DHL Express、業界初のSAFを活用したCO2削減が可能な輸送サービス、「GoGreen Plus」を新たに開始
・新サービス、ドイツポストDHLグループが目指す2050年までのネット・ゼロ・エミッション達成の一翼を担う
2023年2月16日、ドイツ、ボン発 - DHL Expressは本日より、持続可能な航空燃料(SAF) の使用により、お客様の輸送に伴う二酸化炭素排出量を削減(インセット)できる新しい輸送サービス「GoGreen Plus」を開始します。国際エクスプレス業界初のサービスとして、まずは英国、イタリア、デンマーク、スウェーデン、カナダ、オーストラリア、南アフリカ、アラブ首長国連邦で開始される予定です。
今後、全世界でGoGreen Plusの展開を予定しており、お客様はCO2e(二酸化炭素換算)削減とSAFの使用をご選択いただけるようになります。
この新サービスは、DHLが最近bp社およびNeste社と提携し、世界各地のDHL ExpressハブへのSAF供給が可能となったことから実現しました。SAFは、廃油を原料として製造された再生可能な燃料です。廃棄物や残滓を原料としているため、従来のジェット燃料と比較して、ライフサイクル全体で最大80%の温室効果ガス排出量の削減が可能です。
DHL Express CEOであるジョン ピアソンは、「多くのお客様が環境負荷の低減に取り組むなか、DHLとして、その手段を提供することが重要と考えています。当社のSAFへの投資が、お客様の貨物の排出量削減に役立てることを嬉しく思います。SAFは現在、航空業界において二酸化炭素排出量削減の主要な手段となっており、当社のお客様にとっても、自らのサプライチェーンをより持続可能なものにするために最も効果的な手法となります」と述べています。
GoGreen Plusによるインセット(削減)により、下流における輸送や流通を含む企業のバリューチェーンで発生する間接的な温室効果ガスに値するスコープ3の排出量削減が可能になりました。オフセットと異なり、インセットは事業活動に直接関連する排出量を削減する取り組みであるため、Science Based Targetsイニシアチブのもとで炭素削減の取り組みとして認定されます。
GoGreen Plusサービスは、2050年までに排出量ネット・ゼロを達成するというドイツポストDHLグループの持続可能性に関する目標達成のための手段であり、また2030年までにすべての航空輸送において燃料の30%をSAFへ転換するという中間目標の達成にも貢献します。ドイツポストDHLグループは、サステナビリティロードマップに基づき、全部門における全てのサービスに対してグリーンな選択肢の提供を目指しています。
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