銀行に26年勤務の著者が説く、銀行員の大失業時代の明暗を分けるものとは?現役銀行員以外も必読、その「転職力」の発揮方法!人手不足に経営者が採用すべき銀行員の特徴も
“いま”旬な本情報&著者インタビューをお届けします。by本TUBE
大杉潤さんの新刊『銀行員転職マニュアル』(きずな出版)が発売!その記念に、1億人の本と本屋の動画投稿サイト「本TUBE」では著者インタビューを開催しました。
大杉潤さんによる『銀行員転職マニュアル』(きずな出版)が2019年3月15日に発売された。本書は、金融業界のリアルと将来予測、そして行動の指針をすべて明らかにした一冊。やがて地方の銀行・金融機関に波及すると言われているメガバンク大リストラの波。フィンテック、仮想通過、RPA、AI(人工知能)、終わらない金融緩和政策……。浮上することのない銀行業界では、これから容赦のない人材の淘汰が始まる。どうすれば冬の時代になる銀行業界の枠を飛び出し、新たなフィールドで活躍できる銀行員になれるのか?この本は、銀行に26年勤務し、現在はコンサルタントとして活躍する著者が悩める銀行員だけでなく、あらゆる業界の転職志望者、経営者に向ける応援歌である。
本TUBE編集部×大杉潤インタビュー
―――――――――――――――――――――
――銀行員は全国におよそ何万人ぐらい居るんですか?
全部で40万人ぐらい居ますね。
――その方たちの多くがやはり自分たちの未来にビクビクしている?
そうですね、ものすごく不安と危機感を持っていらっしゃいます。
――銀行員の中で転職がうまくいく銀行員と、そうではない銀行員を、どうして見分けることができるのですか?
私はもともと大手銀行に22年間勤めたあと4年間、東京都が新しい銀行を立ち上げるっていうプロジェクトの創業メンバーを担当したんです。石原慎太郎知事の時代ですね。まず採用をやったんですが、2000人分の履歴書を拝見し、手分けしてなんですけど約1000人の面接をやって、結果的にその中から100名採用して一緒に仕事してきました。そういう過程で、どういう人が新しい環境で活躍できるのかっていうのがとてもよく分かったんです。
――転職がうまくいくカギは銀行員の3つの特性にあると書かれています。財務リテラシー、情報収集力とコミュニケーション能力、タフなメンタルと信用力ということなんですが。
その3つですね。最初に財務リテラシー書いてるんですけど、特に決算書が読めることが大切です。
――意外だったのがコミュニケーション能力です。
銀行って様々なローテーションが頻繁にあるんです。3年から場合によっては2年、どんどん部署も変わります。転勤もあるので、職場の仲間もそうですし、お客さんもどんどん変わるため、常に新しい人とコミュニケーションをとるんです。
――そして、その3つの他にも特性としてこの技術がないといけない、銀行員の伝家の宝刀「経営管理」とあります。
もともと決算書が読めるっていうベースがあって、先ほどの財務リテラシーですね。あと経営者にアドバイスをするっていう業務をやってきてる銀行員は多いんです。売上高から始まって経費、その他…経営上の色々な数字を整理してトレンドをきちんと残して、分析をして経営者に提示をしてアドバイスする。それを経営管理と称しています。
――そして大杉さんはこの本の中で、中高年の方が意外と転職に有利と書かれています。
銀行に20年ぐらいいて、きちんと仕事してきた人は、さっき言った3つの武器が本当に身につくんですよ。それをあとはいかに表現するか。転職のマーケットで実際に面接とかなりますよね、社長面接とか。そこでいかにPRできるかというところがポイントで、ちゃんとできれば20代30代で転職する銀行員よりは多分有利です。
――銀行員の転職マニュアルなんですけど、銀行員以外の反響もあるんですか?
それがね、けっこう大きいんです。この本は、例えば証券会社とか保険会社など、そういった業界の人達に、応用していただける内容になっています。それと、もう一つは人手不足に悩んでいるあらゆる業界の経営者の方、どうやって人材を採るんだっけっていう時に、「意外と銀行員っていうのは良いぞ」って感想を持っていただける。この本を、あらゆる業界の人に読んでほしいと思っています。
――ピンチはチャンスとよく言いますけれども、銀行の未来が暗いからと言って、銀行員の未来も暗いというわけではないと、この本を読んで銀行員の方はぜひご自身の未来について前向きな準備をしてほしいなと思いますし、また優秀な人材を探している企業の皆さんにもそのポテンシャルについてもわかる本になっていますので、ぜひ皆さん手にとってください。本日はありがとうございました!
■大杉潤
1958年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。日本興業銀行(現みずほ銀行)に22年間勤務した後、銀銀行東京の創業メンバーに。人材関連会社、メーカーの人事責任者を経て、2015年よりフリーのコンサルタント、研修講師、ビジネス書作家として活動。
著書に『銀行員転職マニュアル』(きずな出版)、『定年後不安 人生100年時代の生き方』(角川新書)、『入社3年目までのしごとの悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました』(キノブックス)がある。
____
本編では、この他にも質問やトークが盛り沢山、そして普段は見ることのできない作家さんの表情も楽しめます!完全版が見たい方は、ぜひインタビュー動画をチェック!
http://hon-tube.com/p/movie.php?movieid=2801
本TUBE編集部×大杉潤インタビュー
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――銀行員は全国におよそ何万人ぐらい居るんですか?
全部で40万人ぐらい居ますね。
――その方たちの多くがやはり自分たちの未来にビクビクしている?
そうですね、ものすごく不安と危機感を持っていらっしゃいます。
――銀行員の中で転職がうまくいく銀行員と、そうではない銀行員を、どうして見分けることができるのですか?
私はもともと大手銀行に22年間勤めたあと4年間、東京都が新しい銀行を立ち上げるっていうプロジェクトの創業メンバーを担当したんです。石原慎太郎知事の時代ですね。まず採用をやったんですが、2000人分の履歴書を拝見し、手分けしてなんですけど約1000人の面接をやって、結果的にその中から100名採用して一緒に仕事してきました。そういう過程で、どういう人が新しい環境で活躍できるのかっていうのがとてもよく分かったんです。
――転職がうまくいくカギは銀行員の3つの特性にあると書かれています。財務リテラシー、情報収集力とコミュニケーション能力、タフなメンタルと信用力ということなんですが。
その3つですね。最初に財務リテラシー書いてるんですけど、特に決算書が読めることが大切です。
――意外だったのがコミュニケーション能力です。
銀行って様々なローテーションが頻繁にあるんです。3年から場合によっては2年、どんどん部署も変わります。転勤もあるので、職場の仲間もそうですし、お客さんもどんどん変わるため、常に新しい人とコミュニケーションをとるんです。
――そして、その3つの他にも特性としてこの技術がないといけない、銀行員の伝家の宝刀「経営管理」とあります。
もともと決算書が読めるっていうベースがあって、先ほどの財務リテラシーですね。あと経営者にアドバイスをするっていう業務をやってきてる銀行員は多いんです。売上高から始まって経費、その他…経営上の色々な数字を整理してトレンドをきちんと残して、分析をして経営者に提示をしてアドバイスする。それを経営管理と称しています。
――そして大杉さんはこの本の中で、中高年の方が意外と転職に有利と書かれています。
銀行に20年ぐらいいて、きちんと仕事してきた人は、さっき言った3つの武器が本当に身につくんですよ。それをあとはいかに表現するか。転職のマーケットで実際に面接とかなりますよね、社長面接とか。そこでいかにPRできるかというところがポイントで、ちゃんとできれば20代30代で転職する銀行員よりは多分有利です。
――銀行員の転職マニュアルなんですけど、銀行員以外の反響もあるんですか?
それがね、けっこう大きいんです。この本は、例えば証券会社とか保険会社など、そういった業界の人達に、応用していただける内容になっています。それと、もう一つは人手不足に悩んでいるあらゆる業界の経営者の方、どうやって人材を採るんだっけっていう時に、「意外と銀行員っていうのは良いぞ」って感想を持っていただける。この本を、あらゆる業界の人に読んでほしいと思っています。
――ピンチはチャンスとよく言いますけれども、銀行の未来が暗いからと言って、銀行員の未来も暗いというわけではないと、この本を読んで銀行員の方はぜひご自身の未来について前向きな準備をしてほしいなと思いますし、また優秀な人材を探している企業の皆さんにもそのポテンシャルについてもわかる本になっていますので、ぜひ皆さん手にとってください。本日はありがとうございました!
■大杉潤
1958年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。日本興業銀行(現みずほ銀行)に22年間勤務した後、銀銀行東京の創業メンバーに。人材関連会社、メーカーの人事責任者を経て、2015年よりフリーのコンサルタント、研修講師、ビジネス書作家として活動。
著書に『銀行員転職マニュアル』(きずな出版)、『定年後不安 人生100年時代の生き方』(角川新書)、『入社3年目までのしごとの悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました』(キノブックス)がある。
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本編では、この他にも質問やトークが盛り沢山、そして普段は見ることのできない作家さんの表情も楽しめます!完全版が見たい方は、ぜひインタビュー動画をチェック!
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