UntroD Capital Japan(旧:リアルテックホールディングス)」が野村アセットマネジメントと共同でクロスオーバー・インパクトファンドを新設へ
未上場から上場後も継続して企業価値向上を支援
当社は2015年より、ディープテック領域に特化したVCファンド「リアルテックファンド」を運営し、地球や人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジーを有するスタートアップに対して、シード・アーリーステージからのリード投資およびハンズオン支援を通じて、技術の社会実装を進めてきました。これまでに、株式会社ispace、株式会社QPS研究所などのディープテック領域を代表する複数の企業の上場に関与し、また既存ファンド投資先も、今後のIPO(新規株式公開)を目指した上場準備を進めています。
そのような中、上場前後のスタートアップ企業には、レイト・ステージでの成長資金の供給不足、スモールIPO※2、脆弱なガバナンス、上場により大きく変化する環境への対応不足などの幾つかの課題が存在し、それらを解決するために、レイト・ステージから上場後の成長を一貫して支援することのできるクロスオーバー投資が必要とされています。また、日本政府が掲げる「新しい資本主義」の実現には、2027年までにスタートアップへの成長資金を10兆円・ユニコーン100社を生み出すことが具体的目標として設定され、その鍵を握るのもクロスオーバー投資であると考えられています※3。
そこでこの度、当社のディープテック領域におけるスタートアップ投資支援の経験知と、野村アセットマネジメントが長年培った上場企業との実効性のある対話手法を融合することで、社会的課題解決に結びつくインパクト志向の強いIPOを目指したレイト・ステージの有望なスタートアップへ長期の資金を供給し、上場後の持続的な成長を重視して企業価値向上の支援を行うことのできるクロスオーバー・インパクトファンドの設立に向けた準備を開始することになりました。ファンドの設立は、各社における必要手続きを経た、本年秋以降を予定しております。
本ファンドにより、地球と人類の課題解決に資するスタートアップが、上場後も更なる社会的インパクトを創出し続けられるエコシステムの実現を目指します。
※1. 2024年6月3日「リアルテックホールディングスが「UntroD(アントロッド)」として再始動 https://untrod.inc/news/778/ 」
※2. 比較的小さな時価総額でIPOし、上場後も時価総額が低迷している状態
※3. 「スタートアップ育成5か年計画」(内閣官房ホームページ)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/sdfyplan2022.pdf
◾️UntroD Capital Japan株式会社(アントロッドキャピタルジャパン)について
UntroD Capital Japan株式会社は、地球や人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジーを有するディープテック・スタートアップの社会実装を目的とした「リアルテックファンド」を2015年に設立し、シード・アーリーステージのスタートアップへのリード投資およびハンズオン支援を行ってきました。現在までに、リアルテックファンド1号~4号(日本ファンド)、リアルテックグローバルファンド1号・2号(グローバルファンド)、リアルテックグロースファンド1号(日本ファンド)を運用し、運用総額は300億円以上に達しています。社会に必要とされながら資本が流れにくい未踏領域に誰よりも最初に踏み出し、その経済性を証明することで資本や人材が供給され続ける持続的な仕組み創りを目指す、その意志をより一層体現するため、「未踏」を意味する「UntroD」を社名として掲げ、2024年6月に再始動しました。
野村アセットマネジメント株式会社について
野村アセットマネジメントは、1959年に設立された日本最大級の資産運用会社です。国内の個人投資家から海外の公的年金などの機関投資家まで幅広いお客様に資産運用ソリューションを提供し、業界におけるリーディング・カンパニーとして高い評価を受けてきました。近年では、資産運用の高度化に資する技術の研究・開発組織である「資産運用先端技術研究部」や、国内初のESG投資専門部署「責任投資調査部」、資産運用に関する情報発信や調査研究を行う「資産運用研究所」を設立して多様化するニーズにお応えし、世界のお客様から選ばれる、世の中の役に立つ資産運用会社となることを目指しています。
HP: https://www.nomura-am.co.jp/
<お問い合わせ先>
UntroD Capital Japan株式会社
広報担当:成田
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