こども弁護士が乙姫様を救うには!? 弁護士の出前授業で「模擬裁判」を体験

豊橋市

愛知県豊橋市の天伯小学校で、現役の弁護士による出前授業「模擬裁判体験」が行われました。浦島太郎の昔話をベースに、「訴えられてしまった乙姫様を助けるにはどうしたらいいの?」という観点から、子どもたちが弁護士に。裁判所の仕組みや弁護士の仕事について学ぶと同時に、模擬裁判も体験しました。

 


裁判所や弁護士という言葉を耳にしたことはあっても、自分の生活にはあまり関係ない、という人が多いのではないでしょうか? 子どもたちにはなおさら遠く感じやすい内容ですが、今回の授業では浦島太郎の物語をベースにした模擬裁判を体験。

裁判では、訴えられてしまった乙姫様を救うため、子供たちが弁護士役に。グループで相談し、裁判に臨む参加型形式で進められ、裁判や弁護士の仕事についてより身近に感じられる、貴重な学びの場になりました。
 


会場は音楽室。裁判所に見立てて、台上には裁判官、検察官、被告人である乙姫様の3名が。

裁判官の恰好が黒いマントのように見えたようで、「ハロウィン?」という声も。のちにこれは「法服」といって、黒はどんな色にも染まることがなく、「誰かの味方」という印象を持たれないから黒と決まっているんだよ、と教えてもらいました。
 

真剣にメモをとる様子真剣にメモをとる様子


まず、弁護士さんの口から「異議あり!」という言葉を聞くと、「テレビで聞いたことある!」など即座に反応する子供たち。関係ない質問をした時や、その人の体験じゃないことを質問した時に使うんだよ、と教えてもらいました。

また、「検察官」という聞き慣れない役割にも、「検察官は本当のことを知りたいあまり、関係ないことや、意地悪な質問をしたりすることもあるよ」と説明してもらい、子供たちもイメージが湧いた様子。
 

検察官が乙姫様に「(写真を見せながら)ラーメンは好きですか?」と質問すると、大きな声で「異議あり!」と反応していました。
 

弁護士さんと一緒にグループで考える子どもたち弁護士さんと一緒にグループで考える子どもたち


この裁判のポイントは「乙姫様は浦島太郎が玉手箱を開けたらおじいさんになってしまう、と知っていながら玉手箱をプレゼントした。有罪か?」というもの。1クラス3、4人ずつの少数グループに分かれ、そして1つのグループに1名の弁護士さんが入り、起訴状を元に無罪にする方法を話し合い、いろいろな意見が飛び交いました。
 

弁護士になりきって、どの班も「○○だから、乙姫様が無罪だと思う」と発表することができ、裁判がどういうものなのか、理解できた様子でした。

また、気になることを直接聞ける、貴重な質問タイムも設けられました。授業全体を通して、初めて聞くような難しい言葉も多くありましたが、子供たちからは「詳しく説明してくれたから、よく分かった」「サスペンスで見て聞いたことがあった」「弁護士さんてかっこいい」という感想が。また「今回は乙姫様の意見しか聞いていないので、浦島太郎の意見も聞いてみたかった」という鋭い意見もありました。
 

弁護士バッジを見る児童弁護士バッジを見る児童


最後には実際の弁護士バッジを目にする貴重な体験ができました。子供たちからは「意外と重い!」という声が。実際に手に取らせてもらい、裏にも文字が書いてあるなどの発見をしながら、感触を確かめます。

 

なかなか見られない貴重さから、先生も思わず確認!

弁護士の先生方には「このような取り組みを通して、弁護士の仕事を身近に感じてほしい」という想いがあり、これからも積極的に活動していきたいとのことでした。

全員参加型の模擬裁判を通して、理解がぐっと深まった様子の子供たち。貴重な体験が出来た一日になりました。

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
愛知県豊橋市今橋町1番地  
電話番号
0532-51-2111
代表者名
浅井由崇
上場
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資本金
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設立
1906年08月