台湾のITRI・EFCとインフラ点検における技術提携の基本合意書を締結

社会インフラDXのリーディングカンパニーである株式会社センシンロボティクス(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:北村 卓也、以下「センシンロボティクス」)は、台湾の工業技術研究院(本社:台湾 新竹縣竹東鎮中興路四段195號、代表:劉文雄、以下「ITRI」)、EFC易發精機股份有限公司(本社:台湾 桃園市中壢區自強四路3-2號、代表:羅文進、以下「EFC」)と、台湾製機体をベースとしたインフラ分野へのソリューション展開を目的として、日本および台湾市場における3社技術の展開に向けて連携し、基本合意書を締結しました。

センシンロボティクスとITRIは、2023年よりITRIが開発した台湾製ドローンと送電設備点検アプリケーション『POWER GRID Check』の連携に取り組んでおり、台湾製ドローンを活用した自動化ソリューションの強化を進めてまいりました。台湾製ドローンと『POWER GRID Check』の連携が完了したことから、今後はEFCが製造する台湾製ドローンの、日本および台湾市場へのサービス展開に加え、新たなビジネス領域における技術発展の創出と、国際協力を促進してまいります。

工業技術研究院 機械與機電系統研究所 博士 所長 張禎元 氏(左) 
株式会社センシンロボティクス 代表取締役社長 CEO 北村 卓也(中央)
EFC易發精機股份有限公司 副董事長 羅文益 氏(右) 

台湾の社会インフラ企業向けにデモンストレーションを実施

送電設備点検アプリケーション『POWER GRID Check』と台湾製ドローンの組み合わせによる、ドローンを活用した送電設備点検のデモンストレーションを実施しました。

POWER GRID Check』は、架空送電設備の保守業務に特化した業務アプリケーションであり、中部電力パワーグリッド株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役 社長執行役員:清水 隆一、以下「中部電力パワーグリッド」)と共同で開発した技術が実装されています。日本では2021年から現場運用が開始されており、高度な操縦スキルを必要とせず、自動かつ高品質な設備の点検、撮影を実現しています。

今回のデモンストレーションでは、日本国内ですでに運用を開始している中部電力パワーグリッドによる実際の活用事例や、ドローンを用いた架空送電設備点検の自動撮影〜自動異常検出までの一連の自動化プロセスを紹介しました。当日は、現地の電力事業関係者を中心に、多くの方々にご来場いただきました。また、点検フローの一部を台湾製ドローンを用いて実演するとともに、日本国内での実績や導入効果についても共有し、台湾市場における適用可能性に多くの関心の声が寄せられました。

今後は、本取り組みを通じて連携を一層強化し、台湾市場へのソリューション展開を推進してまいります。また、現地から得られたフィードバックを日本国内に持ち帰り、プロダクト開発に反映させることで、ソリューションのさらなる磨き込みを図ってまいります。グローバルな現場課題に応える技術として、進化を続けてまいります。

工業技術研究院(ITRI)について

工業技術研究員(ITRI)は、約6000人の研究者が在籍する世界レベルの応用研究機関です。1973年の設立以来、集積回路の研究をリードしてきたほか、新たな科学技術産業の創出にも注力してきました。これまでに3万件を超える特許を取得し、TSMC、UMC、TMC、EPISTARなどの上場企業の創設・育成にも注力し、産業の発展に貢献してきました。ITRIは、顧客の新たな価値を発見し、潜在的なニーズを掘り起こすためのソリューションとして「技術戦略・未来計画2030」を策定。「スマートライフ」、「ヘルスケア」、「持続可能な環境」を3大重点分野として位置付け、AI、半導体チップ、通信、クラウドセキュリティー、スマートセンシングの5つのインテリジェント化実現のための技術を推進しています。

本社所在地:台湾 新竹縣竹東鎮中興路四段195號
設立:1973年7月
代表:院長 劉文雄
https://www.itri.org.tw/english/

EFC易發精機股份有限公司について

EFC易發精機股份有限公司(Easy Field Corporation)は、1988年に台湾・桃園市中壢区で設立された、産業用自動化設備の開発・製造を手がけるハイテク企業です。主に半導体、光電(ディスプレイ)、動力電池、医療機器などの分野において、全自動化精密生産設備や検査装置を提供しています。

本社所在地:台湾 桃園市中壢區自強四路3-2號
設立:1988年8月
代表:代表 羅文進
https://www.efctw.com/

POWER GRID Check』とは

センシンロボティクスと中部電力パワーグリッドが共同研究にて開発した技術をベースとした、ドローンを活用した送電設備点検アプリケーションです。鉄塔(支持物・がいし)と送電線(架空地線・電力線)を一括で自動点検できることが特徴で、ドローンと設備の間の安全な離隔距離を確保したうえで、自動航行により均一したデータ取得を行い、ドローンに関する特別な知識を持たない作業員でも簡単に送電線点検業務を実施することが可能です。

POWER GRID Check概要図

センシンロボティクスについて

センシンロボティクスは『社会の「当たり前」を進化させていく。』をミッションに掲げ、社会や企業が抱える課題を、AI×Dataの力で解決する社会インフラDXのリーディングカンパニーです。

日本、そして世界を支える社会・産業インフラの現場に存在する「労働力不足・安全に対するリスク・上昇するコスト」などの課題を、AIを始めとする最新のテクノロジーを駆使し、誰にでも扱えるデータ利活用のためのソフトウェアソリューションで解決します。 豊富なプロジェクトで得られたノウハウと、独自のソフトウェア開発プラットフォーム「SENSYN CORE」を活用し、コンサルティングからシナリオ策定、ビジネス実現性の評価、技術・システム開発、実業務への定着化まで一気通貫で支援、老朽化するインフラ点検や、少子高齢化による労働人口の減少、激甚化する災害といった社会課題を解決しサステイナブルな未来を実現していきます。

本社所在地:東京都品川区大井一丁目28番1号 住友不動産大井町駅前ビル4階

設立:2015年10月

代表:代表取締役社長 CEO 北村 卓也

https://www.sensyn-robotics.com/

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会社概要

URL
https://www.sensyn-robotics.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区大井一丁目28番1号 住友不動産大井町駅前ビル4階
電話番号
-
代表者名
北村 卓也
上場
未上場
資本金
-
設立
2015年10月