしょうか。アンケートで尋ねました。
関東で最も多かったのは「すぐにフリマやリサイクルショップへ売る(関東49.0%・全国は34.1%)」で、全国で最も多かったのは「すぐに廃棄(全国39.3%・関東は33.5%)」でした。
(タイミング問わず)対処方法を切り口に見た場合にも、関東では「フリマやリサイクルショップへ売る(58.7%)」・全国では「廃棄(64.2%)」が最も多く選ばれていました。また、当面保管することを選ぶ方は関東で18.1%・全国で24.1%でした。なお、衣類の整理整頓頻度が高い方が特に多かった東京都23区内では当面保管することを選んだ割合が顕著に低い(4.3%)ことがわかりました。
【着なくなった服の対処方法(タイミングは不問)】
また、(対処方法問わず)着なくなった服を把握してからの判断のタイミングを切り口に見て分析をしました。
【着なくなった服の対処の判断タイミング(対処方法は不問・両方当てはまる方含む)】
関東においては着なくなった服の対処方法を把握次第すぐに判断する方が多く(73.0%・全国より+8.5%)、しばらく間を置いたり当面保管して考える方は全国の方が割合が高い(43.9%・関東より+12.9%)ことがわかりました。
また、関東の住環境タイプ別では、対処方法として「保管する」を選んだ方が最も多かったのはファミリー向けマンション(30.8%)、最も少なかったのは単身者向けマンション(1.8%)でした。
判断タイミングで「しばらくしてから判断」及び「そのまま保管」を選んだ方が最も多かったのはファミリー向けマンション(38.5%)、最も少なかったのは単身者向けマンション(3.6%)でした。
また、衣類の整理整頓頻度が高かった地域(東京都23区内)・住環境タイプ(単身者向けマンション)において、着なくなった衣類を保管しない傾向が顕著に現れていました。この地域・住環境タイプは収納スペースが限られる場合が多いために、こまめに整理整頓してできるだけ手持ちの衣類を減らす方が多い傾向にあるようです。
■User's Voice
とにかく収納スペースが足りないです。もし余裕があるのであれば、捨てたり売ったりせずに保管しておきたい衣類もありました。(30代・自由業・東京都23区内)
収納スペースが少ないので、捨てた分を新規に買うことしかできない。
(50代・自営業・単身者向けマンション)
衣替えした衣類を置く場所に余裕がない(20代・学生・単身者向けマンション)
衣類はつい増えてしまいがち…
収納スペースが不足している場合など、こまめに整理整頓して着なくなった服を把握し対処する方が多いことがわかりましたが、生活していく中で衣類が増えがちと感じている方はどのくらいいるのでしょうか。アンケートで尋ねてみました。
今回のアンケートでは衣類が増えがち/多少増えてしまうと答えた方は約8割(関東82.5%・全国80.8%)でした。
内訳は
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衣類が増えがち:関東46.1%・全国34.0%
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多少増えてしまう:関東36.4%・全国46.8%
という結果で、関東のほうが衣類が増えがちだと感じている傾向が強いことがわかりました。
関東の地域別では、衣類が増えがち/多少増えてしまうと答えた方は東京都23区外(89.7%)・東京都23区内(87.7%)・神奈川県東部(85.0%)で高い割合でした。また住環境タイプ別では、ファミリー向けアパート(100%・10人中)・単身者向けマンション(92.9%)・ファミリー向けマンション(82.1%)で高い割合となりました。
アンケートでは、収納スペースに合わせて衣類を購入しているかについても尋ねました。
今回のアンケートでは、衣類を収納スペースに合わせて買うようにしている/多少気にしていると答えた方は約8割(関東82.9%・全国77.6%)でした。
内訳は
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収納スペースに合わせて買う:関東17.8%・全国19.0%
-
多少気にしている:関東65.1%・全国58.5%
という結果で、関東の方が収納スペースに合わせて衣類を購入するよう意識している方が多いことがわかりました。
関東の地域別では、衣類を収納スペースに合わせて買う/多少気にしていると答えた方は東京都23区内(97.0%)・埼玉県南部(86.7%)で高い割合でした。また住環境タイプ別では、単身者向けマンション(96.3%)・単身者向けアパート(86.7%)で高い割合となりました。
また、衣類を購入する際に気をつけていることについても尋ねました。
関東・全国ともランキング内容は同じで、第1位・第3位・第4位は「衣類を増やさないため」の項目でした。
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第1位 悩んだら買わない (関東52.7%・全国48.0%)
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第3位 同じようなものは買わない (関東24.8%・全国31.5%)
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第4位 買ったら持っているものを減らす (関東22.4%・全国23.0%)
収納スペースにおさまる分量を踏まえつつ、手持ちの衣類を増やしすぎないよう心がけている方が多いことがわかりました。
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衣類の収納スペースは不足気味
ここまでのアンケートで、所有する衣類の数量は使える収納スペースの影響を強く受けることがわかってきました。
アンケートでは次に、回答者の自宅に衣類の収納スペースが十分にあるか尋ねました。
今回のアンケートでは衣類の収納スペースがあまりない/ほとんどないと答えた方が合わせて、関東で約3割(30.3%)・全国で4割(40.0%)でした。
内訳は
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衣類の収納スペースがあまりない:関東27.9%・全国34.5%
-
ほとんどない:関東2.4%・全国5.5%
という結果でした。
関東の地域別では、衣類の収納スペースがあまりない/ほとんどないと答えた方は神奈川県東部(45.0%)・東京都23区外(44.8%)で特に高い割合でした。住環境タイプ別では、ファミリー向けマンション(48.7%)・単身者向けアパート(37.5%)で高い割合でした。
ちなみに、アンケートでは衣類の収納スペースに他のものも収納しているか尋ねました。
【衣類の収納スペースに他のものも入れているか】
衣類収納に他のものも収納している方が2割弱(関東16.4%・全国18.5%)、少し入れている方が関東で約6割(62.4%)・全国で約5割(53.3%)、合わせて7割以上(関東78.8%・全国71.8%)の方が衣類の収納スペースに衣類以外のものも収納していることがわかりました。これでは、ただでさえ衣類の収納スペースが十分に確保できないなか、さらにスペースが「他のもの」に圧迫されてしまいます。
同時に、衣類の収納スペース内にある「他のもの」を収納するためのスペースも十分に確保できていないことがわかる結果となりました。
衣類収納の悩みとは
衣類収納の不足を感じる方が関東で約3割(30.3%)・全国で4割(40.0%)にのぼるなか、今回のアンケートでは全体の約8割(関東81.8%・全国77.3%)が衣類収納に悩みがある・多少あると答えており、中でも関東では衣類収納の悩みが「ある」と明確に悩みを感じている方が半数を超えました(50.3%)。
【衣類収納の悩みがあるか】
アンケートでは、衣類収納の悩みについて具体的に尋ねました。
そもそも「スペースが足りない(関東第3位/31.3%・全国第2位/43.8%)」ことと、スペース不足・ゆとり不足に起因する使い勝手の悪さが3項目ランクインしました。
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「衣替えがしづらい」 (関東全国とも第1位・関東53.0%・全国48.7%)
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「チェスト・タンス内の整理整頓」(関東第2位/33.6%・全国第3位/42.9%)
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「洗濯物をしまいづらい」(関東第2位/33.6%・全国第3位/42.9%)
また、畳まずハンガーにかけて保管したい衣類について、適切に保管できる場所がないという悩みもありました。
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「ハンギングする場所が限られている」 (関東全国とも第4位・関東23.1%・全国22.1%)
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「ロング丈のものが床につく」(関東同率第4位/9.6%・全国第5位/13.6%)
さらに、夏物と冬物のボリュームの差が収納スペース確保に際して悩みの元になるという意見もありました。
■User's Voice
アパートなので収納スペースが狭く、室内にも衣類があふれているので狭くてみっともない
(50代・自営業)
いま持っている整理だんすや衣装箱にぎゅうぎゅうに入れてしまっているので、もっとゆとりをもって入れると整理しやすいと思っていますがなかなかできません。
(60代以上・専業主婦)
ニットなど冬服がかさばるため、それらを収納している夏は収納が足りなくなる(10代・学生)
収納に入る分の必要最低限しか買わないようにしていたが、子どもたちが大きくなってきて服自体が大きくなってきたので収納しづらくなってきた。そのため、新しく収納棚の購入を考えている。(30代・パート)
もしかしたら着るかもという気持ちがありなかなか捨てられないです。実際に捨てた後残しておけばよかったと思うことがたまにあるため判断が難しいことが多いです。そのため収納スペースがいっぱいになってしまいます。(30代・専業主婦)
衣類の収納スペースが手狭に感じ、使い勝手の悪さや整理整頓のやりにくさを感じる場合、トランクルームを利用するという方法もあります。
衣類の収納スペース不足を改善するためにトランクルーム利用を考える場合には、
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屋内トランクタイプのトランクルームを活用することで自宅の収納スペースの延長として安心の保管環境で保管でき、衣類の保管にも最適な高さのある収納が利用でき、通気・湿気対策に配慮したトランクルームもある
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シーズンオフの衣類・家電などをトランクルームに保管することで、自宅の収納スペースにゆとりを持つことができ、日々の生活で使うものを中心にすっきりと収納できる
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必要なサイズに合わせた収納スペースをトランクルームを使って増やすことができ、リーズナブルに収納スペースが確保できる
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衣類の収納スペースにゆとりができれば、日々の服の出し入れや整理整頓がしやすくなり、通気・湿気・カビ対策もでき、衣替えの作業負担も軽減できる
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まだ使える・思い入れのある服などを収納スペース不足のためにやむを得ず処分しなくてよくなる
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服を買いたいと思ったとき収納スペース不足のために諦めることが減り、気候やTPOに合う衣類のバリエーションが持てるようになる
というメリットがあります。
収納スペースが手持ちの衣類の数量に影響する傾向があるからこそ、収納スペースを増やすという選択肢が、必要な衣類の保管に役立ったり、日々の出し入れのしやすさなど利便性の向上にもつながるのです。
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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、「着なくなった服の処分と保管」についてお話しました。
アンケート(関東)では、衣類の整理整頓を定期的に行う方が約8割でした。着なくなった衣類について、フリマ・リサイクルショップへの売却を選ぶ方がほぼ半数で最も好まれていました。
衣類が増えがちだと少しでも感じる方は約8割、収納スペースに合わせた衣類購入を意識している方も約8割でした。衣類の収納スペース不足を約3割の方が感じ、全体の約8割が収納のゆとり不足と、それに起因する使い勝手の悪さを感じていました。
衣類の収納スペースが手狭に感じている場合にはトランクルームの活用が便利です。シーズンオフの衣類や使用頻度の低い荷物をトランクルームに預ければ、衣類の収納にゆとりができ、必要な服を無理に処分することなくすっきりしまえて、日々の服の出し入れもぐんと快適になりおすすめです。
【調査概要】
調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2024年9月12日から9月16日までの5日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査
■会社概要
社名 :株式会社アンビシャス( https://www.ambitious8.biz/)
所在地 :〒542-0081 大阪市中央区南船場1丁目3-5 リプロ南船場8F
代表者 :代表取締役社長 徳永 暢也
資本金 :4,000万円
設立 :創業:平成17年10月28日、設立:平成18年7月25日
事業内容:トランクルーム投資「収納ピット」FC本部の運営
運営サービス「収納ピット」(https://www.syuno-pit.biz/)
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