グッドパッチ、グロービス経営大学院と新科目「デジタル・プロトタイピング」を共同開発

MBAプログラム受講生に向け、2024年度7月期より開講

グッドパッチ

顧客体験を起点に企業変革を前進させるデザインカンパニーの株式会社グッドパッチ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:土屋尚史、証券コード:7351、以下「グッドパッチ」)は、グロービス経営大学院(東京都千代田区、学長:堀義人、以下「グロービス」)と共に、新科目「デジタル・プロトタイピング」を共同開発しました。

本科目は、グロービスのMBAプログラム受講生および卒業生に向けて2024年度7月期より開講し、実践的体験としてデザイン思考とプロトタイピングのプロセスの深い理解を促すものです。
グッドパッチは、ビジネスリーダーたちが本科目を通じてデザイナーの視点やデザインのアプローチを学ぶことで、ビジネスの本質的価値を最大化し、未来の創造と変革の一助となることを目指しています。

■要約

  • グッドパッチとグロービスはMBA受講生および卒業生向けに新科目「デジタル・プロトタイピング」を共同開発し、2024年度7月期より開講する

  • グッドパッチのUXデザイナーとディレクター、グロービスの教員が講師となり、6日間にわたり実践的な内容の講義を行う

  • 受講生が実践的体験としてのデザイン思考とプロトタイピングのプロセスを深く理解し、実務のプロジェクトへの応用能力を高めることを目指している

  • 開講に先駆け、2024年6月4日にオンラインセミナーを行う


■背景

昨今の急速なテクノロジーの進化により、ビジネス環境も常に高速で変化し、イノベーションを起こす力は企業にとって競争力の源となっています。

そうした状況を背景に、多くの企業では既存プロダクトの改善や延長ではなく、抽象度の高い新たなアイデアやコンセプトをカタチにする力が求められています。抽象度の高いものを具体に落とし込むアプローチはデジタル領域のデザイナーが得意とし、その役割と担う機会が多くある一方、経営層とは見ている対象や観点に乖離があるのが実情です。


中長期的に顧客や社会に価値を届け続けるためには、経営に携わるリーダーもアイデアを形にするプロダクト作りのプロセスを理解し、ビジネスに役立てることが重要です。

デジタルプロトタイピングは、新しいアイデアやコンセプトを迅速に試し、フィードバックを集め、改善するプロセスを経て、意思決定のスピードを上げ、イノベーションを加速する助けになります。


グッドパッチは、グロービスとともに次代の創造と変革を担うビジネスリーダーにデジタルプロトタイピングの実践的な学びの機会を提供することで、社会のイノベーションと創造性を促進することができると考え、このたび新科目を共同開発しました。



■新科目「デジタル・プロトタイピング」とは

グロービスでは、2025年度にMBAプログラム「テクノベート*1 MBA(TMBA)」「エグゼクティブMBA(EMBA)」の開講を予定しています。

今回グッドパッチとグロービスが共同開発を行った「デジタル・プロトタイピング」は、テクノベートMBAプログラム開講に先駆けて2024年度7月期より新設する科目です。


本科目では、グッドパッチのUXデザイナーやディレクターとグロービスの教員が協働で講師を務め、受講生はデジタルデザインツール「Figma」を使ってアイデアのビジュアル化とプロトタイプ作成のスキルを学びます。

はじめにデジタルデザインの基本原則とFigmaの基本機能を学び、その後ショートケースをもとに実践的な演習を行います。演習で扱う問題は、リサーチしやすく広く一般的に需要があるものをケースにて提示します。


科目の前半では問題を解決するためのサービスやプロダクトのアイデアを各受講者が提案し、後半では、グループごとにアイデアをプロトタイプに発展させる工程を学びます。この科目では、協調作業とフィードバックの重要性にも焦点を当て、受講者同士でデザインを共有し、改善点をレビューします。最終回では各グループごとに完成させたプロトタイプをプレゼンテーションします。この過程を通じ、実践的体験としてのデザイン思考とプロトタイピングのプロセスを深く理解し、実務のプロジェクトへの応用能力を高めることを目指します。


*1 :テクノロジーとイノベーションを組み合わせた造語


【科目概要】

  • 開講月:2024年7月 

  • 場所:グロービス経営大学院 東京校*2

  • 受講対象:グロービス経営大学院 本科生・卒業生/GDBA卒業生

  • 定員:25名

  • 各回のテーマ:

    • Day1 プロトタイピングの全体像、調査の実施とコンセプト設計

    • Day2 コンセプトの具体化

    • Day3 シナリオの具体化とプロトタイピング

    • Day4 プロトタイプを⽤いた検証

    • Day5 検証結果を⽤いたプロトタイプの改善

    • Day6 サービス案とプロトタイプの発表

  • 詳細URL:https://mba.globis.ac.jp/curriculum/detail/dp/

*2:オフライン(通学)形式の実施


【科目開発担当者より】

三浦 寛大 グッドパッチ UXデザイナー

毛利 慶二朗 グッドパッチ ディレクター・デザインアドバイザー


デザイナーのスキルのひとつに、アイデアやコンセプトなど「抽象度が高いものを具体化する」というものがあります。抽象度が高い状態の議論の場で、さまざまな立場のステークホルダーが全員同じ方向を見て同じものを想像しながら、建設的な議論ができているでしょうか。そこで生きてくるのが、抽象的なものを具体化する力です。絵が描けなくても問題ありません。本クラスではツールを用いて手を動かしながらプロトタイプを設計することで、曖昧だったコンセプトを、ユーザーや顧客を想像しながら具体化していきます。その過程を知ることで、デザイナーの視点や思考を知ることができます。講義を通じて、デザインを実践している状態を楽しみながら、デザイナーの視点やデザインのアプローチがビジネスに大いに活用できることを体感いただき、最終的に「デザインはデザイナーだけのものではない」と感じていただけると嬉しく思います。


難波 美帆氏 グロービス経営大学院 教員

テクノベート・ファカルティグループ ファカルティ・コンテンツリーダー


アイデアを具現化する。2024年のビジネスリーダーにとって、自分でこれができることは大きな強みになります。生成AIの進化に伴い、アイデアを言葉にする、画像にする、動画にするといった具体化のサポートをしてくれるツールが日進月歩の勢いで進んでいることを強く感じていらっしゃることでしょう。一方でそのテクノロジーを、「いじってみる」を越えて「使いこなす」所まで行くには、書店に並ぶ入門書を手にとってみたものの距離があると感じている方も多いのではないでしょうか。本クラスでは、デザイナーたちから高い人気を得ながらも、デザインの実務経験がない・少ない方にも使いやすいツールを用いて、プロトタイピングを行っていただきます。クラスの中で他者が作る事例を見ながら、自分もゼロからやってみることができるのがこのクラスの魅力です。また経験がある方にとっても、授業を協働開講していただくグッドパッチ社のプロトタイピング手法に触れることができるのが魅力となると思います。受講する方に、デザインで仕事の何が変わるか、プロトタイピングのコミュニケーションツールとしての効力を体感していただきたいです。



■開講に先駆けたオンラインセミナー

新科目「デジタル・プロトタイピング」開講に先駆け、「デザインの力でビジネスを前進させる」をテーマにしたオンラインセミナーを開催します。


【概要】

  • テーマ:デザインの力でビジネスを前進させる

  • 日時:2024年6月4日(火)19:30〜20:40

  • 場所:オンライン

  • 登壇者:土屋 尚史 株式会社グッドパッチ 代表取締役兼CEO

  • モデレーター:難波 美帆氏 グロービス経営大学院 教員

  • 参加費:無料

  • 詳細・申し込み:https://mba.globis.ac.jp/campus/online/seminar/240604-23975.html

■関連情報

・グロービス経営大学院(日本語プログラム https://mba.globis.ac.jp/、英語プログラム https://www.globis.ac.jp/

 グロービス経営大学院は、2006年の開学以来「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を教育理念に掲げ、ビジネスの創造や社会の変革に挑戦する高い志を持ったリーダー輩出のために尽力しています。日本語MBAプログラムは、東京・大阪・名古屋・仙台・福岡・オンラインの6キャンパスに加え、水戸・横浜に特設キャンパスを開設。英語MBAプログラムは、パートタイム・フルタイム・オンラインを展開し、世界各国から多様な学生が集まっています。2006年開学当初78名だった入学者数は、2024年4月にはパートタイム&オンラインMBAプログラム(日本語)で977名に達し、在校生・卒業生は合計1万人を超え、日本最大のビジネススクールに成長を遂げました。グロービス経営大学院は、今後も創造と変革を担うビジネスリーダーを育成し、テクノベート時代の世界No.1MBAを目指していきます。


・グロービス (https://www.globis.co.jp

グロービスは1992年の設立来、「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業展開を進めてきました。「ヒト」の面では、学校法人としての「グロービス経営大学院」ならびに、株式会社立のスクール「グロービス・エグゼクティブ・スクール」「グロービス・マネジメント・スクール」、企業内研修事業を行うグロービス・コーポレート・エデュケーションとeラーニングやオンラインクラスのほか定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」などを提供するグロービス・デジタル・プラットフォーム、「カネ」の面では、ベンチャー企業への投資・育成を行うベンチャー・キャピタル「グロービス・キャピタル・パートナーズ」、「チエ」の面では、出版事業ならびにオウンドメディア「GLOBIS 学び放題×知見録」により、これを推進しています。さらに社会に対する創造と変革を促進するため、一般社団法人G1によるカンファレンス運営、一般財団法人KIBOW による震災復興支援および社会的インパクト投資を展開しています。


グロービス:

学校法人 グロービス経営大学院

・日本語(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)/英語(東京、オンライン)

株式会社 グロービス

・グロービス・エグゼクティブ・スクール

・グロービス・マネジメント・スクール

・企業内研修

・出版/電子出版

・「GLOBIS 学び放題×知見録」/「GLOBIS Insights」

・「GLOBIS 学び放題」/「GLOBIS Unlimited」

グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社

顧彼思(上海)企業管理諮詢有限公司
GLOBIS Asia Pacific Pte. Ltd.

GLOBIS Asia Campus Pte. Ltd.

GLOBIS Thailand Co. Ltd.

GLOBIS USA, Inc.
GLOBIS Europe BV
GLOBIS Manila Inc.


その他の活動:

・一般社団法人G1

・一般財団法人KIBOW

・株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント
・株式会社LuckyFM茨城放送


◼️株式会社グッドパッチについて

グッドパッチは、顧客体験を起点に企業変革を前進させるデザインカンパニーです。

デザインパートナー事業では、グッドパッチならびにフルリモートデザイン組織「Goodpatch Anywhere」により、新規事業の立ち上げ、既存事業のリニューアル、企業のデザイン戦略立案、組織デザイン支援などを行い、大企業からスタートアップまで企業が持つビジネス課題をデザインで解決しています。


デザインプラットフォーム事業では、デザイナー特化型キャリア支援サービス「ReDesigner」、デザイナーを目指す学生向け就活プラットフォーム「ReDesigner for Student」、オンラインホワイトボード「Strap」を提供し、デザインによる価値創造に取り組んでいます。


・株式会社グッドパッチ:https://goodpatch.com/

・デザインパートナー事業:https://design-partnership.goodpatch.com/

・Goodpatch Anywhere: https://anywhere.goodpatch.com/

・ReDesigner: https://redesigner.jp/

・ReDesigner for Student: https://student.redesigner.jp/

・Strap:https://product.strap.app/

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会社概要

株式会社グッドパッチ

146フォロワー

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URL
https://goodpatch.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区鶯谷町3-3 VORT渋谷South 3階
電話番号
03-6416-9238
代表者名
土屋尚史
上場
東証グロース
資本金
17億7224万円
設立
2011年09月