オムロン サイニックエックス、「TECHNO-FRONTIER 2025」に出展

オムロン サイニックエックス株式会社（本社：東京都文京区、代表取締役社長：諏訪正樹、以下 OSX）は、2025年7月23日（水）から7月25日（金）までの3日間、東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催される「TECHNO-FRONTIER 2025 第5回 工場内のデジタルトランスフォーメーション（DX）展」に出展します。

OSXは、近未来の社会から必要とされる革新技術を創出し、それらの社会実装を目指しています。OSXでは、「身体と五感を有するAIエージェント」を研究の方向性として定め、近年、注目を集めている“Physical Intelligence”をテーマに、AI、ロボティクス、インタラクションの各領域において研究に取り組んでいます。その研究内容から、工場のDX化に貢献する「データを共有することなくAI開発効率を高める技術」を紹介します。また、人の手のような巧みな操作をロボットで実現する「軽量で多様な動作が可能な次世代ハンド型ロボット」も紹介します。詳細は、以下の通りです。

■Decentralized X (DcX)：非集中学習

概要	本テクノロジーは、データを集約せずに複数のAIモデルを統合することで、AI開発期間を短縮し精度を向上させる技術です。従来のAI開発では、十分な量のデータを一箇所に集約し学習させる必要があります。近年、個人情報や機密情報など秘匿性の高いデータをAIモデルで扱ったり、それらのデータから専用のLLMを構築したいニーズが高まっています。しかし、「データを十分に集めるには多くの時間を要する」「一箇所に集めたり共有することが困難」「データを共有せずに秘匿性を確保したい」といった課題により、精度の高いAIモデルを開発することが難しいケースがあります。

■次世代ハンド型ロボット 「PLEXUS Hand」

概要	本テクノロジーは、手の中で物を持ち替える「In-hand manipulation」を、わずか4つのモータで実現し、多様な把持動作が行える次世代ハンド型ロボットです。その重さは、わずか311gです。特に親指に着目し、その動作軸を最適化することで、従来のロボットハンドでは困難だった指先同士で繊細に『つまむ』持ち方から、親指の指先と人差し指の側面で『挟んで固定する』持ち方への物体のシームレスな移行を可能にしました。人の手のような巧みな物体操作を追求しながら、実用性と装着性を兼ね備えたハンド型ロボットとして、身体の一部としての義肢装具にとどまらず、さまざまな環境下で人間をサポートする高機能なロボットシステムの未来を切り拓く一歩となることを目指しています。

当社ブースへの皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

▶出展特設サイトはこちら（https://www.omron.com/sinicx/activity/news/techno-frontier/）

【TECHNO-FRONTIER 2025 第5回 工場内のデジタルトランスフォーメーション（DX）展】

公式ホームページ：https://www.jma.or.jp/tf/outline/dx.html

会期	2025年7月23日（水）〜7月25日（金）　10:00-17:00
会場	東京ビッグサイト　西2ホール 来場のご案内(https://www.jma.or.jp/tf/visit/index.html)
当社ブース	K-25

オムロン サイニックエックス株式会社について

オムロン サイニックエックス株式会社は、オムロンが考える"近未来デザイン"を創出する戦略拠点です。「AI」「ロボティクス」「IoT」「センシング」など、幅広い領域の最先端技術のトップ人財が研究員として在籍し、社会的課題を解決するために、技術革新をベースに「ビジネスモデル」「技術戦略」「知財戦略」を統合し具体的な事業アーキテクチャに落とし込んだ"近未来デザイン"を創り出します。また、大学や社外研究機関との共同研究を通じて「近未来デザイン」の創出を加速していきます。

◆ホームページ：https://www.omron.com/sinicx/

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