【年収903万円】C#エンジニア2024年最新｜フリーランス副業調査

平均年収903万円、案件数8位はC#エンジニア｜フリーランス副業調査

CAMELORS株式会社

2024年7月26日 09時00分

フリーランス・複業・副業の求人マッチングサービス『SOKUDAN(ソクダン)』を運営する、CAMELORS株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：田根靖之）がお知らせいたします。

2024年最新のフリーランス・副業の「C#エンジニアの調査レポート」を発表します。

約5,000件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件（一部抜粋）から作成しました。

■調査サマリー

・C#エンジニアの平均年収903万円

・案件数ランキング8位

・週3日以下の案件が28%超

・フルリモート案件が38%超

■目次

・C#の平均年収

・C#の案件数、リモート可否、稼働日数

・C#案件の多い業界、職種

・C#の特徴、できること、作れるもの、フレームワーク、将来性

■調査結果はこちら

【2024年】C#エンジニア平均年収、案件数｜フリーランス副業調査

https://magazine.sokudan.work/post/SHki_CeS

調査対象

SOKUDAN（ https://sokudan.work/ ）に掲載された求人案件（一部抜粋）の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。

・対象期間

2019年7月1月ー2024年1月2日

・対象案件数

　2,289件　※一部抜粋

※本データ引用の際のお願い

メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。

出典：SOKUDAN Magazine ( https://magazine.sokudan.work )

C#の平均年収

平均年収903万円（言語年収ランキング12位）

C#プログラマーの平均年収は903万円で、言語年収ランキングでは12位に位置しています。最上位のGoの1,362万円と比較すると約460万円の差があり、C#は上位言語との間にかなりの開きがあることがわかります。

しかし、Java（946万円）やPHP（973万円）といった広く使われている言語と比べると、大きな差はありません。C#は Microsoft の .NET エコシステムで重要な役割を果たしており、企業システムやゲーム開発などで需要が高いことを考えると、この年収水準は妥当と言えるでしょう。

C#の案件数

案件数（案件比率）4.6%　（案件数ランキング8位）

C#は案件比率が4.6%で、プログラミング言語の中で8位に位置しています。トップのJavaScript（21.2%）と比べると大きな開きがありますが、C#はMicrosoft製品との親和性が高く、特定の分野で重要な役割を果たしています。

月収は75万円とリストの中では低めですが、案件数が比較的多いことから、C#開発者の需要は依然として安定していると言えます。ただし、Python（104万円）やGo（113万円）などの新しい言語と比べると、収入面では差が見られます。

C#案件の稼働日数

週4~5日: 71.43%

週2~3日: 28.57%

C#開発者の稼働日数を見ると、週4〜5日稼働が71.43%を占めており、フルタイムに近い働き方が主流となっています。一方で、週2〜3日の稼働は28.57%となっており、約3割の開発者がより柔軟な働き方を選択しています。

週3日以下で働く開発者が全体の4分の1以上を占めているという事実は、C#開発におけるワークライフバランスの重視や、副業・複業の可能性を示唆しています。この傾向は、IT業界全体で見られる柔軟な働き方の流れと一致しており、C#開発者のキャリアの多様性を反映していると言えるでしょう。

C#案件のリモート可否

リモート(一部)可: 59.52%

フルリモート(在宅OK): 38.10%

リモート不可: 2.38%

C#エンジニアでは、リモートワークが広く受け入れられていることがわかります。一部リモート可能な案件が59.52%を占め、フルリモート可能な案件も38.10%に達しています。これらを合わせると、実に97.62%の案件でリモートワークが可能となっています。

一方、リモート不可の案件はわずか2.38%にとどまっており、C#開発の現場では柔軟な働き方が主流となっていることが明確です。この傾向は、IT業界全体のリモートワークへの移行を反映しており、C#エンジニアにとって場所の制約が少ない働き方が一般的になっていることを示しています。

C#案件の多い業界

その他IT関連: 30.95%

玩具・ゲーム: 28.57%

システムインテグレータ: 11.90%

Webマーケティング: 11.90%

コンサルティング: 7.14%

その他人材サービス: 4.76%

C#案件の業界分布を見ると、その他IT関連が30.95%と最も多く、次いで玩具・ゲーム業界が28.57%を占めています。これは、C#がMicrosoft製品との親和性が高く、幅広いIT分野で使用されていること、また特にゲーム開発でUnityエンジンと共に広く採用されていることを反映しています。

システムインテグレータとWebマーケティングがそれぞれ11.90%で続き、コンサルティングや人材サービスなども一定のシェアを持っています。この多様な業界分布は、C#の汎用性の高さと、ビジネスアプリケーションからWebサービス、ゲーム開発まで幅広い分野で活用されていることを示しています。

C#案件の職種

バックエンドエンジニア: 42.86%

iOS/Androidエンジニア: 30.95%

フロントエンドエンジニア: 16.67%

プロジェクトマネージャー: 7.14%

C#案件の職種分布を見ると、バックエンドエンジニアが42.86%と最も高い割合を占めています。これは、C#がサーバーサイド開発やデータベース連携に強みを持つ言語であることを反映しています。

興味深いことに、iOS/Androidエンジニアが30.95%で2番目に多く、C#がモバイルアプリ開発でも重要な役割を果たしていることがわかります。これは主に、Xamarinなどのクロスプラットフォーム開発ツールの普及によるものと考えられます。

フロントエンドエンジニアも16.67%を占めており、C#がフルスタック開発にも適していることを示しています。プロジェクトマネージャーの割合は比較的低いですが、C#開発者がプロジェクト管理にも携わる機会があることを示唆しています。

C#の特徴

C#は、Microsoftが開発した汎用プログラミング言語で、.NETフレームワークの主要言語です。静的型付け、オブジェクト指向、関数型プログラミングをサポートし、Java言語に似た構文を持ちながら、より現代的な機能を備えています。

C#の特徴として、メモリ管理の自動化（ガベージコレクション）、型安全性、豊富な標準ライブラリ、LINQによる強力なデータクエリ機能が挙げられます。また、非同期プログラミングの簡易化や、Nullableな型の導入など、開発者の生産性向上に寄与する機能が充実しています。Microsoftのエコシステムとの高い親和性を持ちつつ、クロスプラットフォーム開発も可能で、Windows、macOS、Linuxなど様々な環境で動作するアプリケーションを開発できます。

C#でできること

C#は多様な用途に適用可能な言語です。主な活用分野は以下の通りです。

デスクトップアプリケーション開発

Windows Formsや、より現代的なWPF（Windows Presentation Foundation）を用いて、洗練されたGUIアプリケーションを作成できます。

Webアプリケーション開発

ASP.NET CoreフレームワークでクロスプラットフォームなWebアプリケーションやAPIを構築できます。

クラウドサービス開発

Microsoft Azureとシームレスに統合し、スケーラブルなクラウドサービスを開発できます。

ゲーム開発

Unity engineを使用して、マルチプラットフォームのゲームを開発できます。

モバイルアプリ開発

Xamarinを使用して、iOS、Android向けのネイティブアプリを単一のコードベースで開発できます。

IoTアプリケーション

.NET CoreのIoTサポートにより、組み込みシステムやIoTデバイスのプログラミングが可能です。

機械学習アプリケーション：ML.NETを使用して、予測モデルの構築や機械学習タスクの実行が可能です。

この多様性により、C#は企業システムからエンターテインメント、科学計算まで幅広い分野で活用されています。

C#で作れるもの

C#を使用して、以下のようなさまざまな製品やサービスを開発することができます。

【業務用アプリケーション】

顧客管理システム（CRM）

在庫管理システム

会計ソフトウェア

人事管理システム

【Webアプリケーション】

Eコマースサイト

コンテンツ管理システム（CMS）

ソーシャルメディアプラットフォーム

オンライン予約システム

【モバイルアプリ】

クロスプラットフォームのモバイルゲーム

生産性向上アプリ

フィットネストラッカー

AR/VRアプリケーション

【デスクトップソフトウェア】

テキストエディタ

画像編集ソフト

音楽プレイヤー

システムユーティリティ

【ゲーム開発】

2D/3Dゲーム（Unity使用）

マルチプレイヤーオンラインゲーム

教育用ゲーム

シミュレーションゲーム

【IoTアプリケーション】

スマートホームコントロールシステム

産業用センサーモニタリングシステム

ウェアラブルデバイスアプリケーション

C#のフレームワーク

C#開発では、目的に応じて様々なフレームワークを利用できます。主要なものは以下の通りです。

【.NET Framework】

Windowsプラットフォーム向けの古典的なフレームワークで、デスクトップアプリケーションやWebアプリケーションの開発に使用されます。

【.NET Core / .NET 5以降】

クロスプラットフォーム対応の次世代フレームワークで、高性能でスケーラブルなアプリケーションの開発に適しています。

【ASP.NET Core】

Webアプリケーション、RESTful API、マイクロサービスの開発に特化したフレームワークです。

【Entity Framework Core】

オブジェクト関係マッピング（ORM）フレームワークで、データベース操作を簡素化します。

【Xamarin】

クロスプラットフォームのモバイルアプリ開発フレームワークで、iOS、Android向けのネイティブアプリを開発できます。

【Unity】

ゲーム開発エンジンで、2D/3Dゲームの開発に広く使用されています。

【WPF (Windows Presentation Foundation)】

リッチなデスクトップアプリケーションのUIを開発するためのフレームワークです。

【Blazor】

C#を使用してインタラクティブなWebアプリケーションを構築するためのフレームワークです。

これらのフレームワークにより、C#開発者は様々な種類のアプリケーションを効率的に開発することが可能になります。

C#の将来性

C#は継続的に進化を続けており、将来性の高いプログラミング言語の一つとして評価されています。Microsoftの強力なバックアップと、オープンソースコミュニティの活発な貢献により、言語機能とエコシステムの両面で急速な発展を遂げています。

クラウドコンピューティング、AI、IoTなどの成長分野でC#の需要が高まっており、これらの分野でのキャリア機会が増加しています。特に、.NET 5以降のクロスプラットフォーム対応により、C#の適用範囲が大きく広がっています。

年収面では、C#開発者の平均年収は903万円（言語年収ランキング12位）となっています。トップランクの言語と比べるとやや低めですが、依然として高水準を維持しています。また、C#のスキルを活かせる分野が多岐にわたるため、専門性を高めることで更なる収入増加の可能性があります。

将来的には、クラウドネイティブ開発やマイクロサービスアーキテクチャの普及に伴い、C#の需要は安定的に推移すると予想されます。また、AIやマシンラーニング分野での活用も増加傾向にあり、これらの新技術に対応するC#開発者の価値は今後も高まると考えられます。継続的な学習と最新トレンドへの適応が、C#開発者のキャリア成功の鍵となるでしょう。

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