小学生の9割が「リビング学習派」!もはや家庭学習に学習机は不要?【保護者調査】

株式会社DeltaX(本社:東京都千代田区、代表:黒岩 剛史)が運営する塾選びサービス『塾選』は、「家庭学習」について調査しましたので概要をお知らせいたします。
塾選ジャーナルでは、小学生の保護者100人を対象に「家庭学習」について徹底調査。9割の小学生が“リビング学習”を実施していることが分かりました。かつては「勉強は自分の部屋で」が常識でしたが、今や小学生の家庭学習は「リビング」が主戦場です。
しかし、リビング学習が定着した一方で、リビング学習特有の新しい悩みを抱える保護者も。
この記事ではリビング学習の実態やメリット・デメリット、さらに「子どもがやる気を出す」ための親の関わり方まで、「家庭学習の仕組み作り」のヒントをお届けします。
詳細はこちらをご覧ください。
小学生の約9割が「リビング学習」を実施

小学生の家庭学習の場所についてたずねたところ、「現在リビングで勉強している」と回答した家庭は87%にのぼりました。「過去にしていた」を含めると、ほとんどの家庭がリビング学習を経験していることになります。
この結果から、小学生の家庭学習は「子ども部屋で学習机に向かう」よりも、「家族のいる空間で学習する」スタイルが広く浸透していることがわかりました。
高学年になっても約8割がリビング学習を継続

次にリビング学習の実施率を学年別に見ていきます。小1~2年生は96.4%とほとんどの家庭がリビング学習。中学年でも9割以上が継続しており、家庭学習の基本的なスタイルとして定着していることがわかります。
高学年になると76.2%まで割合は下がるものの、それでも約8割がリビング学習を続けており、子ども部屋中心へ完全に移行する家庭は少数派です。
リビング学習で集中する秘訣は「親の姿が見える距離」

※n=87 リビング学習をしている家庭
リビング学習といっても、その取り入れ方は家庭によってさまざまです。
最も多いのは「親の姿が見える位置で勉強している(65.5%)」という方法で、保護者の存在を感じられる距離で学習するスタイルが主流となっています。
また、「親が家事をしながら見守る形で勉強している(55.2%)」「決まった時間帯に勉強している(51.7%)」という回答も多く見られました。帰宅後すぐに取り組むなど、学習を始めるタイミングを決めて習慣化している家庭が多いことがわかります。
リビング学習のメリットとデメリットは?
リビング学習は多くの家庭で取り入れられている一方で、メリットとデメリットの両方が挙げられています。
実際に取り組んでいる保護者の回答からは、「見守りやすさ」や「安心感」といったメリットがある一方で、「集中しづらさ」や「家庭内の影響を受けやすい」といった側面も見えてきました。
ここでは、リビング学習のメリットとデメリットをそれぞれ具体的に見ていきます。
最大のメリットは「親がすぐに教えられる・進捗が見える」こと

※n=87 リビング学習をしている家庭
リビング学習のメリットとして最も多かったのは、「親がすぐに教えられる・進捗が見える(77.0%)」でした。子どもがつまずいたときにその場で対応できることや、学習の進み具合を把握しやすい点が、多くの家庭で評価されています。
また、「子どもが安心して取り組める(56.3%)」「親も勉強の内容が理解できる(50.6%)」といった回答からは、心理面・学習面の両方でメリットが感じられていることがわかります。
さらに、「家事中も会話しながらできる(34.5%)」という回答も一定数見られ、学習をしながらも家族とコミュニケーションを取れる点もメリットとして捉えられています。
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「リビングで勉強すると、つまずいた際もすぐに呼ばれます。そのため間違ったまま進んでしまうことが減ったように思います。家事をしながらでも様子が見えるので、集中が切れそうな時に声をかけてあげられるのも良い点です。1人で部屋にいるより安心するようで、宿題に取り掛かるまでの時間も短くなりました。」(みどりママさん / 兵庫県 / 小5男子 / 保護者)
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「リビング学習をする事で、子どもは親が近くにいる安心感から集中して取り組めていると思います。どうしてもわからない問題は、親がすぐにサポートに入れるし、雑音があっても集中して取り組めてますし、勉強が習慣化していると感じています。」 (パーマンさん / 愛知県 / 小6男子 / 保護者)
デメリットは消しゴムのカスや散らかり…保護者の片付けの負担増

※n=87 リビング学習をしている家庭
一方で、リビング学習にはデメリットもあります。
最も多かったのは「消しゴムのカスでテーブルや床が汚れる(40.2%)」で、学習に伴う日常的な片付けや掃除の負担が上位に挙がりました。続いて「学用品でリビングが散らかる(36.8%)」も多く、生活空間と学習空間が重なることによる影響が見て取れます。
また、少数派ではありますが、「テレビや兄弟の話し声で気が散る(23.0%)」「食事の支度や後片付けのタイミングと重なる(21.8%)」という回答も見られました。
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「夕食の配膳をしたいタイミングになっても宿題が終わっておらず、テーブルの上が教科書やプリントで占領されていて困ることがよくあります。また、勉強が終わった後に大量の消しゴムのカスがテーブルや床に散乱しており、それを掃除する手間が増えることや、リビングにドリルやランドセルが放置されて生活感が丸出しになってしまうのが悩みです。」 (さっちゃんさん / 東京都 / 小3女子 / 保護者)
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「夕方は家族みんながリビングに集まる時間帯なので、どうしても話し声や生活音が出てしまいます。集中している時は問題ないのですが、疲れている日は少しの音でも気が散るようです。」 (洗濯好きママさん / 愛知県 / 小4男子 / 保護者)
このような声もあがる一方で、「特にデメリットや悩みはない(35.6%)」とする回答も一定数あり、環境や工夫次第で大きな問題なく取り入れている家庭も少なくありません。
メリットとして挙げられていた「家族が近くにいる環境」は、状況によっては集中の妨げになる側面もあり、リビング学習では環境づくりの工夫が重要になるといえます。
小学生の家庭学習を支えるのは「環境づくり」とやる気を引き出す工夫
では、小学生の家庭では、学習環境を整えるためにどのような工夫が取り入れられているのでしょうか。調査結果からは、学習環境を整えるための具体的な取り組みや、日常的な声かけの工夫が見えてきました。
子どもの学習環境を整えるためのアイテム

子どもの学習環境を整えるためのアイテムとして最も多かったのは「プリント類を整理する専用ボックス・棚(37%)」でした。必要な教材をすぐに取り出せる状態にしておくことで、学習の開始や切り替えをスムーズにしている様子がうかがえます。
また、リビングの照明だけでは手元が暗くなりやすいため、視力への配慮とともに集中しやすい環境を整える「デスクライト(26%)」、学習時間にメリハリをつける「タイマー(19%)」が上位にあがりました。
このように、「すぐに学習を始められる環境づくり」と「時間の区切りを意識した取り組み」によって、無理なく効率的に家庭学習を進めている工夫がされています。
指示は逆効果!子どもの主体性を引き出す声かけの工夫
家庭学習を進めるためには、保護者の声かけも重要な要素です。保護者のコメントからは、「命令ではなく選択を促す」「具体的に褒める」といった関わり方が、子どもが自分から取り組むきっかけになっている様子が見られました。
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「『宿題やってからゲームね』と言ったり、『宿題やった?』と聞くより『宿題何時からやる?』と自分から取り掛かるように促す。」(すずさん / 三重県 / 小4女子 / 保護者)
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「宿題を始める前に『今日はどこまでやる?』と本人に決めさせるようにしたところ、自分で区切りをつけて取り組む習慣がつきました。タイマーで時間を区切って『ここまで集中したら5分休憩しよう』と声を掛けたら、ゲーム感覚で取り組めるようになっていって、やる気が続きやすくなりました。」
(みどりママさん / 兵庫県 / 小5男子 / 保護者)
ゲーム感覚でやる気UP!タイマーやポイント制を活用した工夫
子どものやる気を引き出す工夫として、保護者の声かけだけでなく「学習後の楽しみを用意する」「ポイント制や時間ルールを設ける」といった取り組みが多く見られました。
学習とご褒美をセットにすることで、子ども自ら取り組む流れをつくっている家庭が多いようです。
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「宿題が終わったら、好きなゲームをしてもOK」というルールを作りました。この約束があることで、子どもは宿題を早く終わらせて遊びたいと思い、時間を意識して取り組むようになりました。 (KKさん / 東京都 / 小5男子 / 保護者)
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「宿題やドリルをやった際にはポイントカードにシールを貼り、10ポイントでささいなごほうびをあげるようにすることで、子どもも前向きに取り組んでくれています。」 (ふくすけさん / 福岡県 / 小1女子 / 保護者)
まとめ:小学生の家庭学習を支える3つの柱
今回の調査から、小学生の9割が「リビング学習」を選択している実態が明らかになりました。かつての「勉強は個室で」という常識はもはや過去のものとなり、リビングは「家族の憩いの場」から「親子で並走する学びの場」へとアップデートされています。
調査結果から見えてきた、明日から取り入れたい「家庭学習を定着させる3要素」は以下の通りです。
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「時間」の可視化: タイマー活用や「終わったら自由時間」という報酬で、子どもの時間感覚を養う。
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「空間」の切り替え: 勉強道具をすぐ取り出せるようにするなど、リビングを瞬時に「学習モード」へ切り替える。
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「やる気」を促す声かけ: 命令ではなく「どうする?」と子どもに選択権を譲り、小さな成功を具体的に承認する。
もし子どもの家庭学習がうまくいかないと感じているなら、ぜひ今回の調査結果をヒントに、今日から新しい工夫を取り入れてみてください。
詳細はこちらをご覧ください。
アンケート調査概要
調査対象:小学生の子どもを持つ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2026年3月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「小学生の家庭学習」に関する実態調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『小学生の家庭学習』に関する実態調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/51848/)へのリンク設置をお願いします。
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