「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」ゴールボール 決勝 男子は中国に5-3で逆転勝利、アジアパラ初の金メダル!女子は中国に0-2で敗れ、銀メダル獲得!

一般社団法人日本ゴールボール協会(JGBA)

 2026年10月23日(金)、豊橋市総合体育館(愛知県豊橋市)にて「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」ゴールボール競技の決勝が行われ、男女ともに中国と対戦しました。

 男子は2-3とリードを許して前半を折り返したものの、後半は金子選手の3得点で逆転し、5-3で勝利。後半は中国を無得点に抑え、アジアパラ競技大会で初となる金メダルを獲得しました。また、金子選手は大会通算26得点を挙げ、男子の得点王に輝きました。

 女子は、予選で0-1と惜敗した中国と決勝で再戦。中国のペナルティスロー2本を止めるなど粘り強い守備を見せましたが、0-2で敗れ、銀メダルを獲得しました。

■決勝 結果

男子 日本 5–3 中国

女子 日本 0-2 中国

■最終順位

男子:1位 日本、2位 中国、3位 韓国、4位 イラン、5位 タイ、6位 カタール

女子:1位 中国、2位 日本、3位 タイ、4位 韓国

■試合レポート

<男子>

前半は田口選手、宮食選手、金子選手の3人でスタート。開始38秒、宮食選手のペナルティゴールで先制すると、2分11秒にも宮食選手が決めて2-0に。しかし9分00秒から中国に3連続得点を許し、2-3と逆転されて前半を折り返しました。

後半は開始1分08秒、金子選手のゴールで同点に追いつくと、その後は互いに譲らない展開が続きます。9分30秒、金子選手が勝ち越しのゴールを決めて4-3。さらに試合終了間際の11分45秒には金子選手がペナルティゴールを決め5-3とし、中国を振り切りました。田口選手、宮食選手、金子選手の3人が交代なしで24分間を戦い抜き、後半は中国を無得点に抑え、アジアパラ初の金メダルを獲得しました。

得点者:

金子 和也(#7)3点

宮食 行次(#8)2点

<女子>

前半は高橋選手、萩原選手、新井選手の3人でスタート。互いに守り合う展開の中、5分38秒に先制点を許し、0-1で前半を折り返しました。

後半は高橋選手、木村選手、安室選手の3人でスタート。開始40秒に追加点を許し、0-2とリードを広げられます。試合を通して、中国のペナルティスロー2本を高橋選手と萩原選手がそれぞれブロックするなど、最後まで粘り強く守りましたが、反撃の1点が遠く、0-2で敗れ、銀メダルを獲得しました。

■大会得点ランキング(IBSA発表)

参考:https://www.goalball-events.com/events/26-asia-paragames/asia-para-games-26-top-scorers

<男子>

1位 金子 和也(日本)26点

2位 ハサン・ジャファリ(イラン)22点

3位 ヤン・ミンユアン(中国)21点

※日本選手のその他の順位:宮食 行次 4位(16点)、鳥居 陽生 11位(11点)、永野 陽希 16位(5点)

<女子>

1位 チャン・シーリン(中国)12点

2位 ワン・チュンヤン(中国)8点

3位 萩原 紀佳(日本)7点

※日本選手のその他の順位:新井 みなみ 4位(5点)、安室 早姫 5位(5点)、木村 由 7位(3点)

■決勝戦を終えてのコメント

<男子>

工藤 力也ヘッドコーチ

予選リーグは、全勝通過のようなきれいな形ではなく、タイとの8-8の引き分けなど、想定外の結果もありました。それでも、どの試合もチームとしてやれる準備をして臨んだ結果です。思ってもいない結果だったとしても、次の試合に向けてきちんと振り返り、チームを上げていく。リーグ戦から決勝トーナメントに向けて、丁寧にチームビルディングをしていくという意味では、非常に良い大会だったと思います。

男子のゴールボールの楽しさは、ボールのスピード感です。見えない選手がこれだけ速いボールを取れるのかと感じてもらえるスピード感と、音。「見えない中での格闘技」と言われるほど楽しいスポーツだということを、本当に手に汗握る決勝戦で伝えられたと思います。見ている人に勇気や元気を届け、モチベーションが上がるような試合を見せることができました。男子選手たちがこれまで努力を続けてきた、今の時点での集大成が決勝戦に詰まっていて、それを皆さんの前で見せられたことが、チームとしても非常に嬉しかったです。

金子 和也選手

嬉しいですね。中国は世界選手権で1位を取ったチームですし、僕自身、その中国と24分間フルで試合をした経験はありませんでした。その中で、やられても修正して点を取り返すことを実行できてよかったです。1週間あった大会ですが、日本の応援の方々が毎日来てくれて、とても力になりました。本当にその結果の金メダルだと思います。僕らがこの試合で金メダルを獲得したことで、皆さんに返せたものがあればいいなと思います。

宮食 行次選手

パリパラリンピックの試合から数えると中国に3連勝(パリパラリンピックの準決勝、本大会の予選と決勝)できたことが何より嬉しいです。中国は常に意識してきたライバルで、ずっと超えられなかった壁でした。それをパリで破ることができ、今回2連勝できたことで、あれがまぐれではなかったと証明できたと思います。そこが一番嬉しいです。

会場での応援は、本当にすごい力になりました。タイムアウトやボールがコートの外に出たタイミングで、「いけるぞ」「我慢だぞ」という声が僕たちの背中を押してくれました。後半に集中力を保てたのは本当に観客の皆さんのおかげだと、身をもって感じました。ありがとうございました。

田口 侑治選手

やりました!根性でいきました。世界選手権が終わってから、すごく追い込んできたので、その結果がここで出てよかったです。もっともっと上手になるので、これからも期待してください。

行弘 敬祐選手

めちゃくちゃ嬉しいです。今までこういうタイトルをあまり持っていなかったので、すごく嬉しいですし、この結果は一つの自信にもなりました。田口選手が中国戦であれだけ頑張ってくれたので、世界一の選手の座を2人で争っていきたいと思っています。今後もバチバチやり合って、スタメンの座を取りたいと思います。

鳥居 陽生選手

とにかく嬉しいです。嬉しいしかないです。これまでは銀メダルだったので、やっと念願の金メダルです。これを機に、次のワールドゲームズでも勝って、そのままロサンゼルスでも勝って、パラリンピック2連覇を達成したいと思います。

永野 陽希選手

コートの内外で、自分でできることはやったつもりです。次のロサンゼルスに向けて、もっともっと出場機会をもらえる選手になれるように、公私ともに強化していきたいと思います。

<女子>

藤堂 愛ヘッドコーチ

悔しいの一言しかないですね。予選から決勝に向けて着々と歩みを進め、いい形で決勝まで来ることができました。決勝も作戦を練り、いいコンディションで臨んだのですが、あと一歩という惜しい場面がいくつもありながら、そこで押し切る力、攻撃の力が一歩及ばなかった。やっていることは間違っていないという感覚は得られたので、個々の技術などをさらに高めていけば、チーム力としては負けていない部分があると思います。またどこかでリベンジを果たしたいと思っています。皆さんの応援が本当に力になりました。ありがとうございました。

高橋 利恵子選手

応援いただきありがとうございました。金メダルを目指してやってきたので、銀メダルという結果には、すごく悔しい気持ちでいっぱいです。予選からずっと取り組んできた、押していく攻撃では、中国をバタつかせることもできたという手応えを感じました。ロサンゼルスパラリンピックの出場権獲得に向けて、今回出た課題をしっかり振り返りながら、チームでレベルアップしていけるように頑張っていきたいと思います。今後とも応援よろしくお願いします。

神谷 歩未選手

決勝戦もたくさんの応援ありがとうございました。負けたことは悔しいです。自分たちのやりたいことをでき、惜しい場面を何度も作り出すことができましたが、あと一歩届きませんでした。決勝戦すごく緊張しましたが、皆さんの声援にとても力を貰いました。ありがとうございました。来年5月にはロスの切符をかけた大会が控えています。今大会の成果と課題をしっかり整理し、ロスの切符獲得に向けてまた頑張りたいと思います。

新井 みなみ選手

自国開催でたくさんの方に応援していただき、すごく試合を楽しむことができました。応援ありがとうございました。結果は0-2で負けてしまい、金メダル獲得とはならず、すごく悔しい思いです。それでも、日本の攻撃で押せていた部分もあったと思うので、中国から点を取るために、そこは今後も引き続き強化していきたいです。課題だと感じたところは、日頃の練習やトレーニングの中でみんなですり合わせながら、取られても取り返せる力や、守り切る力を身につけていきたいと思っています。

安室 早姫選手

チャンスを作りながらも得点につなげることができず、結果的に中国に2敗してしまったのは大変悔しいです。それでも、6月の世界選手権で優勝した中国と拮抗した試合ができたことは、大きな意味があったと思います。また、アジアの中で着実に成長してきている韓国やタイには、しっかり確実に勝ち切ることができました。今、私たちが一番の目標としているロサンゼルスパラリンピックの出場権獲得に向けて、来年の大会に向けたいい手応えが得られたと思っています。応援ありがとうございました。

萩原 紀佳選手

率直に悔しいです。母国開催ということもあって、本当にたくさんの方がSNSを通して、また会場に足を運んで応援してくださっていたので、そこに最高の結果で応えたいと思っていました。それがかなわなかったことが、すごく悔しいです。それでも、たくさんの方々の応援のおかげで決勝まで進み、銀メダルを獲得できたことは、本当に大きな勇気になりました。応援してくださったすべての方々に感謝しています。また、これだけ大きな大会を日本で開催するにあたって、ボランティアの皆さまをはじめ、関係各所の皆さまに多大なご尽力をいただいたと思います。本当にありがとうございました。

木村 由選手

試合では、今まで自分がやってきたことをちゃんと出し切れたかなと思います。ただ、コントロールの精度や、慣れない会場での対応など、もっともっと伸ばすべきところがいっぱいあると思うので、ロスに向けて、そこにもしっかり取り組んでいきたいと思います。

■関連サイト

https://jgba.or.jp/5th-asian-para-games-2026-aichi-nagoya-goalball

■大会概要

【大会名】愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会

【大会期間】 2026 年10月18日(日)~10月24日(土)

【競技日程】2026年10月17日(土)~23日(金)

【競技会場】愛知県豊橋市 豊橋市総合体育館

■出場国

【男子】

日本、中国、イラン、韓国、タイ、カタール

【女子】

日本、中国、韓国、タイ

■大会を通じた日本代表の成績

<男子>金メダル

予選 日本 12-2 カタール

予選 日本 8-8 タイ

予選 日本 13-6 中国

予選 日本 3-5 韓国

予選 日本 9-2 イラン

準決勝 日本 9-3 韓国

決勝 日本 5-3 中国

<女子>銀メダル

予選 日本 10-0 タイ

予選 日本 0-1 中国

予選 日本 6-0 韓国

準決勝 日本 4-0 韓国

決勝 日本 0-2 中国

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会社概要

URL
https://jgba.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都足立区綾瀬4-22-10 103
電話番号
03-5849-3982
代表者名
梶本美智子
上場
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資本金
-
設立
1994年05月