【観光公害の新境地】住宅街の生活道路が観光インフラに。公道カートの「#ステルス車庫」問題、周辺住民の8割が「危険・不安」と回答

株式会社ワールドエッグス

違和感や共感といった「モヤモヤ」を言語化し、そのナラティブから世界に新たな視座や視点を提供する物語的シンクタンク、ニッポンモンダイ(編集部:東京都、編集委員長:波房克典)は、外国人観光客に人気の公道カートについて、首都圏・関西圏在住の300名を対象として「公道カートの車庫」に着目し、調査を実施しました。

調査の結果、公道カートの車庫や出発地点が自分の身近になった場合、8割超が『危険・不安』と感じていることが判明。大半の周辺住民が、生活圏でのカート拠点設置に対して明確な危険性を認識している実態が浮き彫りになっています。

また、公道カートに対して『事故が起きない限り警察が対応できないケースがある』という現状については、『事故が起きる前に対応すべきだ』と回答した人が9割に上りました。

さらに、『公道カートの車庫や出発地点が自分の身近になった場合』と『自宅の近くに公道カートの車庫が設置された場合』の回答をクロス集計すると、「条件付きなら可」と答えた人の9割近くが「危険だと思う」「やや不安」と回答しており、公道カートの受け入れに極めて慎重な姿勢を示していることが分かります。

外国人観光客に人気の公道カートですが、その発着地点となる車庫は地域住民以外にほとんど意識されていません。車庫が住宅街に設けられることで、地域住民は、エンジン音や観光客の嬌声、事故の不安など、日常生活で我慢を強いられています。今回、このモンダイに着目し、現状と調査結果を交え、公道カートの「#ステルス車庫」問題に迫っています。

【本調査のポイント】

#ステルス車庫モンダイとは?

外国人観光客に人気の公道カートの車庫が住宅街に設けられることで、地域住民は、エンジン音や観光客の嬌声、事故の不安や日常生活に我慢を強いられるオーバーツーリズムの不条理さにさらされる。

1.公道カートが住宅街に│車庫が設けられるのは観光地付近の住宅街

2.8 割超が危険・不安を感じる│住宅街や学校・公園の近くの車庫に警戒

3.子どもたちのすぐ近くにある車庫│隣は保育園、目の前は児童公園

4.規制の空白地帯│生活道路が講習ルートになっている

5.生活道路が観光インフラになる│車庫にもルールづくりが必要

【調査結果のトピックス】

1. 『危険・不安』と感じる人は8割超

危険だと思う(43.3%)、やや不安(39.0%)と合わせ、大半の回答者が生活圏でのカート拠点設置に対して明確な危険性を認識しています。

2. 事前の規制やルールの見直しを求める声が9割

事故前に規制すべき(46.7%)、条件付きで規制すべき(41.3%)を合わせると9割の人が、騒音や危険な走行など「走行中」の取り締まりだけでなく、拠点となる「車庫」への規制など、未然に事故やトラブルを防ぐための根本的な枠組みを求めていました。

3. 8割以上が自宅周辺への公道カートの車庫設置に否定的

受け入れられない(35.4%)、条件付きなら可(47.3%)を合わせると8割以上の人が自宅周辺への設置に否定的であり、地域住民との十分な対話や合意形成がないまま進出する「#ステルス車庫」への強い反発が示されました。

4. 車庫設置の「条件付きなら可」は容認ではない。実は、9割が慎重な姿勢

公道カートの車庫設置に関して「条件付きなら可(47.3%)」が最多で、一見、公道カートに理解を示す人が多いようにも見えます。

しかし、Q1(公道カートの車庫や出発地点が自分の身近になった場合)とQ3(自宅の近くに公道カートの車庫が設置された場合)をクロス集計すると、「条件付きなら可」と答えた人の実に約9割が「危険だと思う(23.9%)」「やや不安(62.0%)」と回答。

つまり、「条件付きなら可」は容認ではなく、「条件が整えば受け入れられる(条件が整わなければ受け入れられない)」という慎重な姿勢であることが浮き彫りになりました。

「発着する車庫」にも目を向けた制度設計を

現在、公道カートに関するトラブルは現場の「走行マナー」に焦点が当てられがちですが、本質的な問題は「車庫」が規制の緩い住宅街に作られ、そこから直接観光客が生活道路に放たれている構造にあります。

ニッポンモンダイでは、これを単なる一部の交通マナー問題ではなく、地域住民の安全な暮らしを直接的に脅かす『新しい形の観光公害(オーバーツーリズム)』と位置づけ、観光と暮らしを両立させるためには、「走る場所」だけでなく「発着する車庫」にも目を向けた制度設計が求められていると考えています。

【調査概要】

調査名:観光用公道ゴーカートの発着場所に関する調査

調査対象:東京都・大阪府の男女300名(15~89才、男女各150名)

調査方法:インターネット調査(Freeasy)

調査時期:2026年5月26日

調査主体:ニッポンモンダイ

【メディア関係者の方へ】

※本調査結果をご利用の際は「ニッポンモンダイ調べ」と明記ください。

※本リリースの調査グラフ・画像素材は、報道目的での二次利用が可能です。

※編集委員長・波房克典および編集部へのインタビュー、コメント提供等も可能です。お気軽にお問い合わせください

ニッポンモンダイとは

解決よりも、問い続けることを価値とする文化をつくる。

ふと、見過ごされていたり、まだ誰も気づいていない

「違和感」や「共感」といった「モヤモヤ」を言語化し、

そのナラティブから、世界に新たな視座や視点を提供する。

ニッポンモンダイは、そんな物語的シンクタンクです。

公式サイト:https://nippon-mondai.jp/

株式会社ワールドエッグスが企画・運営しています。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社ワールドエッグス

2フォロワー

RSS
URL
https://world-eggs.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
-
代表者名
波房克典
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年06月