ダブルビーム分光光度計「UH5250」をECサイトで販売開始
本製品は、現在販売している「UH5200シリーズ」のEC販売専用モデルとして開発され、高精度な分析能力と品質を維持しながら、初期設定のオペレーションを簡易化する機能を搭載するなど、メーカーエンジニアによる据え付け作業が不要で、お客さま自身で簡単に装置のセットアップが可能です。製品登録をすれば、延長保証や日立ハイテクグループの保守サポートを受けることができ、ECサイトでも安心してご購入いただけます。
本製品のEC販売により、お客さまの装置購入に関わる負担を軽減することで、お客さまが分析業務により集中できる環境づくりに貢献するとともに、全国各地のお客さまにスピーディーに製品を提供します。
*1ダブルビーム:装置内の光路を2つに分ける方法で、時間の経過によって起こる光源のゆらぎ等を自動で補正することができ、長時間にわたる測定においても、安定した分析性能の維持と高精度な測定を実現する光度計の仕組み。
*2 EC:Electronic Commerce、電子商取引
■本製品開発の背景
分光光度計は、試料中に含まれる成分の濃度や含有量などを測定・分析する装置で、大学や企業の研究・開発、品質管理、環境モニタリングなどに使用されています。日立ハイテクサイエンスの「UH5200シリーズ」は、高精度なダブルビームタイプの分光光度計で、材料・環境・製薬・バイオなど幅広い分野で活用されてきました。
近年、廃棄物中の有害物質や食品中の特定物質の含有量測定など、人々の安全安心な暮らしを支える分析のニーズは高まっており、分析業務は増加傾向にあります。また、ECサイトの利用が浸透し、分析業務で忙しい中、ECサイトで手軽に装置を購入したいというお客さまのニーズも高まっています。
■本製品の特長
1.装置購入にかかる期間の短縮
ECサイトを使用した販売体制により、装置の購入検討から製品の納入・使用開始までの期間を約2ヵ月から最短7日*3に短縮しました。装置の故障や買い替えなど、お客さまの急なニーズに応じた提供も可能になります。
*3 所要日数は一例であり、在庫や物流状況、その他諸条件により変動することがあります。
2.納品から装置使用開始までの作業簡素化
メーカーエンジニアによる据え付け作業が不要な設計や、セットアップマニュアルと操作ビデオの提供、自動性能確認機能の搭載により、お客さま自身で簡単に装置の初期設定作業が可能になりました。また、梱包材を削減し、開梱作業の簡易化、梱包材廃棄の負担削減、および環境負荷低減に貢献します。
3.高精度な分析性能を備えた高品質な装置の提供
EC販売専用モデルである本製品においても、「UH5200シリーズ」と同等の分析性能と操作性を実現するとともに、日立グループの厳しい管理基準における開発・製造により、高精度で高品質な信頼性の高い分光光度計を提供します。また、購入後の製品登録*4により通常1年の保証期間が2年に延長され、サポート体制についても日立ハイテクグループの保守サービスを受けることができ、ECサイトでも安心して製品を購入いただけます。
*4 装置到着後30日以内に製品登録を実施いただく必要があります。
本製品は2023年9月6日(水)から8日(金)まで、幕張メッセ国際展示場(千葉県)で開催される「JASIS2023(最先端科学・分析システム&ソリューション展)」において、実機の展示を行う予定です。
日立ハイテクサイエンスは、幅広い分野における研究・開発、品質管理業務を支え、人々の QoL 向上に貢献していきます。今後も日立ハイテクグループは、「解析・分析」のコア技術を磨きあげ、「環境・レジリエンス・安全安心」の分野における社会やお客さまの課題解決に貢献していきます。
■「UH5250」製品サイト
※本製品は、Amazonビジネスにおいて株式会社ソフィックスのストアにて販売します。
■日立ハイテクについて
日立ハイテクは、2001年、株式会社日立製作所 計測器グループ、同半導体製造装置グループと、先端産業分野における専門商社である日製産業株式会社が統合し、誕生しました。2020年、日立製作所の完全子会社となり連携を強化していくことで、社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現をめざしています。
医用分析装置、バイオ関連製品、分析機器、半導体製造装置、解析装置の製造・販売に加え、社会・産業インフラ、モビリティなどの分野における高付加価値ソリューションの提供を通して、グローバルな事業展開を行っています(2023年3月期日立ハイテクグループ連結売上収益は6,742億円)。
詳しくは、日立ハイテクのウェブサイト(https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/ )をご覧ください。
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