「高さ×移動」で通信の死角を解消。 PicoCELA、伸縮ポール型モビリティによる次世代基地局の実証を開始
スズキの多目的電動台車『MITRA』とKiQ Roboticsの伸縮技術を活用
PicoCELA株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:古川 浩)は、福岡県直方市、スズキ株式会社、および株式会社KiQ Roboticsの協力のもと、屋外イベント等での通信品質を安定させる「伸縮ポール型モビリティ」の実証を開始しました。
本プロジェクトは、ポールによる「高さ」とモビリティによる「移動」を組み合わせ、従来の固定式基地局では困難だった遮蔽物の回避と、動的なエリア構築を目指すものです。

■ 背景:仮設環境における通信の物理的限界
屋外イベントや工事現場では、以下の物理的要因が通信品質の低下を招いていました 。
遮蔽物の存在: 植栽や仮設設備により、電波の「見通し」が確保しづらい。
流動的な混雑: 時間帯で人の滞留場所が変化し、通信負荷が一部に集中する。
設置の制約: 恒久的な工事が難しく、迅速なエリア拡張が困難。
これらの課題に対し、IT実証都市として先進的な取り組みを行う直方市をフィールドに、新たな解決策を投入します。
■ 実証の狙い:各社の技術を統合した移動基地局
本実証では、以下の要素を統合した「移動型基地局」の有用性を検証します。
スズキ(不整地対応の走行性能): 悪路や未舗装地でも安定走行が可能な多目的電動台車『MITRA』をベースとして活用。
KiQ Robotics(伸縮ポール技術): 耐荷重に優れた伸縮ポールを提供。通信機を最適な高さへ自在に昇降。
PicoCELA(無線メッシュ技術): 独自の無線技術により、配線工事不要で広域かつ安定した通信エリアを構築。
直方市(実証フィールド): 社会実装に向けた最適な環境を提供。
■ 実証結果:通信環境の改善を確認
本実証により、設置高さの違いが通信品質に与える影響を定量的に確認しました。伸縮ポール高4mでは、特に距離が離れた環境において通信性能の改善が顕著となり、イベント会場や屋外空間における広域通信手段としての有効性が示されました。
見通しの確保による安定化: 高さを出すことで遮蔽物を回避し、通信品質が向上。
オンデマンドなエリア設営: 人が集まるエリアへモビリティを配置することで、柔軟な通信カバーを実現。
運用性の検証: 仮設環境下での機器の動作確認および安全性を立証。
■ 今後の展開
実証結果を踏まえ、各種イベントでの利用に加え、以下の分野への展開を想定しています。
建設・インフラ現場: 資材が集積する現場での、高所からの通信カバー。
スマート農業: 植生の影響を受けやすい広大な農地での通信エリア構築。
災害対応: インフラ寸断地域への、迅速な通信環境の提供。
PicoCELA株式会社について
PicoCELAは、世界最高レベルの無線メッシュ技術で、有線LANの設置が困難な場所や一時的な利用など、様々な環境で安定した大規模Wi-Fi空間を構築するソリューションを提供しています。エッジコンピュータと無線メッシュネットワークを融合させたユニークな技術で、国内外の工場、倉庫、プラント、建設現場、商業施設、公共インフラなど、幅広い分野で活用されています。PicoCELAは、無線技術を通じて、より自由で、より安全なコミュニケーション基盤を創造し、持続可能な社会の発展に貢献してまいります。
法人名称: PicoCELA株式会社
住所: 東京都中央区日本橋人形町2-34-5 SANOS日本橋4階
代表取締役: 古川 浩
上場市場: 米国Nasdaq Capital Market(2025年1月16日 新規上場)
主な事業内容: 無線通信に関する特許技術を活用した無線通信製品の販売・ソリューション・ライセンスの提供、及びクラウド監視システムの販売
URL: https://picocela.com/(コーポレートサイト)
<主な受賞歴>
2025年:WiFi NOW Awards 2025「Best Wi-Fi Startup Award」ファイナリスト選出
2022年: 令和4年度 知財功労賞「特許庁長官表彰(知的財産権制度活用優良企業)」受賞
2021年: High-Growth Companies Asia-Pacific 2021(アジア太平洋地域の急成長企業ランキング 2021)433位にランクイン
2020年: 第6回知的財産活用表彰において、知的財産活用奨励賞 知的財産情報部門受賞 / 第5回JEITAベンチャー賞 受賞 / Orange Fab Asia 5G Challenge Final Pitch Competition 第1位
2019年: Viva Technologyにて、Orange Fab Asiaに採択 / 内閣府主催のスーパーシティフォーラム2019において、出展企業28社の1社に選定
2018年: JR東日本スタートアップ大賞受賞 / Google Launchpad Accelerator Tokyoにて、第1期生7社の中の1社に採択
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